明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

デジタル弱者の戦い(6)ノートパソコンが突然壊れた!

2022-02-04 19:34:09 | 科学・デジタル

慌てて何度か画面を開けたり閉めたりしているうちに、ようやく初期画面が表示されてスタートすることが出来た。画面のヒンジ部分に「明るい部分と暗い部分」が交互に並んでいて、明らかに「蛍光灯の切れる寸前」のような状態になっている。多分アップルだけに、修理に出しても相当な金額を取られるだろうから、これは廃棄になっちゃうかな?、と悲しい思いが頭をよぎった。よもや?、と思って試しにテレビに「ミラーリング」してみると、何と画面が「普通に表示出来て」いるじゃあないか!(ラッキーっ!)。ディスプレイを思いっきり水平近くに倒しても、ノート側は真っ暗になったが「ミラーリングしているテレビ画面」には、全く影響はなかったのである。悪いのはノートのディスプレイで、本体は全然「まとも」なままのようで、一安心した。

とにかく最悪の事態は回避できたが、このままでは遅かれ早かれ完全にディスプレイが駄目になって、最終的には廃棄になるのは目に見えている。私の MacBookPro 13 も早や5年、いよいよ新しいマシン、例えば iPad などを買って、私のデジタル環境を一新する日がやって来たというわけである。

今は MacBookPro 13 core-i5 2016年モデルに iPad mini 4 が主で、それに Blackberry KeyOne の「文章入力専用機」の3台体制でデジタル生活をまかなっている。が、これを機会にもう一度「それぞれの役割」を明確化しておこうと考えた。iPad mini 4 は主に普段使いで smartnews などの情報を見るのに使っているが、これが電池がへたって来てしょっちゅう充電しなければすぐ電池切れになるポンコツだからというので、早いとこ廃棄するのが良いだろうと思っていた。ところが iPad mini 4 を買い替える前に、一番高い MacBookPro 13 が駄目になってしまったわけだ。人生、思うようにならず・・・ああ、トホホ・・・。結局、最初に基本となる「メインマシン」を決める羽目になった。選択は Windows か Mac か、である。

まず、Windows PC と横長28インチ程度の腰高モニタを組み合わせて「メインマシン」とする案は目線が上になり、非常に姿勢が良くなるので腰とか健康面の魅力が大である。私がメインマシンに求める機能は基本「ブログの送信とクレカ類の請求チェック」、それに「パスワード管理に写真保存、歴史研究資料の閲覧」を行いたいというのが主な目的だ。これはデスクトップで行いたいので、外に出ることは考えなくて良く、据え置きマシンが最適だ。そう考えると Windows は値段もアップル製品より格段に安いし、長年慣れ親しんだ機種だから操作も熟知していて気が楽である。ただ一つ、OS の供給元とマシンのメーカーが別なので、セキュリティの面で「アップルより不安」というのが問題だ。この点では「ノートン」などのセキュリティ専門のソフトを入れなければならないので、少し割高には思う。それにマイクロソフトの OSのアップデートに関していうならば、アップルがバンバン自動でリリースしてくれるのに比べて Windows マシンでは「イマイチ更新頻度が遅く」何となく不安に思っていて、それが中々 Windows 一本に切り替えられない理由である。それさえ我慢すれば、WIndows を選びたい。予算はモニタ込みで15万円位を考えている。

メインマシンが決まれば、今度はサブの選択だ。サブマシンは主に情報をサクサクっと見るための道具である。主にニュースとブログのアクセス数チェックに使っている。それと外に行くときに、喫茶店などで「 Kindle 読み放題」の本を読むのに使っている。今読んでいるのは歴史本とゴルフ参考書の類だが、コロナが明けたらバンバン活躍させるつもりである。しかし、じっくり腰を据えて読もうというのであれば、デスクトップマシンで姿勢良く見るのがいいのは言うまでもない。今までは持ち歩くのにいいと思って iPad mini 4 を選んでいたのだが、いざ「 Kindle 読み放題」のゴルフ雑誌などを読もうとすると、見開きページの字が表示が細か過ぎて全然読めず、結局10インチ以上の大きさが必要との結論に達した。できれば大きい方がいいが、持ち歩きを考えると11インチぐらいになるのかな。最有力候補は10.9インチの「 iPad Air 」である。

一応下調べしておこうというので、お決まりのビックカメラに行き、色々と品定めをした。MacBookPro 13 は家でも出先でも両方行けると思って購入したのだが、私の視力とパソコンを使う姿勢の関係で、ノートはどうも使い勝手が良くない。首が前のめりになる姿勢が苦手なのである。それに iPad が最近 OS のアップデートで、Split View の使える範囲が増えたせいか、私がテキスト入力するのに「ドンピシャ」なのである。ノートブックの Mac OS では、この Split View が上手くいかなかった(これは画面の表示とか、色々と制約があるのかも知れない)。但し、ノートでは「パスワードの入力」がワンタッチで可能なので、この機能は実に有難い。これについては iPadでも出来るようになったらいいと思っているのだが、実はもう可能になってたりして、私が不勉強なだけということも有り得る。

やっぱりこういう時は Kindle 読み放題で「雑誌 MacFan 」を0円で購入し、隅から隅まで読む必要があるなと反省した。何事も勉強である。私が会社を辞めてから、ほぼ7年経つ。会社では Microsoft Access を駆使して「データベース・ソフト」を作って実務に大活躍していたのだが、しばらくパソコンから遠ざかっている間に、すっかり「デジタル社会から取り残されて」紛れもないデジタル弱者となってしまった。ああ無惨!

結局、何を買うか決められずにトボトボと家に帰ってぼんやりしていたら、急にパッと閃いた。何もメインマシンと外出用のマシンを分ける必要はないのではないか?・・・。10インチ以上の大きめの iPad を一台購入して室内ではそこからデスクトップのモニタに出力し、iPad は平置きして「純正のスマートキーボード」で快適入力する。出かける時にはそのままサッとカバンに入れて、今度は iPad を立てて入力すればいい。何でこんな簡単なことに気が付かなかったんだろう。今までメインマシンの MacBookPro が廃棄の崖っぷちに引っ掛かっている状態で、ヒヤヒヤしながら使っているのにさらに iPad mini もそろそろバッテリーが厳しくなってきた。もう一刻の猶予も出来ない現状で、一体何を買えばいいのだろうか?

悩む必要は全然ない。サッサと iPad Air にする、で決まりだ。値段は7万弱で普通の iPad より3万円ほど高いが、サイズが10.9インチあるので iPad よりちょっと大きい。それにチップが A14 バイオニックとなっていて、一世代新しいのも魅力である。本当は新世代の M1 チップを購入したいのだが、流石に iPad Pro は 94,800円で「さらに3万円高い」のだ!。この辺がメーカーの価格戦略の上手いところで、買う方にしてみれば「微妙」なところである。3万円あれば安価なモニタが買える。さあどうするか、と考えると悩ましい。

私は今までは「迷ったら高い方」というのを、デジタル機器を購入する「基本ルール」にしていた。こういう機械ものでは、価格は大体の場合「機能の差」に現れる。だから少々高くても「後悔しないために高機能のものを」という考えだった。だが、しっかりデジタル弱者となった現在では、そもそもそんなに高機能のマシンを使いこなすシチュエーションには「ならない」のではないか。もう過去の、データベースを使いこなしていた頃の自分とは違うのである。ここは iPad mini 4 と MacBookPro 13 の「2台ともサヨナラ」して、一気に新型 iPad 1台にチェンジすることにしよう!

iPad Air と iPad Pro の違いはもう一つ、通信規格が4Gと5Gの差である。私は Wi-Fi のみで使用しているが、多分規格は変わらないだろうと思う。システムのアップデートなどで所要時間が大幅短縮されるのは魅力だが、それも年に数度の問題だから我慢すればいいと考えた。では iPad Air と iPad の違いは何かと言えば、キーボードカバーで「トラックパッド」が使えるかどうかである。画面のボタンや広告などを消すのに必要な場所を指で押すというのは、実は私のような老人には「大変使いにくい」。特に iPad mini のような小さい画面では、文章入力の修正箇所を正確に指定するのが難しくて「ブログ作成時のストレスの殆ど」を占めていると言っても過言ではない。それにアップルでは「カーソルの後側を消す」ボタンがないので(これも私が知らないだけの可能性がある)、なおさら正確に指差す必要があるのだ。ところがそれが老人には難しい。ああ、難儀だ。だからトラックパッドは必須である。結論として、純正のキーボードカバーを使うなら iPad Air にするし、バッファローとかエレコムとかロジクールなどのキーボードを使うのであれば、安価な iPad で十分となった。

だが待てよ。Apple Pencil を使えばマウスより格段に速く、正確にカーソルを動かすことができるのではないか?。まだ Apple Pencil を使ったことが無いので実感が無いが、使えば「すごく便利」だったりして、トラックパッドが無いタイプの「スマートキーボード」でも十分ということも有り得る。これは是非、ビックカメラで使い心地を確かめてみたい。それなら iPad の 39,800 円で足りる。これは意外と良い選択かも知れないな、と思った。それに値段も全然安いし(これ重要)。

しかし標準装備のコネクターが「サンダーボルト」というアップル専用のが付いている iPad に対して、iPad Air では USB-C という現在の主流規格のものが付いている。外部モニタに出す場合、これは大事な問題だ。もしモニタの方でサンダーボルトに対応していない場合(というか、普通は対応していない)、新しく変換コネクタを買わなければならないことになる。まあ、大した費用ではないが、気分は「ダダ下がり」だ。うーん、悩むなぁ・・・。

とにかく最初に iPad を買って、現在の設定を全部新しい iPad に移して問題が無いことを確認したら、それからじっくり外部モニタを選ぶことにする。これは最近にない「高額な買い物」になりそう・・・、やっぱり MacFan は読まないとダメだよね、ホント。


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