明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

サントリーレディスの悲惨な中継に苦言を呈する

2017-06-09 23:30:11 | スポーツ・ゴルフ
サントリーレディースの宮里藍フィーバーとそれを中継するフジテレビの異常な思い込みには、1ゴルフファンとして憤慨に耐えない思いである。せっかく2時間の枠を取っておきながら、試合そっちのけで宮里・宮里・宮里という始末である。ゴルフの楽しみ方は色々あっても良いとは思うのだが、少しはまともな中継は出来ないものなのか。解説の森口祐子やコメンテーターの戸張に実況アナウンサーまでもが「総がかり」で持ち上げること「まるで神」扱いである。

試合は2日目で予選を通るかどうかも含めて、出場する全選手が真剣勝負の戦いを繰り広げている。トップは10アンダーの辻理恵だが、他の上位選手も含めてチラッとも写らない。フジテレビはどうも局の方針だかどうなのか、大衆のゲスな興味に迎合して「宮里藍のラストプレーをしっかりお届けします」と公言して憚らない体たらくであるからお手上げである。

ゴルフの試合はテレビ中継には大変なことは分かっているがそれにしても、成績が良い選手のトップ争いを写さないで「一体何を写す」というのか、まるで視聴者の興味は「お目当ての選手がどんなウェアを着て一日プレーするのか」にあるとでも言わんばかりである。ゴルフと言うゲームの面白さは、アマチュアには真似の出来ない窮地からのスーパーショットで、負けているトップの選手を逆転するかしないか、のスリリングなガチンコ勝負にある。

この勝負の面白さが見直されて、近年はマッチプレーが増えてきたとも聞いている。ライダーカップの面白さをテレビ中継で見た人には分かると思うが、ストロークプレーの興味の半分はマッチプレーの延長にあるのである。カメラの台数の制限もあるだろうが、勝負の行方を追っかけなくて「何のためのゴルフ中継か」と言いたい。最終日にチョコっと写すだけで良いとでも思ってるのかどうか知らないが、余りにもテレビ観戦のゴルフファンをなめている。

有名選手を追っかけているコアなファンは、直接試合会場に行って「一日タップリついて回れば」いいのだ。人気があればスコアなんかどうでもいいというゴルフファンは、本当は少ないと思う。何処かの歌番組とおんなじノリで試合と関係ない中継を独占してやっていれば、ゴルフが衰退するのも無理はない(特にフジテレビは酷すぎる)。せめてCSだけでも「きちんとした中継を」してほしいものである。

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