明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

酒のツマミ話(47)私の海馬よ、甦ってチョ!

2022-02-25 12:47:46 | 今日の話題

1、海馬
どこかの番組で「走ると海馬が成長する」と言っていた。失われた記憶は取り戻せないが、新しく記憶しなおす能力は補充出来るらしい。以前「押入れ」という名前が出てこなくて愕然としたことがあった。人の名前だけでなく「身の回りにあるもの」の名前が出てこないというのは深刻である。それ以来「ちょっとでも出てこない名前」があったら、全てスマホのメモ機能で「記録する」ようにしている。ちなみにメモの名前は「ど忘れ辞典」だ。さすがに「押入れ」以来、身の回りのものを忘れることはそうそうないが3年位「脳裏に浮かんだことがない人」の名前は、殆ど思い出せないことが分かったのである。20年間毎日顔を合わせていた会社の人でも、3年縁がないとまず思い出せない。

ところが名前によっては、思い出せる人とそうでない人の差がハッキリしているから不思議である。これはその人との付き合いが深いか浅いかとは別らしいのだ。例えば女優の「米倉涼子」などは毎日テレビで見ない日はないのに、いざ名前を言おうとするとどうしても思い出せないのである。それに高倉健の名前はすぐ出るのに、裕次郎の「苗字」はどうしても出てこない。女優の「〇〇さとみ」もどうしても思い出せない組である。両者には共通点があるが、もうお分かりだろう。そう、「石原」である。高倉は覚えているのに、石原はついつい名前が出てこない。これらを全て「ど忘れ辞典」にメモすることで、少しずつではあるが「覚えられるように」はなってきているようだ。つまり「認知症予備軍」のまま、なんとか進行は抑えられている状況ということになる。

そして、その記憶をパワーアップするのが「走ること」というわけだ。残念ながら、病気の後遺症で私はまだ「走れない」のだがいつの日か、30分位は軽くジョギング出来る日が来るといいな、とは思っている。私の「愛すべき」海馬が、その日まで持ってくれるといいけど・・・。

2、千切りキャベツが意外と美味だった
こないだパンに挟むレタスを買おうとして売り切れだったので、代わりに「千切りキャベツ」を2袋買った。ところがその晩に予定が変更になって、キャベツをサラダにしてマヨネーズとりんご酢をかけて生食することにしたのである(ダイエットのスケジュール上の都合です)。そしたらこれが思ったより「ほんのりと甘く」、抜群に美味くてビックリした。「こりゃあ良いぞー」って、思わずガッツポーズをした感じである。ダイエットにもなるし一石二鳥なので、しばらく続けようと思う(但し、飽きっぽいので期間は未定)。

3、ビンドゥンドゥンの人気
色々問題があった北京オリンピックだが、マスコットキャラクターの「ビンドゥンドゥン」が大人気だった。それに比べて東京オリンピックのマスコットは全くの不人気で、江戸の模様を取り入れた「和のテイスト」とか言うのも外国人はおろか、肝心の日本人にすら「NO」を突きつけられた大失敗作である。盗作だなんだと話題になったが、蓋を開けてみれば「誰も相手にしない」超駄作。まさに日本デザイン力の貧弱さを世間に知らしめた存在だった。これは完全に「中国の勝利」だと言っても文句はあるまい。日本のオリンピック組織委員会のお偉方は、あのデザインで本当に「行ける」と思っていたんだろうか?

日本は世界一のアニメ大国である。多分、オリンピックのキャラクターを作るのではなく、オリンピックに関係なく「キャラクターとして魅力あるもの」を作った方が良いものができるのじゃないだろうか。良い物ができたら、それをオリンピックで採用する。この考えなら東京オリンピックのマスコットも「ビンドゥンドゥン並み」に成功した筈である。中国は見事にそれをやった。日本は未来だとか平和だとか抽象的なオリンピック精神みたいなものをキャラクター化した結果、殆ど何を表しているか「意味の分からないもの」が出来上がってしまった、と言える。この差を考えれば、この先は「もう少し、考え方を変え」たほうが良いと思うけどね〜。というか、もっと大衆の意見を尊重してほしいと思う、マジで。

4、東大名誉教授が第5波のコロナ収束シナリオを解析した!
政権外の専門家から、ようやく納得行く説明が出てきたように思った。結論を言うと、それは「デルタ株の変異による自滅」だったと東大名誉教授の黒木登志夫先生は仰る。それに比べて「尾身会長」は人流抑制だのマスクだの手洗いだのと、相変わらずのことを言っていて「説得力がまるでなかった」のは皆さんご承知の通りである。ところが面白いことに、変異を続けるコロナ・ウィルスの中で、「AY29」という遺伝子を持つ変異株が「日本でだけ」流行っていたというのだ。これが「第5波突然収束の原因」である。英米では「AY29」がなかったので、日本でのような急激な減速は見られなかったと言う。日本のすぐ隣の韓国では「日本より英米並みの猛威」でコロナ被害が出ているのも、この「AY29」がなかったからだと説明できるのではないか。日本は島国だからこのウィルス変異株は、海外に余り「流出しなかった」とも言えるわけだ。

この日本の特殊事情が「吉と出るが凶と出るか」、今回はうまく行ったが、今後の状況はデータを見なくては何とも言えないから、注意が必要である。今度のオミクロン第6波はそろそろピークを過ぎたようだが、この先はどうだろうか?。今問題になりつつある「ステルス・オミクロン=BA2」はまだデータが揃ってはいないようだが、通常のオミクロンよりは「肺炎になりやすい」兆候が見られるらしい。これが本当なら、ちょっと気をつけて様子を見なければいけないな、と感じた。で、私はやっぱり3回目のワクチン「ブースターショット」、打っとくかなぁと考え中である。接種案内は来月初旬、打ったほうが安心かも。

5、ロシアの戦略
ロシアは中央アジアや中東地域で近年グングンと発言力を伸ばしてきている軍事大国だ。オリンピックではドーピングで話題を撒いたが、いずれにしても「ちょっと格下の国」というイメージは否めない。ところが、アメリカの外交失策に乗っかって中東で指導力を発揮して以来、その「紛争仲介力」は今や世界でも「ダントツ」なのだ。あのサウジとイランを仲直りさせて中東に安定を齎したのも「他ならぬロシア」である。その力の元は何なのかと言うと、世界第一位の天然ガスに世界第二位の石油を誇る「エネルギー大国」の顔が見えてくる。その莫大な収入を国民の生活アップに使わずに、もっぱら「軍事力強化」に使っているからもう、今や「その半端ない強さ」はアメリカと肩を並べていると言っても過言ではない。

それだからEU(NATO)も手が出せないのだ。結局制裁だなんだかんだと言っても、今回のウクライナ問題ではロシア側の「主張通り」になってしまうだろう。特に経済面での制裁はロシアが中国との結びつきを強めていて、「全然効果ない」と専門家も言っているみたいである。勿論、プーチンも「無茶してEUの面子を潰し」ては本格的な戦争になるので、一応「ウクライナの内戦からロシア人同胞を守る」という人道的立場は崩していないわけだ。とにかく侵攻したとされている地域が「ロシア人が殆ど」のところなので、一応は「住民の意思を尊重」した形になっている点、内政的には「問題はない」と予想される。このへんは単一民族で構成されている日本では、なかなか理解しにくい所ではないだろうか。クリミアも「住民投票」でロシアに併合の道を選んだ形だったが、ロシア人が「住んでいない」バルト三国では、プーチンも「NATO加盟」を黙って見ているしかなかったと言うのが真実である。

今回ロシアの横暴がマスコミなどで取り上げられているようだが、これはむしろ「ウクライナ人とロシア人との民族紛争」と見たほうが良いように思う。とにかく人が死ぬのだけは避けてもらいたいというのが私の願いである。ちなみに「民族同士の内戦」というのはアフリカあたりでは日常茶飯事なわけだから、ウクライナで起きたからといって「それほど騒ぐことではない」と思うけど。


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