明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

酒のツマミ話(48)確定申告はまだ手書き!

2022-03-10 15:15:03 | 今日の話題

1、パソコンで税務申告できるかな?

今年はパソコンを使って確定申告の計算をし、税金の額を確認してから、改めて紙にちゃんと書いて提出することにした。だったらパソコンでマイナンバーカードを利用して確定申告書を作成し、そのまま税務署宛に「送信」すればいいじゃないか?、と言われそうだが、そうもいかないのだ。何故なら私が、国の作ったソフトを「全然、信用していない」からである(おおっ、NO!)。

今までも市役所や税務署に行って窓口をたらい回しにさせられ、えらい憤慨した経験は山ほどある。どうも役所という所は「自分達の都合」しか考えてないフシがあって、なんとも気に入らないのだ。それで多少不安があったが、国税庁のホームページを開いて確定申告書作成にチャレンジすることにした。そいたら案の定、早速メッセージが出て、アップルの最新版 OS にアップデートした MacBookPro13 で入力しているのにも関わらず、「これは国税庁推奨マシンではありません」と出るではないか、「ふざけんなよ!」

何回やっても同じになるので、仕方なく画面を切り替えて推奨マシンのスペックを眺めてみたが、どれも該当しないから「理由」が分からない。「何言ってんの?」とあれこれ理由を探ったが分からないので、国の作ったソフトはこれだから困るんだよ、とブツブツつぶやきながら無視することにして次に行った。マイナンバーカードを使ってスマホとか資料のダウンロードとか選択肢があったが、私は最初っから紙で提出するつもりでいるので「印刷して提出」を選ぶ。

収入の欄に年金と個人年金を打ち込み、源泉徴収票に従って社会保険を入力したら、あっさり完了した。勿論、それまでに指定のソフトをいくつかダウンロードしておいたのは言うまでもない。マイナンバーカードの時もそうだったが、何でも複雑に作ればいいってもんじゃないだろう(何故か政府の作ったものになると愚痴が出る)。こういう準備は全部一括して常時更新しておき、国民が政府機能を使用するための「パソコンの基本仕様」とすべきではないか。そのために特別なホームページを開設し、必要な機能を「あらかじめダウンロード出来る」ようにするべきである。そして自動アップデート状態にしておいて、チェックを入れると「あなたのマシンは最新です」とかメッセージが出ると、実に安心する。こういう下準備が「常に出来ていれば」確定申告だろうが離婚申請だろうが、必要な作業をするときに「何事もなく」作業が完了するのである。少しはこういうことを考えてもらえないかな?、デジタル庁のお役人さん!

まあつまらぬ役人のことは放っといて、確定申告が完了して、さあ印刷!という画面になった途端に、「所得が少ないので税金は収める必要がありません」とメッセージが出た!。ホントかいな?

計算では2万6千円ほど税金を納めなきゃいけないのだが、何だか知らんが「国の方で要らんわ!」と言ってきたのである。私は生来「疑り深い」ので、こりゃ「税務署に行って聞いてこないと安心出来ないな」となった。それが昨日である。確定申告会場に行って担当者らしい女の人に、パソコンでやったら「税金払わなくていい」って出るんですけど?と聞いたら、「はいはい、これですね?」って感じで後ろから一枚の紙を出してきた。要するに収入が年金だけの人は、確定申告しなくても源泉徴収だけでいいらしい。考えてみりゃ、そりゃそうだ。もう、払ってるんだからな、と納得した。

それで1件落着・一安心かというと、「市民税の申告は別です」と言ってきた。私は市民税申告など一度もしたこと無いのに「変だな?」と思ったが、担当者は市役所へ行けと取り付く島もない。私は「やれやれ」と思いながら、エッチラオッチラ陸橋を渡って市役所まで歩いて行く。これも「足腰の強化になる」などと高齢者にありがちな理由付けをして、市役所の案内員に「例の紙」を見せた。まあ説明が十分で無かった点は「反省」はしているが、結論として2箇所を「たらい回し」させられたのは驚くには当たらない。役所はいつもこうなのだ、用事が一箇所で済んだ試しがない。

こっちが窓口をぐるぐる回るのではなくて、中の人が入れ替わり立ち替わり「窓口に来て応対する」とか、出来ないもんだろうか?。ホント疲れる。お役所も一度「Amazon の倉庫システム」を見学してはどうだろうか。今の役所なんかより「よっぽど効率が良い」と思うんだけど・・・。

とにかく最終的に、一階の「市民税申告特別会場」とやらに行って、色々問答した挙げ句に新しく「申告書」を書き、源泉徴収票などと一緒に提出した。やれやれ。

担当の若い女性は感じが良かったが、提出した紙を見て「ああ、これ書いてあるんですね」と申し訳なさそうにつぶやいたのである。それはたった今、税務署で「不要」のゴム印を押してもらったばかりの確定申告の写しだった。「何だよ、やっぱ、この用紙書いてあれば済むんじゃないか!」と頭に血が上りそうになったが、なんとか鎮めた(私は大人なので、そこはグッと堪えたのは言うまでもない)。要するに、税務署の方で「私の所得を証明する確定申告書」を受け取って納税不要の印を押して控えを渡し、提出した確定申告書の方は「市役所」の市民税担当部署に回せば済んだのだ。それだけで、私がぐるぐる回って「あーだこーだ」問答することもなく、全てが完了したのである(国税局のバカヤローが!)

つまりは税務署が「一仕事サボった」のだ。こんな考えだからいつまで経ってもバカにされるんだよ、と悪たれの一つもつきながら私は市役所を出た。そうとう歩いたので身体は疲れていたが、心は「どこまでも晴れ上がった青い空」のように清々しかったのである。まあ庶民はこうやって「文句を言いながら」生きていくんだな・・・、などと思いつつ、夕陽の落ちかかる陸橋への道を足取り軽く家路についた。もう税務署ともこれでオサラバだなぁ、と呟いて・・・。

2、ソバを食べたら・・・

帰りついでに、今日は久し振りにソバにしようってんで、セブンイレブンの「ざるそば」を買ってきた。早速「本麒麟ロング缶」に枝豆を合わせてグイッといく。「プハーッ、旨いねぇ」とタモリの真似をしてから、徐ろにざるそばのフィルムを開けた。ほぐし水を麺全体にふりかけて、さて「つゆ」のミニカップに「わさび」を入れようかと思ってフタのフィルムを「エイヤッ」と引き剥がしたその時に「あろうことか」、支えていた左手がプルプル反動で揺れたかと思うと「あーら」勢い余って中のつゆを「胸から膝にぶち撒けた」のである!。「あわわわ!」って慌ててティッシュで拭き取ったが後のまつり。

何で「こんなに強く」貼り付ける必要があるんだ?、責任者呼んでこいよ、コノヤローッッッ!。

まあ、心の中ではこんな感じであった。哀しいねぇ。日常でよくある「誰に文句を言うわけじゃないが、もうちょっと何とかしようがあるんじゃないの!」という、あてどない怒りの表現である。

世の中にはラップを剥がしたりプラスチックのフタが上手に開けられない人が、数は少ないが一定数存在している。生まれつき障害があったり病気をして動かなくなったり、「色々な理由」で皆が当たり前にやっていることが出来なくなってしまった人も含めて、それぞれ「あてど無い怒り」を抱えながら生きているのである。もう少しみんなに優しく、弱者に思いやりのある暖かい社会ができるといいなぁ・・・なんて、ついついソバを食べながら考えてしまった今日この頃でした。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿