明日香の細い道を尋ねて

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ニュースに一言(9)ロシアがウクライナを占領か?

2022-02-26 02:03:52 | ニュース

まず、24日の内にロシアはウクライナの戦闘力を奪って無力化した、ということのようだ。

状況としては
① ロシアはウクライナ上空を5月まで飛行禁止区域にした。これは他国の飛行機を誤って撃ち落とす事のないように、との処置である。
② その上で、キエフの国際空港や空軍施設はロシア特殊部隊が占拠。この時、ウクライナ軍は戦闘せずに降伏したらしい。
③ ロシア領クリミアからロシア軍が越境侵攻し、ウクライナ軍の反撃なしに約100キロ北のドニエプル河畔に到着。
④ ロシア軍が黒海からマリウボリとオデッサに上陸し、ウクライナ政府軍と交戦した。こちらは結果がまだ不明。
⑤ ベラルーシから特殊部隊が越境し、チェルノブイリ原発廃炉群を占領。これは爆破などでロシアが被害を被らないようにとの予防措置ではないか、と見られている。
以上、ウクライナに侵攻したロシア軍は全部で何百から何千人程度の規模だそうだ。これがマスコミが喧伝しているような10万人といった大規模なものとは様子が違っているので、今回のロシアの行動はウクライナの国家を占領するというのではなく、内戦状態を終わらせるためのウクライナ軍の無力化だと想像したい。

ドンパス2州はウクライナ政府軍の一部が投降したと言っている。その他のウクライナ地上軍の動向はまだ不明だが、制空権をロシアに奪われているのでこれ以上の戦闘は難しいだろう。ゼレンスキー大統領はテレビで市民に平静を呼びかけているようだが、頼みのアメリカ=バイデンが「米軍はウクライナに派兵しない」とハッキリ言っているので援軍を待つことも出来ずに、もう降伏するしかないだろうと思う。

ロシアは半日でウクライナを占領したわけだが、死者は200人以下だそうだ。ロシアにしてみれば大成功である。この日、キエフなどのウクライナ諸都市では概ね市民の平常な日常生活は守られたらしい(相変わらずマスコミの報道は偏っている)。そのほか交通機関なども動き続け、電気・ガス・水道も大丈夫だったみたいだから、「首都を戦車が蹂躙」といったじょうたいではなさそうである(勿論、私がみて来たわけではないので、又聞きである。但し、田中宇氏の記事には引用先が明記されているから、調べられる方はサイトを見てください)。

とりあえず第一報まで。SNSで言うところの「拡散」ってやつである。

普通ならロシア軍の電撃的占領と褒め称えるところだが、今回はどうもバイデン側が「侵攻する、侵攻する」と騒ぎ過ぎて逆にロシアの進出を「楽にしている」のではないか?、と田中宇氏はみているようだ。色々今回の経緯を振り返ると、田中氏の読みは「的中」しているように思う。やっぱり専門家の情報収集能力は凄いね。

さて今後の展開がどうなるかだが、その点の詳しい解説は是非「田中宇国際ニュース解説(ウェブ版、無料記事も多数あります)」を読んでください。私は田中氏の鋭い視点を是非とも皆さんに知ってもらいたいので書いているが、ネットで検索すれば簡単に見つかると思う。年間購読料は6000円かそこらなので、情報料としては安いものだと思います。オススメです!


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