明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

とうとう SHURE の完全ワイヤレスを購入!

2020-10-12 14:00:45 | 科学・デジタル
まず言っておきたい事は、SHURE の完全ワイヤレスは「最高だぞぉ!」である。

その理由を書くにあたって、まず現在の私の音「環境」を説明したい。現在私の持っている音響製品は、イヤホンだけである。8畳一間のアパート暮らしでは、お金はあっても「大きな音が出るスピーカー」は置けないのだ。当然アンプなんか「もっての他」である。だからイヤホンには「ついつい良いもの」が欲しくなるわけだ。過去には SONY とか BOSE とかいくつか買ったが、壊れたり音質とか操作性とかで使わなくなったりして、人にあげてしまい、そんなこんなで現在3台が残っている状態である。内訳は、オーバーイヤー・ヘッドホンで音質最高ランクの万能タイプ、SHURE の SRH1540 が1台。長時間ワイヤレスの KLIPSCH 肩掛けイヤホン X12 が1台。それと、使い勝手が良い簡便なワイヤレスイヤホンの AVIOT WE-BD21d が1台、計3台所有している。なお、SHURE のヘッドホンはワイヤレスではないが、ワイヤレスアダプターの JPRiDE JPT1 と接続して、疑似ワイヤレスで聞いているので、都合ワイヤレスが3台だ。

音質は勿論 SHURE のヘッドホンが断然いい。しかし KLIPSCH も次点だが、なかなか良いところまで行っている。というか、SHURE が抜群の音場定位とボーカルの伸びに切れのあるダイナミックな低音で、スタンダードからロックまで幅広く聞かせるのに比べて、KLIPSCH はしっとりとした高音と深みのある音の広がりで、クラシックなどにピッタリだった。この2つはソースによって聞き分けてもいい。ところが最近は扱いが手軽なために AVIOT WE-BD21d を聞く機会が増えてからというもの、長時間 SHURE のヘッドホンを聞いていると「ヘッドバンドの装着圧力が、段々と痛く感じる」ようになってきたのだ。まあ、耐えられない程じゃないけど、1時間ほど聞いてから外すと「ちょっと疲れたかな」という感じである。

これでは SHURE を聞く時には、何を聞くかを含めて「心して聞かないと」いけない。一方 KLIPSCH の方はイヤーピースがどうにも合わなくて、COMPLY の交換用イヤーピースなんかも色々試したのだが、しばらく着けていると「左側のイヤホンが緩んで抜けてくる」のである。適宜押し込み直すのだがまた緩んできて、非常に着け心地が悪い。それに首掛け式のワイヤレスなので「電池の持ち」は全然問題ないのだが、首を回すたびに微妙にズレてしまうのが「致命的」で、これではゴルフなどの運動中には使えない。それでも音が気に入っているのでたまに喫茶店などに持っていくが、イヤホンコードが「私のメガネを首からぶら下げているメガネチェーン」とコロナ対策のマスクに「絡んで」しまい、ちょっと外そうと思うだけで「実に不愉快」なことになる。何とかならないかな、というのが正直なところである。

それでいよいよ SHURE から AONIC シリーズが出たのを機に、ヘッドホンを Bluetooth 対応の新型にするか、それとも両側をコードで繋いだ従来型ワイヤレスイヤホンにするか、はたまた最新式の「完全分離ワイヤレス」にするか、ここで一発「最終的選択」をすることにした。そして熟考の末、「完全分離ワイヤレス」セキュアフィット・アダプター RMCE-TW1 と、有線イヤホンの最新型「AONIC5」をダブルで購入することにした。この2点を買うことに心を決めてからは行動は早く、アマゾンに発注して2日、柏のローソンで受け取って早速家に戻り「今日の開封の儀」となったのである。

まず有線で「SHURE の完璧な音」を確認する。素晴らしい響きだ!。昔、SONY や BOSE を所有して最高だと思って聞いていた頃と比べて、更に一層「音楽が楽しくなっている」から素晴らしい。まあ、SONY も BOSE も進化してるだろうから単純な印象で語ってはいけないが、個人の好みとしては、イヤホンの音を考える時は「SHURE」だけを見ていると言っても過言ではない。人それぞれ好みのメーカーがあるとは思うが、私の出会った SHURE の音作りの精神には、まさに「完全」という言葉がピッタリするのである。もうその他のメーカーに迷う事は一生無いと思う位だ(まあ年も年なので、迷っているヒマはもう残ってないとも言えるが)。ちなみに今回購入した有線のイヤホン AONIC5 は、従来型 SE535 の後継機で、アマゾン購入価格は 60,280円 である。

スピーカー構成は3基のバランスドアーマチュアドライバーを搭載した究極の音作りが売りになっていて、2基のウーファーの自然な力強い低音と1基のツイーターによる優れた空間表現が可能になっていると言う。詳しい音響学的な評論は専門家に譲るとして、とにかく「聞いていて楽しい」のは間違いがない。耳に聞こえてくる「音の魅力」に思わず踊り出したくなると言うのは、最高の賛辞だと思うがどうだろう。イヤホン本体の質の高さは実感できた。更に言えば今回「耳掛け式の装着方法(所謂 SHURE 掛け)」の素晴らしさに感動したので、一言付け加えたい。「SHURE、最高だぜベイビー!」・・・

ちょっと下品な表現があったが許していただくとして、どういうことかと言えば、初めて使ってみた耳掛け式イヤホンの装着感が半端なく「スゴイ密着感覚」で、落ちたりズレたりする「気が全然しない」のである。この完全なる安心感は、今までのどのイヤホンでも感じることがなかったもので、SHURE の凄さを「改めて感じた瞬間」である。嬉しくなってワイヤレスアダプターの TW1 に付け替え試聴してみる。TW1 はピッタリ耳に吸い付くように挟まって、一度装着すれば外れる心配は皆無だ!。更に形状記憶ワイヤーのコードで耳をぐるっと回って耳の後ろに丁度いい具合に収まる「アダプター本体」も全然邪魔にならず、メガネをしていても不快感は一切無かった。これならゴルフは勿論、ジョギングでも自転車でも(流石に水泳は無理だが)十分に使えると確信した。音は勿論のこと、有線で確認した AONIC5 の音である。

2つ合わせて8万超の買い物だが、十分お釣りがくる程の内容で「大満足」であった。もともと私の耳は、特に左側が耳鳴りがするようになってから何だか「耳穴が広がって」しまったようで、イヤーピースを大きくしても「すぐ落っこちる」のである。それが SHURE の「完全分離ワイヤレス TW1」を使うと、耳穴の後ろにイヤホン本体が出っ張って微妙に耳たぶの凹みに挟まり、実に具合よく「カッチリと固定」されるので、耳穴に差し込んだイヤーピースは「それほどギューギューと押し込まなくても」よくなったのだ。これは望外の効果である。もし SHURE が「耳たぶ」を含めた固定方式を考えて作っているとしたら、SHURE の最高が「もう一つ増えた」ことになる。これは一度装着したら、寝るまで「外さなくなる」ので気をつけなきゃいけないな、と思った(オーバーだよな)。まあ、耳自体には通気性も含めて「着けっぱなしは良く無い」と言うことなので、普段家にいる時には SHURE の SRH1540 を使って、外に出かけるとには「TW1」の完全ワイヤレスを楽しむことにしたい。

ワイヤレス市場はアップルの独壇場だそうだが、高級機の分野を目指すのなら SHURE の「音楽的な表現力」を是非手に入れて欲しいと思っている。良い音楽には「音の良し悪しなど関係ない」と言うのは事実だが、モナリザを「曇りガラス越しに見る」ようなイヤホンだけは、そろそろやめても良いのじゃないかな、私の長いイヤホン生活からの提案です。まずは 29,800円の「AONIC 215 完全ワイヤレスイヤホン SE215-K-TW1-A」を購入して、SHURE 掛けの使い心地を試しされると「その気持ちよさに、虜になる」こと請け合いですよ。

以上、SHURE の「完全分離ワイヤレスアダプター」のユーザーレビューでした。ちなみに私の感じる「良いイヤホン」の評価基準は、耳で聞いている音についてあれこれ考えるんじゃなく「音楽そのものに酔う」こと、である。音のことは頭からすっかり忘れるてしまう状態が、本当の良いイヤホンだ。それが私にとっては SHURE である。


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