明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

北朝鮮の「ICBM」が精度良いらしい

2017-05-31 19:00:13 | ニュース
アメリカが昨日「ICBMの迎撃実験に成功した」って話だが、ニュースにするにはちょっとおかしい。第一、成功したって事がニュースになるってことは今まで成功してなかったって事で、レーガンの頃から散々ぶちあげてるミサイル防衛システムだとか言う代物は、使い物にならないって事じゃないの?韓国に配備するって事で中国が騒いでるSAADだって、いち早く察知するのはいいけれど打ち落とせないんじゃ意味ないじゃないの。だから中国が騒ぐってのも納得がいく話だよ。

そもそも地球を回っている無数の人工衛星からレーザーガンでミサイルを打ち落とすって話はもう随分前からあって、中国の衛星が対衛星用の破壊兵器を搭載しているのは問題だなどとニュースで読んだ記憶があるが、こちらは開発が秘密裏に進んでいて、とっくの昔に実戦配備されているに決まっているってことらしい。それで北朝鮮の挑発もアメリカは全然心配してないが「実際に使うまで隠しておこう」って極秘になっていて、韓国や日本やEUなど他外国の世論を反北朝鮮にまとめあげるのに好都合だから「危機感を煽っている」ってわけ。

金正恩の居場所は分単位で緯度・経度がトレースされていて、アメリカにとっては、潜水艦から発車するミサイル一発で彼を排除するくらい(国際世論が正当と認めれば)朝飯前に出来ちゃう筈だから、ICBMのテストで7mだとか有頂天で浮かれてる脳天気ボンボンの金正恩なんか「いかれた子豚ちゃん」くらいにしか思ってないって事はわかっている筈だから政府もマスコミも黙っているのは「戦略的には正しい」が、その事を知らさんていない下っ端が毎回本気で慌てふためく姿を見せられたら、「いつまで演技してんだよ!」ってホトホト興醒めするわ。

金正恩もバカじゃないから影武者くらいはディズニーランドのミッキーよろしくいっぱい用意してるだろうけど、もういい加減に始末しても誰も文句は言わないと思うんだよね。しかしアメリカ側に彼を生かしておく利用価値があるとしたらどうだろう、そこが今回のポイントである。つまり東アジアに核をいつでも発射出来る独裁政権が誕生して、周辺地域に無用な緊張が生まれることがアメリカの世界戦略に好都合だって事。

ウクライナでもイラクでもりビアでもシリアでも、次から次へと「紛争が起きている」けど、結局解決せずに「いつでも再発出来る」ように「混乱状態のまま放置」しているのが現状だ。結局内乱の起きる下地がある国は全部「紛争予備国としてキープして」おくのがアメリカのいつものやり方なのだ。で、韓国・北朝鮮も大戦末期に作られた紛争予備国の一つである。中国だって台湾という火種を抱えていて、一旦独立を認めればウィグル族など他の民族の独立運動も認めなければならず共産党独裁体制は崩壊してしまう。中国はアメリカと違い「紀元前何百年の昔から多民族国家が代わるがわる政権を取ってきた国」なのである。大体が北京からして中央アジア民族の「元の首都」だったのだから、今の共産党の正当性も「超ヤバイ」と言えるんだな。

そんな情勢の真っ只中で、周りの神経などお構いなしにミサイルをぶっ放す北朝鮮に対して、融和政策で先行き不透明な韓国の新大統領がトランプのアメリカと距離を置いた行動を始めそうなのだから怖い怖い。とにかく北朝鮮を徹底して制裁せよ!とG7でもぶちあげるのに忙しい安倍首相は、アメリカ頼みの「虎の威を借るキツネ作戦」なんだろうが、そんなに強がってて大丈夫なの?なんか、一番北朝鮮に喧嘩売ってんのは安倍首相みたいに感じるんだけど。つまり、解決策の選択権はトランプと金正恩が握っていて、習近平と文在寅はなんとか解決の糸口を掴もうと必死で模索してるのに、ただ攻撃的な発言を繰り返すだけで全く解決しようって気のないのは「日本だけ」って、これ「超超超ヤバイ」図式だよね。

テロ等準備罪なんかでもめてる場合じゃ無いんだけどなぁ安倍さんよ、わかってる?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿