憂悶の空は語らず
たまに雷光 光るのみ
実体のない裳抜けそこに
空疎な風は吹き過ぎる
永久まで続くか懈怠の雲
求むは光の暖かさ
シニカルな嘲笑の渦
美神は笑う
実在への憧れを
夢見る仮象の蒼き唄
・・・・トム トム トララ トララ ララ・・・・
敗残の徒の歩み
せめて追い風救えよと
・・・・トム トム トララ トララ ララ・・・・
ランボーは呪縛を解くために旅に出た
私は帰依するため 旅に出る
そこで何が待っているのか
知るや良しなに歩は進む
シャルルヴィルを後に
偉大な放浪者は野に消えた
手に持つ懐疑
そこかしこに漂った
流れる雲と共に
そうする事によって忘れようと
一縷な望みに縋った
そぼ降る秋雨のなか
私も向かおう
未知の国で 明日を見よう
私は帰依するため 旅に出る
そこで何が待っているのか
知るや良しなに歩は進む
シャルルヴィルを後に
偉大な放浪者は野に消えた
手に持つ懐疑
そこかしこに漂った
流れる雲と共に
そうする事によって忘れようと
一縷な望みに縋った
そぼ降る秋雨のなか
私も向かおう
未知の国で 明日を見よう
湯田の空は悲しく
汽笛 唄 物の音伝える
そこ吹く風は
泣き声を運んで来る
そこには駄々っ子いて
ピエロの様な駄々っ子いて
お前の身空を思うとき
天空の鐘が鳴る
ああ お前はこの空を愛し
一度は地団太にし
けれど帰って来た
今は何もない
嘗ての名残は何もない
・・・・その時 影が横切った
やはり私も弱いので
しがない文字を連ねるしかないのです
何が昇華なものですか
悲しい空疎な営みです
青葉揺れ
春が来たと騒いでますが
なんだか晩秋のような
暮れなずみが覆うのです
何を言おうとしてるのか
何をすればいいのか
それがわかれば いいのですが
どうしてこうなるのか
なぜそうなのか
わかれば いいのですが
しがない文字を連ねるしかないのです
何が昇華なものですか
悲しい空疎な営みです
青葉揺れ
春が来たと騒いでますが
なんだか晩秋のような
暮れなずみが覆うのです
何を言おうとしてるのか
何をすればいいのか
それがわかれば いいのですが
どうしてこうなるのか
なぜそうなのか
わかれば いいのですが
昔惚れてた女を
想い出の中に閉じ込め
綺麗にしたまま閉じ込め
オブラートに包めたら幸せだ
見たいように見え
空ろ幻惑ではなく
目と目で語れる
実在に近い夢を見たい
すべての飾りはいらない
あるがままの
点と点
その心が化粧したとき
その時は泣けた
何かが散った その時散った
想い出の中に閉じ込め
綺麗にしたまま閉じ込め
オブラートに包めたら幸せだ
見たいように見え
空ろ幻惑ではなく
目と目で語れる
実在に近い夢を見たい
すべての飾りはいらない
あるがままの
点と点
その心が化粧したとき
その時は泣けた
何かが散った その時散った
吹き荒ぶなか
ボロをまとい黙然と
仰げば空
そこには妖女 我を呼ぶ
混沌たる宴
遊惰の国 待ちわびる
艶美の嵐
とろけよと 空は言う
あまたの男たち 生汁吸われ
つぼみは育つ
この快楽
淫虐の日々
乳繰る夜もすがら
その子十九 この快楽
物語と言っても
それはつまらない事です
ありし夜の
ただの一齣です
そう よくある事です
私には綺麗に見えました
浮気女の薄笑い
ただ それだけです
それでも暮れなずみ
歯車廻ります
・・・・
それでも朝が来て
歯車廻ります
・・・・
梅雨 最中 六月
一人の男の為に
集う者達の数々
香煙の漂う中で
墓前には桜桃
恥じらいの実
黒石と赤玉
草葉で笑う声
泣くような空
過ぎる風
あの人は そこに
遠きの日々
行く末に光るもの
一つの御霊
一人の男の為に
集う者達の数々
香煙の漂う中で
墓前には桜桃
恥じらいの実
黒石と赤玉
草葉で笑う声
泣くような空
過ぎる風
あの人は そこに
遠きの日々
行く末に光るもの
一つの御霊
ネーデルランドの恋人は
二人の夜 ともに夢を見ます
そこでも互いに見つめ合い
そして誓いをするのでした
メアリーの瞳は潤んでいます
その涙は嬉しさからです
零れるにまかせ
彼の胸を濡らします
チャペルの鐘がなるとき
これからの道 照らされます
・・・・祝福の喝采の中で
空響く音のもと
天使は舞います
行く末に 幸あれと
なぜ 追われたのか
人はそう問うのですが
そうではなく
帰って行ったのです
一人になる為に
そして時流の為に
これからを夢み
異国に散ったのです あの人は
「バイロン死す」・・・・
この事は
何かを語る
「バイロン死す」・・・・
この事は
ある意味の 光る鋲となる
人はそう問うのですが
そうではなく
帰って行ったのです
一人になる為に
そして時流の為に
これからを夢み
異国に散ったのです あの人は
「バイロン死す」・・・・
この事は
何かを語る
「バイロン死す」・・・・
この事は
ある意味の 光る鋲となる
罪人の声は
いつも震えてます
それは慄然ゆえです
せめてもの姿です
叶わぬ事の多さを
破れる夢の多さを
見まいとしても見てしまう
悲しき業なる罪です
贖うとは
何を捨て
何を償う事ですか
仕方ないと
誰かが言えば
それでいいんです 救われるんです