ゴルフ練習日誌 10/01/2023（３０）ガーデン藤ヶ谷ゴルフレンジで飛ばない自分を受け入れた件

私は去年の９月にゴルフパートナーで練習し始めて以来、普通の打ちっ放しの練習場は行かなくなっていた。勿論お金が勿体ないのと、スイング改造をしようと決意したからには「ビデオを使って徹底的」にやろうと思ったのだ。しかし長いこと「実際に球を飛ばしていない」ことへの不安は自分の中にはずっとあったのである。スイングの形にばかり拘っていて、一番大事な「球を飛ばす」ことを忘れてしまうんじゃないか？

それで友人のＳＹ氏に連絡して、設備の整った「ガーデン藤ヶ谷」に行くことにした。金曜日の平日なので待つことも無くすぐ打てたのは、この手の練習場では珍しい方である（大概は３０分以上待つ）。私はとにかく実際の飛距離とゴルフパートナーの機械との「差」を知りたかったので、ドライバーと７番アイアンの２本だけを持っていった。７番はいつもゴルフパートナーでフォーム固めに打っていて、シミュレータ計測では１００ヤードしか飛ばないクラブである（とにかく飛距離が女子アマチュア並みで困る）。

実は私、このゴルフパートナーの飛距離表示が余りに短いので「全然信用して」いなかった。本当はもっと飛んでいる筈と内心では思っていたので、練習場で実際に目で見て確かめようというのである。ＳＹ氏は車に積んであるバッグをそのまま持ち込んで普通にウェッジから打ち始めたが、私はウォーミングアップせずにいきなりフルスイングからである。気合が入って勢い込んでいたのだ。で、最初の５、６発は見事にシャンクである。何か嫌な予感しかしない（・・・何だかなぁ〜）。

このガーデン藤ヶ谷には新しく「トップトレイサー」という弾道測定器が全打席に導入されていて、打球の飛距離・キャリー・左右のブレ・弾道の高さなどが瞬時に表示される仕組みになっている。昔来た時には無かった筈。時代の流れかも。せっかく実際に球が飛んで行く様を見ようとやって来たのに結局は画面の表示を見てしまうというのは、何だかＳＮＳ時代の悪い癖に陥っているみたいで気分は良くない。

それで結局、肝心の飛距離はどうだったのかというと、予想はしていたのだが思っていた通り、ゴルフパートナーと同じで「１００ヤード」だった・・・ああっ、なんでなの神様！

・・・・・・・・・・・・・

隣のＳＹ氏はどうかと言うと、私と同じく「思っている飛距離」が出ないで首を傾げている。私と目が合うと「結構いい当たりしたのに１９５ヤードって、これ合ってるのなぁ？」と聞いてきたので、私もだと慰めた。つまり飛距離計測は正確ですよ、という言い方である（なんでだよ！、慰めるんじゃないのかよ！）。

確かにコースでの彼の普段のショットの飛距離からすれば、２２０ヤードは飛んでいてもおかしくはない。だがゴルフパートナーで散々苦い思いを味わっている私からすれば、思っていた飛距離とまるで違う表示というのは「ごくごく普通の事」なのだ。答えは機械が正しいか、それともゴルフ場の表示が正しいか、しかない。

私の感覚では弾道計測器の方が多分「正確なんだろう」と思っている。実際、ゴルフ場や練習場で何ヤードと表示されている場合、その距離はどうやって測っているかというと（私の素人考えだが）、最近は「レーザー測定器」で測っているんじゃないだろうか。まさか昔ながらの巻尺じゃあないだろう。となれば「後はボールの違い」しか考えられない。だがガーデン藤ヶ谷では「コースボール」使用だ。じゃあ、何で違うの？

弾道測定器メーカーは当然売出すまでに何千回もテストを繰り返してて精度をチェックしてる筈だから、それ程実測値と違いがある筈はない。結論は、練習場の表示が間違っている、の一択だ。一般的に練習場の数字は「甘め」に設定してあり、言うならば「いい加減」だとも言える。それを「真に受ける」私等のようなアマチュアが最新式の弾道測定器の数字を見ると、全員が全員、必ず「これホントかなぁ？」と聞いてくるのだそうだ（マジかぁ・・・）。

昔は練習場側にも多少は甘めの表示で客を呼ぼうという「経営者の心理」があったらしい、と言うのは聞いている（本当か？）。確かに練習場でドライバーを振って２２０ヤードのネットを揺らすのは快感である。それが正確に１９５ヤードと表示されていたら「確かに練習にはなる」だろうが「気分はガックシ」で、それほど楽しくは無いだろう。同じような練習場が２つあって片方は正確な距離表示で、もう片方は「甘め」だったらどっちに行くか？だ。勿論３０ヤードも違っていれば「ちょっとおかしい」と思うかもしれないが、１０ヤード位の違いは「俺、結構いい振りしてんじゃね？」と気分アゲアゲである。練習場だって客が楽しんでナンボの商売。そりゃあ甘くはなるわなぁ。

この日は練習の後にもう一人の友人ＳＮ氏が合流して、「柏の街中華」で楽しく反省会をやった。とにかく弾道測定器に関しては笑い話で有耶無耶に終わらせたが、私はやっと「飛ばない自分」を受け入れる事が出来たように思う。そう、ドライバーで１８０ヤード。これが私の「今の実力」だ。機械はウソつかない、である。果たしてこれが、練習で１９０、２００、２１０と伸びるかどうかが、これからの私の一番の課題だ。もうハンドファーストどうこう言っている場合じゃ無いのだ！（鼻息荒い！）

という訳で、私はこれからブログのテーマを「スイングを極める！」から一転して、アマチュア永遠のテーマである「どうやって飛距離を伸ばすか」にあっさり変更し、さらなる飛躍を目指すことに決定致しました。次回もご期待下さい！