前回は基本的な生活スタイルという点を書いた。今回は現在の「私の人生目標」に絞って、5つほど挙げてみたい。
1、ゴルフ
今唯一熱中しているのが「ゴルフ」である。年取って運動量が減って来た事もあり、何か一つ位はスポーツをやっておくというのも大事だ。ところで私のゴルフ愛は、一般の人とはちょっと違っている。一般にゴルフというのは自然の中の専用コースで、ボールを何打でカップに入れるかを争うスポーツである。だが、私はスコアには全く興味が無いのだ。それより、どれだけ自分のスイングを理想に近づけられるか、に熱中している。これはもう、体力的には飛距離を伸ばすとかハイスコアを目指すとかいうのは無理、という判断でもある。見た目に美しく、自分の運動能力を最大限に発揮出来るスイングを手に入れて、実際のコースでは「楽しくプレイ」することに徹する。これが私の理想のゴルフである。いまゴルフパートナーのインドアレッスンに通っているが、月13200円で回数無制限のリーズナブルなプランだ。詳細を知りたい方は、別途私のブログを参照戴けると幸いです。
2、中国歴史研究
私は元々は日本史、特に古代史が専門の歴史マニアだった。一番の研究テーマは「倭国の興隆と衰退」である(持統天皇の頃までは、倭国は実在していたようだが)。しかしこの研究テーマは「ほぼ研究し尽くされ」ていて、中々新しい発見や理論は出て来ないのが現実。研究の進展をただ座して待っているだけでは、私の命の方が持ちそうもない。そこで次善の策として、隣国の歴史大国である「中国の歴史」に目を向ける事にした。紀元前5千年から歴史を紡いでいる国だけに、その資料や遺物の量は計り知れないものがある。春秋戦国時代や秦漢魏晋南北朝時代も勿論大変に興味がある研究テーマではあるが、ちょっと中国史にのめり込むのには私は年を取り過ぎたと思う。そこで日本とも共通点のある「宋代の市民生活」に焦点を当てて、先ずは2、3の本を読むことから始めたい。最初に手に取ったのは、私が最も信頼する講談社学術文庫の中国史のシリーズから、「中国思想と宗教の奔流」という宋王朝の概観史本である。これを読むことから始めたい。
3、とにかく喋る
9年前に脳梗塞を患って以来、一番困ったのが「飲み込みと会話」である。原因はどちらも喉とか舌とかの口腔関連の麻痺から来ているのだろうと思う。機能は徐々に回復基調にあるが、中々良くならないのが「会話」である。何より私の今の生活環境が他人と会話する機会が殆ど無い為に、回復が遅々として進まないのだと思っている。自分から喋るようにしなければいけないとは分かってはいるのだが、生来の無口な性分が災いして、未だに無言の日々が続いているわけだ。先週は正月だと言うのに、一週間で会話したのはセブンイレブンで「袋下さい」の一言だけだった(マジかよ~!)。最近ようやく、喋る時に口の中が「緊張で強張って来る」のが減ってきた。今年はもう少し会話するように努力したい。
4、身辺整理
就活などとちょっとした流行になってしばらくになるが、必要のないものを部屋に置いておくのは「ゴミを取っておく」のと一緒である。私の部屋は元々アパートなので8畳一間なのだが、それでも色々と不要な物が溜まって来る。最近は殆ど物を買わなくなっているが、物が増えないだけで一向に減らないのは考え物である。一因はゴミ分別の面倒さだろう。何でもかんでも捨てていい、というのなら簡単だが・・・。とにかく立鳥跡を残さずじゃないが、鴨長明の方丈記のように「生きて行くのに必要なもののみ」を目標として、自らを律して見ようかなと思っている(幸いにして「誰かが訪ねて来る」なんてことはあり得ないから、見栄を張る理由は皆無である)。それで、最初に整理するのは「着なくなった洋服」だろうか(着れなくなったものは、とっくに処分した)。知り合いがそろそろ鬼籍に入る年代なので「喪服」は絶対必要だとして(ところがこの喪服が、腹が出て来て着れなくなっている!)、後は暑さ寒さをしのげればいいかな、と。今ではカッコつける年でもないしねぇ、と鏡を見る(ああ淋しいよぉ)。あっ、あとインターネット上に残っているデジタルの足跡。これを綺麗に消しておくことが大事かな・・・。
5、ジョギング
日本人の平均寿命は、男は82、3歳だそうだ。まあ、大病をしなければもう少し生きるだろう。それで「90歳までは生きる」を目標として、後17年程である(貯金もそれ位は持つだろう)。しかし寝たきり老人では周りに迷惑だから、自分で自分の始末は付けられるようにしておきたい。その為には、足腰の筋力を付けて、自分の力で「歩ける事」が何よりも肝心なのだ。幸いなことに、最近右脚の麻痺からの回復が1段と進んでいるようで、ようやく、歩いても違和感が少なくなって来たと感じてきたところである。まだまだ病気前のサクサク歩く「スピードと歩幅」には戻ってはいないが、今年は暖かくなったらジョギング程度の軽い運動をやってみようと思っている。「走る」というのは動物にとって「生きる」ということと同義だ。走れなくなった動物は、それだけで「死期」が近づいている、と言っても過言ではない。わたしにとっては、問題は右足のアキレス腱がまだまだ弱い事だろうか。まだ、右足を蹴って空中にジャンプすることが出来ないのである。それが最近少しずつだが、ちょっと「空中に浮いてきた」気がしているのだ。朗報である。出来たら4月頃には、50mのジョギングが出来たらいいな~、と夢想している。何事も目標を持つのはいい事だ。例え私が80歳の老人だとしても、目標は常に持ち続けていたいものである。
以上でした。取り敢えず明日から、しっかり決意を持って実行します。言い訳無しに、である。
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