明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

安倍政権の末期症状

2017-06-20 23:00:00 | ニュース
安倍首相が早々と謝罪会見をした。ここ数ヶ月なかった大物の謝罪会見だが、一体何を謝ったのか全く意味不明の会見だった。自民党もとうとう末期の様相を呈してきたなというのが第一印象である。そもそもの発端が世論調査による支持率の低下からであるが、こんな世論調査ごときに一喜一憂しているからダメなのだ、とも言える。しかしそれにしても最大12%も落下するというのは尋常ではない。森友学園に続き加計学園が出てきて、右翼安倍政権の「お友達同士でいい事しちゃおう政治」は馬脚を現してきた。だが本筋は共謀罪の強行採決に見られる安倍一党独裁政治の国民無視ではないだろうか。

印象操作云々の対応が感情的になり大切な案件の審議に十分取り組めなかったと安倍首相は言っていたが、土台テロ対策なんて初めから視野の外にあった話だから何をか言わんやである。国民も最初のうちは「何か難しいことやってんな」ぐらいにしか思ってなかったのに、色々と学園問題の質疑応答を見ていくうちに「安倍政権、ヤバイよね」となってきた。国民を騙す政治はどう転んでも悪でしかない。嘘も方便などという無知な正直者を丸め込む詐欺みたいな考えはもう通用しないところに来たのかもしれない。日本人は総じて騙し方が下手である。安倍政権のやり方もテロ対策はオリンピック開催に必須だとか世界のテロ情報を共有するに不可欠と言っていながら、その世界の象徴の国連調査官から疑問を出されると「一転して、関係ないやつは黙ってろ!」と言わんばかりの「はねつけ対応」では、安倍くんに限らずお里が知れるというもの。

菅官房長官のブリーフィングも最近はお年を召したのか、キレがない。安倍内閣には珍しい「知性派だ」とばかり思い込んでいたが、学園問題では元文科省事務次官に対し低俗な暴露記事を鵜呑みにした答弁で味噌をつけ、挙句に怪文書とぶちあげたコピーが本物だと当の文科省から告白されていよいよ進退が極まったようである。首相がこの体たらくでは官房長官も庇いきれないのか、テレビに写る顔もドンと老け込んだ印象なのは、案外正直な人である。ちなみに安倍くんはB型で「言われる前に真っ先に謝っちゃうタイプ」だから、世論調査の翌日に早速会見したのだろうが肝心の世論の分析が的外れなもんだから、火に油を注ぐ結果になったのはイタイイタイ。

さてこうなるとどうやって立て直すかだが、次の衆院選挙までに何か美味しい話題でも捕まえて特典を稼がないとマズイことになりそう。石破地方創生大臣なんか「俺、関係ないもんね」と洞が峠を決め込むあたり、次の首相選は無傷で出馬するつもりが満々であるから「薄ら笑い」が止まらない。彼も話し方が「恐ろしく作っている」のでいやらしく感じてしまうわけで、もう少し普通のスピードで「普段通りに話せば」いい人に見えるのに、今のままじゃ何か言っていることと考えていることが違う「嘘つき」に思われるのがわかんないかなぁ。たぶん余程の癇癪持ちで自分でも分かっているから抑えているんだろうけど、精神的に打たれ弱いっつーのが見え見えで「とても首相って器じゃぁないよね」というのが彼の評価。彼も今ちょっとなのに惜しいよね。

どれもこれも帯に短い小人物ばっかしで、民進党は元々自民党からアブれた連中だし、維新は安倍とべったりの第二与党を目指してるらしく「小判鮫」よろしく寄生して論外だし、公明党は自覚も中身も無い「いつだって与党と一緒」というスタンスの風見鶏政党だし、一体全体私ら有権者は誰を選べばいいのか?

大いに悩むところなので考えるのはやめにし、私はこんな時とりあえず政権交代させることにしている。民進党は前回失敗して相当凝りてるだろうから、今度はちったぁマシな政治をやってくれるんじゃないだろか。もし前と同じ「大臣になるって僕ちゃん嬉しい!」という小学生病が治ってないにしても、国民を欺く政治家にいいようにやられていては有権者の沽券に関わるのである。

選挙でしか有権者の力を見せられないのなら、とことん力を見せてやろうじゃないの!どういう政治がいいとか悪いとか理屈はいらないから、「誰がご主人様か解らせてやる」ぐらいの気持ちで選挙に臨めば、少しは連中にもごっついインパクトがあると思うよ。お隣の韓国もちょっと危ない大統領を選んだらしいし、米国もトランプ台風で大荒れらしいし、日本もこの辺で一発変わり種を選んでみるのもアリじゃないかな。どちらにしても、もう「党の決めたこと」にロボットみたいに投票するだけの「政党政治」は考え直す時期が来たってこと。正直、ほんと飽きたよね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿