明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ニュースに一言(8)何処かの市議が機内でマスクをするしないで警察官と揉めた挙句に、飛行機を1時間も遅らせて大騒ぎした件

2022-02-10 22:24:05 | ニュース

とにかくこういう目立ちたがりの頭の悪い人間が最近増えてきたようなので、ここで正しい航空会社側の対応について考えてみたい。

1、最初から飛行機に「マスク着用に賛成する人専用便」と表示しておく

何でもかんでも「憲法違反だ!」と騒ぎ立てるバカはどこにでもいるが、この市議、選挙で当選したにしては相当に頭が悪いようだ。多分「小学生以下のレベル」と私は判断した。彼の主張している中で唯一議論の余地があるのは「憲法違反」だという件であるが、憲法は個人のマスクをしない自由を認めていると同時に「航空会社の側のマスク着用ルール採用の自由」も認めているから、この点では彼の認識不足が露呈された形になるであろう。そもそもマスクを着用するかどうかは「コロナ対策として有効かどうか」の医学的見地から採用されたルールである。コロナ対策として役に立たないと主張するのなら、そのエビデンスを見せて説得すればいい。もし双方の意見が対立するとしたら、それを一方的に強要するのは「逆に市議側が憲法違反」に問われかねないのである。

それに市議である以上、この程度の憲法認識では市議は務まらないのではないだろうか。第一に市議がマスク着用に断固反対であるならば、いっそコロナ患者の入院している病院に行って「マスクなしで病室に入り」1時間ぐらい演説してくれば、それなりにニュースにもなり「良いパフォーマンスとなる」のではないかと思うがどうだろう(勿論、軽症者の病室であることは言うまでもない)。コロナは誰でも罹るわけではなく、大丈夫な人は飛沫でいくらウィルスが飛んでも平気なようだから結果的に、市議の主張が正しいと認められるかも知れないからお勧めである。とにかくこの市議は相当な「目立ちたがり屋」のようだから、何でもやってみればいいのだ。

まあ冗談はさておき、航空会社は現在は「マスクを着用している客」だけを乗せて飛んでいる。もしマスクの問題にケリをつけたいのであるなら、マスクを拒否する今回の市議のような客用に「マスクなし便」も飛ばせばいいと提案したい。客には選択の自由があるので、マスクをしたくない客は「マスクなし」の方に乗れば良いだけの話である。但し、何百人と乗れる飛行機で「お客が一人」というのでは採算が合わないから、通常2万円かかる距離の場合「マスクなしの便は、運賃が500万円くらい」になるだろうと思う。それでもマスクなしが良いと思えば、「どうぞ乗って下さい」というのが、資本主義経済の論理である。どんな便に乗ろうとも、それは「憲法で保障されている個人の権利」だから、たとえ運賃500万円であろうとも「ハタからどうこう言われる筋合い」はない。但し、飛行機の準備の都合があるから、予約制にしておくべきだろう。あるいは「マスクなし」の人がこの先どんどん増えたとしたら、もしかして JAL で「ノーマスク専用便」が飛ぶかも知れない(冗談である)。

勿論そんな不便なことをするよりは、プライベートジェットなどの「チャーター機」に乗った方がよっぽど楽ではある。そう、この市議がどうしてもマスクなしで行きたければ、自前で「小型ジェット機」をチャーターすれば良いのだ。何も警察官と1時間も言い合いしている暇があれば、サッサとチャーター機で飛んでいけばいい。それだけの話である。何をわざわざ一般市民の格安航空便に乗り込んでワーワー騒ぎ立てているのか、理解に苦しむとは正にこのことである。恐らくはワイドショーの話題になることで一部の「欧米かぶれのマスク反対者」の支持を取り付けたいのだろうが、この市議のさもしい根性が透けて見えるではないか。こういう人間はサッサと市議を「クビ」にするのが良いのだが、今の選挙システムでは簡単に行かないのが問題である(私の過去ブログでリコール問題について書いているので、そちらも参考にどうぞ)。とにかく2種類の便を飛ばして客側に選択させれば、こういうイチャモンをつける乗客も「ギャフン」となるだろう。一件落着である。

2、乗る直前に PCR 検査を行い、陰性であることを証明してから乗る

この場合、直前に陰性が証明されているのだから搭乗拒否する理由はない。あくまでコロナ・ウィルスをバラ撒く可能性があるからマスクをしてくれと言っているのであって、陰性と誰でもわかる「証明書を持って」いれば、マスク着用に賛成する人専用便に搭乗しても何も問題もないわけである。多少準備が面倒だが、これに反対する人はいないだろうと私は思う。飛行機会社も「但し、搭乗直前に PCR 検査で陰性が証明された方は、マスク着用に準じた扱いになります」と明記しておけば良いだろう。要は「マスク着用の目的」で一致していれば、実際に着用するしないの問題は「合意の上」の事として許されると解釈する。もっと言えば、例えばマスクを全員着用していたとしよう。一人の乗客がコロナに感染していて、しかも「全くの無症状」で本人も気が付いていない場合、例えマスクを着用していても、他の乗客が感染する可能性は「当然ながら、十分にある」わけだ。だから実際はマスクをしているからと言って、安全だというのは「実はナンセンス」なのである。それにマスクをしていても「内ポケットに硫酸の瓶を隠し持っている異常者」が紛れているかも知れないから、何をもって安全というかは突き詰めれば疑問が残るのだ。怖い世の中になったものである。

が、とにかくマスク着用の問題は「マスクをする」か、医学上の理由でマスクをつけられない場合は「十分な対策をして」乗り込むか、それとも直前の PCR 検査で「陰性が証明される」か、何れかの方法で「マスク着用に賛成する人専用機」に搭乗できるものとする、で決まりだろう。つまり、マスクを着けろと言う人というのは「自分はコロナに罹ってない」と信じていて、唯一他人から感染させられるのを心配している人を言うのである。だから、「私はコロナ・ウィルスを持ってませんよ」ということを、科学的にハッキリ明示すれば事足りるのではないだろうか。それがいわゆる「陰性証明」である。もし市議がこの時「陰性証明」を持っていれば何も問題はないだろうし、その後「誰かからコロナ・ウィルスを貰って、病院に担ぎ込まれようが何しようが」市議の身を案ずる人は誰もいない、と私は断言できる。要は、みんな「自分さえ助かれば良い」のである。こう言ってしまえば身も蓋もないが、真実はそう言うことだろう。世知辛い世の中になったものである。

3、マスク着用に反対する人には色々な選択肢をご案内する

もしマスク着用を拒否する人には選択肢として「各種乗り継ぎご案内サービス」を提供すれば良い。

例えば
① タクシーなら近くのタクシー会社の電話番号をお教えする。
② 電車を利用するならどこから乗車して、どう言う列車を乗り継いで行くと一番早いかをお教えする。この場合、駅までの経路も案内するのが親切だろう。
③ 時間はかかるが船での利用も一応案内すると完璧である(まあ、嫌味になるが)。
④ 最後にチャーター機の場合の大体の料金と、もし頼むのであればだが「連絡先」をお教えする。市議なら勇気を出してポケットマネーで利用し、「〇〇航空がマスクを強要したので、やむなく何十万円も払ってチャーター機で行かざるを得なかった」などとマスコミに吹聴すれば、それなりに話題になって満足いったのではないかと思う。勿論この場合「違う意味」で話題になっただろうことは言うまでもないが・・・。

以上である。

まあ、このような対応であれば航空会社としては非の打ちどころの無い素晴らしいサービスだと賞賛されるであろう。以上がこの市議のような「騒いでニュースになることを意図した、頭のおかしな人間」に対する航空会社の対応方法である。要はこう言う病的なクレーマーに対しては「相手に選択させる」のがコツなのだ。相手の要求に「出来ません」と答えるのは「待ってました」と相手を調子に乗らせるだけである。相手が無理難題を要求してきたら、「それならばこう言う選択肢が御座いますが、如何いたしますか?」と応対するのがセオリーである。どんな選択をしても「相手の選択の自由」だから、憲法違反にもならなくて便利である。どうだろうか。

どっちみちこの市議の言っていることは「ただのワガママ」で、立派な大人のやることでは無い。私は、こう言う人間が市議を務めている「市議会」って一体どんなものなんだろう、と改めて興味が湧いてきたことをご報告しておこう。ワイドショーもこの市議の「その後」の結末などをレポートしてくれると面白いのだが、どこかやってくれないかなぁ。確か九州の方でもう一人「マスクを断固拒否している議員」がいたようだが、その後のニュースで「一応マスクをして」議会に出ているようである。本人の主張がどうであれ、改正されるまでは「決められたルールは守る」のが、議員の最小限の責任であるのは言うまでもない。マスクはルール上「一応した上」で、あらためてマスクの強要は無効だと主張するのが議会のやり方だと言える。その点で「遅きに失した」かも知れないが、この議員のやってることは「まだまとも」だと言える。こういう先例があるのだから少しはこの市議もやり方を学んで、ちゃんと議会の場でマスクを着けた上で「マスク着用はコロナ対策としては効果がない」と主張すれば良いのではないだろうか。しかし、余りにも幼稚な人間というのは、見ていて不愉快になるものである。

紀元前の昔、ソクラテスという人がどうしたこうしたと学校で習ったはずだが、この市議は全然頭に入っていなかったらしい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿