明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの真髄6 最後にやっと真実に突き当たる!

2018-12-07 22:28:15 | スポーツ・ゴルフ
まずはツアーの話題から。

いよいよ年も押し迫ってきて、女子ゴルフも最終戦の「LPGA新人戦加賀電子カップ」が行われた。毎年12月に開催される試合で、その年のプロテスト合格者のみが参加する「プロ新人戦」である。勿論全員今年の合格者であるが、QTを上位で突破したものもいれば、QTを失敗してがっくり来ているものもいて、玉石混淆の選手達が、一生に一度も王座を争う名誉のトーナメントである。ここに、今年レギュラーで1勝した大里桃子、レギュラーのシード選手ながら今年プロ資格を取った三ヶ島かな、同じくレギュラーでシードを取って日の出の勢いの原英莉花、それにステップ4勝で賞金女王の河本結、という豪華メンバーを交えた21人でスタートした。テレビではSKYが2日間、出だしの1番ティーショット&ホールアウト、午後は16番から最後までを生中継してくれたので楽しく観戦できたことを報告しておきたい。海外PGAツアーとヨーロッパツアーはゴルフネットワーク、国内女子のステップアップツアーはスカイ、そしてレギュラーは日テレを加えて3社が交代で放送と、やはり「CSを契約」していないとゴルフは楽しめないと感じる一年であった(ちなみに私の友人では誰も見ていない)。昨日の段階で原と河本がトップで並んでいるので、今日は直接対決が見られるということもあり、実に面白く盛り上がった試合である。「中継のカメラの数」も半端ないくらい多くて、人気の高さを示していた。来年のLPGAは「またまた選手たちの激しい戦いが見られるぞ!」と予感させるものがあって、女子ツアーは安泰だ、と言っておきたい。結果は原英莉花が5アンダーで優勝、期待の河本は短いパターが入らず、2アンダーの5位タイで終わった。2位は脇元華である。3位に渋野日向子・菅沼菜々、5位に河本結の他に三ヶ島かなとプロテストトップ合格のエイミー・コガが入る。勝てなかった三ヶ島やエイミー・コガにしても、パットさえ入ればというゴルフで、充分「力がある」ことを見せてくれたのは楽しみである。そして原だが、スイングがインパクトに向けてクラブを低く下ろして来ているのが印象的である。私はエイミー・コガの、前傾姿勢の低さと「出玉の鋭さ」が見事だったのには感心させられた。やはり上手い選手は「スイングが理に適っている」のである。

そこで私の今年のスイング改造の「結論」を書いてみたい。題して「ハンドファースト・インパクトが全てだ!」、です。

1 スイングの一番のポイントは、インパクトにある。当たり前である、ボールを打つのだからインパクトが一番大事なのだ。その一番大事なインパクトを、私は「45年間も」誤解していたのだ!。ヘッドでボールを正しく捉えて打つということは、ハンドファーストでダウンブローに打つことだ、と知ってはいたし練習もしているのだが、実際に打っている感覚は「左腕がクラブと一直線になって、ボールを真っ直ぐ打つ」であった。その時、クラブが左肩の真下より右側にあれば、スイングの最下点より前でボールを捉えるダウンブローになる、と思っていたのである。だが、それは間違いだったのだ!。これは、ホウキで落ち葉を掻き集める動きを思い出すと理解が早い。掃いている時のホウキの穂先は、持ち手(左手)の真下からずっと右の方にある筈である。その穂先を動かすのは柄を握っている右手である。左手を支点にして「右手で押し込む」ことで、穂先が落ち葉を掻き集めることができる。これと同じ動作がクラブでも要求されるのだ。つまり「インパクトでは、クラブは左に倒れて」なければならない。言い換えると、左腕は真下に伸びてクラブを握っているが、ボールとヘッドはずっと「後ろ」にある。左腕とクラブは少なくとも「30度から60度」の角度で「曲がっている」のが正解なのだ。これは昨日「三觜TV」を見ている時に「ようやく気付いたこと」である。45年もの長い間、私はインパクトのこの真実に気付かなかったのだ。このことを教えてくれなかった先輩や練習場の先生達に、私は声を大にして言いたい。「これがゴルフの真実だったんだよ!」、と。クラブに力を加える時、その力は「クラブがボールから左腕の真下に到達するまでの距離を動いていく間」掛け続けることが出来る。もし当った時に「左腕の真下」にヘッドがあったら、力を加える「スペースが無い」ことになる。その結果、本来はフォローになるはずの位置でしやくり上げる事になるのである。これがアマチュアの「左肘の引け」の本当の原因である。このインパクトを手に入れなければ、スイングは絶対に完成しない。つまり、私は真実の扉を「今、叩いているのである」。

2 インパクトの形が決まれば、後のことは全部自ずと決まってくる。バックスイングでは左肩を入れ、左腰を左に移して「野球のアンダースローの要領」で体全体を左へ踏み込む。この時、身体は「右を向いている」筈である。肩を水平に回しただけだと全然力が溜まっていない。お尻が後ろに突き出て、左脚が曲がり右足が伸びてスケート選手のスタートのような格好になって初めて「打ちに行く姿勢」が出来上がるのだ。相当に前傾姿勢は深くなる。当然にダウンに移る時には「沈む」動作がおきる。これがプロである。

3 インパクトでは左腕が左肩の真下でボールはずっと後ろにある。頭はボールの更に右側で、右腕は肘を曲げて「クラブを引きずりながらボールを押し込む」動きになっている筈だ。クラブが倒れてインパクトを迎えているので、ここでリリースしてしまったら「ダフって」しまう。だから右手の角度は「ボールに当たった後で」フォローの段階で伸ばす位のタイミングで丁度よい。ボールに最大の力を加える方法はドスンとぶつけて終わるのではなく、当たる前から当たってフォローに入るまで「ずっとヘッドに力を入れ続ける」ことである。ポイントは「左手をなるべく低く」下ろすこと。左手を低く下ろさないと、クラブが倒れないからである。

4 インパクトの時には、左手の中指・薬指・小指の三本の指をギュッと握って、クラブの角度を作る。この指を握るという動作は必須である。もし左手がそのままの形でダウンスイングしてくると、インパクトでクラブが倒れた時「フェースが開いてしまう」のだ。開かなくしようとすれば、クラブはアドレスの時のように左手の真下に来て、力を入れる方向は「上にしか行かない」から、しゃくり上げスイングになってしまう。左手をギュッと握り、左のお尻を引いて右肘を曲げて打ちに行く姿勢を取ると、自然に「右肩は下がって来る」。アンダースローだから、いわば当然である。練習場などで他の人のスイングを見ていると、ほとんど全員が両肩を水平に回していた。これでは100年経ってもゴルフの真髄は分からない(私は分かっている、という優越感である。今日初めて知ったというのに、人間の傲慢さというのは際限がない!)。

4 左手を握ると同時に(というか自然に)右手を親指の腹側でクラブを押すように「シャフトを捻る」こと。捻ることでフェースがしっかりと正面を向く。この時に右手を返すのは、シャローに入ってくるヘッドに対して、「返さないと実はフェースは開いてしまう」からである。フェースを立てることでクラブが倒れる。つまりインパクトの位置関係が出来上がるのである。左肩左腕左手が真っ直ぐの位置から、クラブが寝て、ボールはずっと「右」にあり、頭はビハインド・ザ・ボール(右側)に残っているのが正解だ。

5 最後に「何故頭は右なのか」というと、左にあるということは「左を向いている」ことに他ならないのである。上体が突っ込んでいるから「頭が左になってしまう」のだ。結果は、左への引っ掛けか、右肩が充分に下がってない為に「押し込む余力が残っていない」かの、どちらかである。打ち終わるまで頭・右肩はボールの右側、が鉄則である。後は右手を押し込む動きのままフォローを出せば、左腕がインパクトで後ろに引ける「アマチュアの典型的スイング」とは永遠にオサラバ出来るはずなのだ。これを完成すれば貴方もプロのスイングが手に入る。練習あるのみだ、成功を祈る!。なお、フォローで相当身体を捻る事になるので、結果として「身体を壊したとしても、私は一切関知しない」からご注意を。

以上、私のスイング改造の到達点でした。今年は「このスイングを極めたい」と思っています。来年は本コースに再デビューの予定ですから、気合を入れて練習しないと、ね?

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