明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

確定申告をとうとう出して来ました!

2017-03-13 18:00:00 | 今日の話題
今日確定申告を提出して来た。柏税務署は家から歩いて15分ほどのところにあって、こじんまりとしたビルである。申告書提出場所は1階の右奥にあって、5人位が1列に並び、申告書を点検・受取りを行い、収受印を押していた。市民はATMよろしく20人位がウネウネ並んでいたが、一人3分位なのでそれ程待たされずに出すことができた。まぁ出すだけなのでこんなもんである。

周りの人を暇にまかせて眺めると、会社から来た経理らしいテキパキした人や、個人で毎年出してるらしい手慣れた人、また初めて税務署に来たような夫婦やカジュアルな服装の若い人がいて、確定申告は案外いろんな人がやっているんだなと思った。率は分からないが、サラリーマンばかりが市民ではないと言うことである。しかし税務署は一般市民にとって怖いところと思っていたが、意外とあっさり済んで拍子抜けした。もちろん申告書を出しただけで間違ってるかどうかはこれからである。

ついでに確定申告の税金も払っておこうと思い部屋を出て、奥の大きい部屋の納税窓口に向かった。窓口は2人の担当がせっせと税金を受け取っていた。紙に住所・氏名・金額を書いてコンビニよろしく所定の位置に並ぶと、すぐに「次の方ぁ~」と呼ばれて税金11、231円を出した。すると申告書の控えを見せてと言われたのでカバンから出して見せると、しばらく見ていて「百円未満はいらないんですよ」と、31円を返されたのだ!せっかく計算した復興税2.1%はどこに行ってしまうんだ!と私の正義感に火がついた。

それで語気鋭く「税金払うって言ってんのに、なんでいらないって言うんだ!」と詰めよった。(税金が安くなるって言うのになんでだよ!)

担当者は当惑したようで困っていたが、そもそも税金計算の時に千円未満を切り捨てることが気に入らない。百歩譲って税金計算の準備段階ではまあいいとしても、「計算結果の税金を百円未満だからといって切り捨てる」とは何事か!
計算が面倒とか、お釣りが細かくなるとか、足し算が間違うとか、全てはお前らの都合じゃないか!

まぁ1担当者に文句言っても仕方ないからやめにした。ところが、そのまま番号札を渡されて待たされたのだ。なんでかなと思って窓口の方を見ていると、パソコンに向かって担当者が何やらせっせと打ち込んでいる。「65番の方ぁ~」と呼ばれて窓口に行くと、住所や名前が印字された「領収書」を渡された。「こんなの作らないで領収印押せば済むんじゃないの?」と疑問を投げかけると、担当者は「そういうもんじゃないですから」と決まり悪そうに言って謝った。なんて効率が悪いのか、お役所仕事ってのはどうしようもない!。(ほっとくと、次から次へと非効率な所が目についてしまう)

色々あったが、ようやく申告書を出し税金も納めて、心がスッキリ晴れ晴れとして外に出た。思えば一ヶ月以上悩んでいたのがやっと終わったので「税務署怖いもの無し状態」であちこちブラブラ見ていたら、体育館みたいな建物の入り口から外へずらっと何十人と並んでいるのが目に入った。申告書作成コーナーと張り紙がある。一人一人作成の手伝いをして何人が教えているのかわからないが、どう見ても自分の順番が来るまでに2、3時間はかかりそうだ。この寒空に長い時間列に並んで待たされる市民は、いい面の皮である。

整理券を配って、ファミレスかマンガ喫茶にでも行って待っててもらえば皆んな楽なのに、なんで?

役人は市民が列に並んでじっと我慢している事など歯牙にもかけないのであろう。役人の役目は「市民サービス」であると言う事に本気で取り組むようになるのは、遠い遠い未来のことに違いない。私は軽いめまいを感じつつ駅の方に歩いて行った。

ところで私は今回、兄弟で相続した土地を売却して不動産所得があったから確定申告をしたのだが、私はその土地に住んでいたので「居住用財産の特別控除」を受けることにした。3000万円である。つまり所得から引いていい金額が3000万円あるのだ。で税金0円である、やったーっ!!

というわけで100万円ほど節税したわけである。これって節税したけど文句あるか?という国税庁への不敵な挑戦じゃないのかな。気分はルンルンだが結果がいつ出るか、ちょっと不安である。何しろ税務署というのは何だかんだ言って難癖つけて税金を取るのが成績になる所だから、私も修正申告をさせられるかも知れない、おお怖い怖い。

最近公務員の態度が市民に媚びてきているようで気持ち悪いが、本音は市民など年貢を収める百姓で一段下と思っているのだから、いつ本性を露わして居丈高な態度に豹変するやもしれず安心は出来ない。実際私が相続税について質問に行った調布市税務相談員は、如何にも不機嫌そうな態度で「その程度の遺産で、いちいち質問に来るな!」と言わんばかりの口のききかたであった。公務員というのは、内心はこんなような「市民をバカにした人間」がまだワンサカいるのである。おーっ、ゾッとするではないか全く!

というわけで、土地売却の税金が「0円」で済むか「修正申告して取られるか」は、後日の楽しみに待っている状態。柏市からの連絡待ちだが、何もないことを祈ってただ待つのも辛いよね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿