明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

550:退屈な日々に考えたこと(1)

2018-08-07 14:55:41 | ニュース
黒潮を発電資源に使う案が実用段階に入っているという。後4、5年だそうだ、凄い発明である。私は太陽光を日本の発電の主力にすべきだと思っていたが、それ以上に黒潮が有力だと知って、やっぱり日本は凄いと再認識した。っていうか、何が凄いのか分からないが「日本の資源力」に安心したのだ。何も「資源が無い」と言っていた日本だが、結構な資源がすぐ脇を流れていたなんて嬉しいじゃないですか。黒潮というのは世界でも有数の海流だそうで、石油を輸入に頼っている日本は「経済が石油の価格によって上がり下がりする不安定な国」だっていう「つまらん学者の言うこと」を覆す絶好の機会である。日本は資源がないということから石油に変わる経済の原動力を求めて電気自動車や水素電池自動車を開発し、太陽光発電や地熱発電や風力発電を開発してきた。ここへ来て最終兵器「黒潮発電」が浮上してくるとは、誠に心強い限りである。

政府やお偉い方々が新興宗教の教祖みたいに唱える「クリーンエネルギー」とかいう原子力は、人類にはとても扱えない「汚れた悪魔の道具」だということが「東日本大震災の福島事故」で十分わかったはずなのに、未だに再稼働にしがみついているのは「お金になるから」としか考えられない愚鈍なやり方である。建設コストや燃料ウラニウムのコストは言うに及ばす、運転コストに原料廃棄コストに「廃炉コストを加えた総コスト」は、桁違いの天文学的金額になってしまう(これ常識ですからね)。それに比べて火力発電や水力発電はリスクは少ないが、それでも石油代と排出ガスの問題・自然破壊に建設費用や災害時の決壊リスクを考えると「それ相当の金額」がかかってしまう。だが太陽光発電と黒潮発電は「リスクがほとんど無い」のである。ちょっと考えれば「原発を建設する市町村への莫大な補助金」を太陽光発電の補助金に回せば、日本中の個人宅を「全部太陽光発電で賄う」ぐらいできそうである。

大きな施設をどこかに建設して、そこから都市部の個人宅に電線を引くとなると「高圧線を何十キロ」も敷設しなければならない。電力は減衰するし維持メンテナンスにも費用がかかる。風力発電や高圧線は健康被害もあると聞くし、何より土地が必要だ。使うところと作るところは「すぐ近くがいいに決まっている」ではないか。それが原子力発電の致命的欠点である。東京の電気は、もし原子力で賄うと言うなら「皇居に作る」のが一番効率がいい(右翼に殺されそうだが、議論上ではそうなる)。発電コスト・送電コスト・メンテナンスコスト・災害対策・停電リスク、そして施設の廃棄処分に核原料の処分(今だに方法が決まらない)。電力会社の事務コストだって、年間何億という金額である。一体全部で何兆円かかるのか。それが個人宅の電気を太陽光発電に切り替えれば全部「0」になるのだ。

それにアパートやマンションなどの集合住宅は「法律で義務化すれば」10年も経たないうちに「太陽光発電で個人宅の電気は十分」な時代が来る。さらに災害時のインフラとしても「個人宅全部に自家発電」が出来ているのだから、停電するといっても「一部のもの」だけに過ぎない。それで企業のような大量消費者は「黒潮発電」で賄えばよい。コストも安く、老朽化したものは安価に新型と入れ替えればいいので、原発なんかに比べると「恐ろしく安い」のである。それに環境の変化に対応するのも「海の中に作る」のだから土を掘り返す必要がなくて全然楽である。企業も今の電気代から安い電力に乗り換えれば「コスト削減」にもなって、「日本経済を後押し」することは確実だ。第一黒潮だから「原価が0」なのである!、ゼロほど安いものはないではないか。その良いことずくめの黒潮発電が4、5年で使えるようになるというのだから、いまからワクワクするじゃないか。車は電池や水素で動き、電気は太陽光と黒潮となれば、もう外国の石油に依存する必要がなくなる。とうとう日本は石油から独立できるのだ。

それにこれはオマケだが、日本国中に張り巡らしてある「電線と電話線を全部なくす」ことも可能なんである。これもまた凄いことだ。見た目にかっこ悪いから地下に埋めるとかいってるが、何年か経つと「劣化したので取り替える」といって、また工事して無駄なお金を使い、災害時に断線したからといっては「復旧工事に何日もかける」。結局いつも工事ばっかりである。社会インフラは生活の基盤であるから「電話局や変電所から各戸に」電線を引き込むのではなく、「自家発電と携帯電話とWi-Fi」ですべて賄えば、公的機関に頼ることなく「全部自分で確保」できるのだ、素晴らしい。これが一番、安心・安全・快適な方法である。災害で電気も電話もこなくなった経験があれば、これがいかに大事かは分かると思う。こんないいことを「何故政府はサッサと始めないのか」、イライラを通り越して怒りさえ覚える。原子力の利権がどうしても欲しい安倍政権は、早いとこ「新しい政権」に入れ替えるべきである。

個人宅の電気は太陽光で自家発電、企業の電力はコスト無料の黒潮発電、電話は携帯で固定回線・電線フリーにする(画期的!)。固定回線「全廃」のスッキリした社会に早く移行しようではないか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿