WAVE TALE

鯨・波・しずく・月・シーグラス・海岸写真・~Atlantis~・http://wavetale.yu-nagi.com/

【♪】高級ラムネ菓子改め、上質生キャラメル

2011-06-07 03:43:57 | 【海岸日記】
SING LIKE TALKINGネタです。
・・・私をよく知る旧友が読めば、やっと書いたか と思うことでしょう^^;(20年来のファン)

Newアルバム「Empowerment」(エンパワーメント)絶賛発売中☆
売り切れ続出らしいです。AKBの投票券が入ってるわけでもないのに(笑)

感想から派生(脱線)して色々書きたいので長々書いてしまいます。
もうすでに着々と覚える方向で聴いている状態の、往年のファンの個人的な感想です。


まず何より これ。
「きみの中に輝くもの」は、自分を見て書いてくれたんですね千章先生!!と言いたくなった。
(作詩:藤田千章(ふじた ちあき)さん←シンセや打ち込み等と作詩担当、男性)
曲の出だしはどこかで聞いたような内容でゲンナリしそうになったけど、それでも日本語の選び方が素敵なのは確か。
で すぐにサビで、今 言われたい言葉No.1をズバリと。
言葉が乗っている曲もまた、自分の中にとても入りやすくピッタリと。
泣けます。手でぬぐうんじゃ足りない、ティッシュじゃもったいない、タオル持ってきた。
たま~に、何度聞いても泣ける曲があるが、これもそれか? 試してみた(冷静)。
5回連続で泣けた。もうやめた(冷静)。
・・・歌詞、この程度でも載せちゃまずかったら消すので教えてください。

 きみの中に輝くもの
 それはきみだけに授けられた奇跡
 その行く先は なんてきれいな 梢の春 桜咲く舗道
 -中略-
 きみの中に輝くもの
 それはきみだけが育てられる生命(いのち)
 かけがえのない
 -以下略-

(後日談:さすがに慣れて、毎回は泣かなくなった)


自分の思う、一番SING LIKE TALKINGらしい曲が「A Wanderful World」。
そう、これこれ、これが聴きたかった(じ~ん)。
最も彼ららしいこの「A Wanderful World」が一曲目でもよかったんじゃないかな。
「Through The Night」を一番最後にするとファンキーな夜が続いてくれそうで☆

その「Through The Night」の切り替わるところがかっこいい!!
で、曲が彼ららしく進んでいくんだけど、竹善さんのキレイ声が入るとそのキレイさゆえダーク感がクリア感に負けてしまうところがちょと惜しいとも言える。。
日本語歌詞にもこだわっているようだけど、これは「Forever」くらいのかっこよさにつなげて欲しかったな。
参考:「Forever」(ぜひ!)


「Dearest」を初めて聞いた時はメロディも歌詞も甘すぎるゼ と思ったけど・・・

 「大好き」なことって「大切」になっていく

・・・って、私“心の内”で毎月書いてんじゃん。ひとのこといえないじゃんw
聴けば聴くほど素直にいいなァと思えてくる。


全体的に
歌詞は相変わらず、読めない漢字があるかと思えば、分かりやすく一見くさいとも言えるシチュエーションがあったり。
ただもう少し、どうとでもとれる言い方とか曖昧さとかを多めに欲しかったな。
それでも千章先生の詩は声に出して読みたい日本語。歌うと気持ちいいこと いいこと。

曲は、竹善さんも好きなブリッジ(よく3番に入る前辺りの、ちょっと曲調が異なる部分)が効いてて私も好き。
それにしても曲ごとに歌い方を変えるのは技術高いと思う。どんな発声練習・訓練してるんだろ?
ちょっとしか聞いたことない人は高い声だけしか印象に残らないかもしれなくて、それはとてももったいない。
とりあえず3~4回聴いてほしい。

ギターもまた・・・ンまいんだっ!弾いているときの笑顔をみると、楽しさ滲み出ていてこっちまで嬉しくなるんだっ!

てなわけでお三方ますます円熟味を増し、まるで上質の生キャラメルのようである。
よりなめらかに、濃く。でもキャラメル、つまり親しみやすいお菓子のような存在でいてくれる。

・・・なのに、日本が胸張れるような土産菓子なのに、輸入菓子のパッケージみたいなジャケットで・・・う~む微妙。

あ、我らが ともひょこさん のギターインスト「Do-Nuts?」と「Dog Day In The Noon」はだいぶ経ってからハッとしたんだけど、これ同じ人が作ったようには思えないんじゃないか?
(ギター:西村智彦さん。昔←見るからに好青年、現在←別人の風貌・・・中身は変わらず)


昔というと、私が学生時代に感化され、大いに動かされた曲がこちら「La La La」
同じく学生時代、受験に落ちた際にラジオでなぐさめてくれた思い出の曲がこちら「Hold on」


そうそう、よく竹善さんファンと言われるんですけどそこまで自信も自覚もなく・・・。
ぶっちゃけ、
ともひょこさん>ドラムのタカさん>竹善さんと千章先生>ピアノのソルトさん
てな具合です(タカさんソルトさんはサポートだけど)。

とはいえ、竹善さんのソロも嫌いなわけじゃありません。
例えばこちら「Desperade」
なんとかケンさんが歌う以前に発表されたんですよこっちの方がっ。これが入っているEAGLESのベスト盤を買い直してみたり。基本的に原曲が好きなタチですが、これはカバーの方が好きなくらい。
こちらもすごい「Amazing Grace」
説明不要でしょう。まったくもう。

ソロライブアルバム「Alive and Kickin'」はバンドサウンドとしても絶品です。
SALT&SUGARのアルバム「CONCERTⅡ」もなめらかに素敵です。
(ソルト&シュガー:塩谷哲(しおのや さとる)さんと佐藤竹善(さとう ちくぜん)さんのユニット)


話をSING LIKE TALKINGに戻して、ライブではこんな感じになります。
「Rise」
ドラム(タカさん!)とベースとホーンセッションが加わるのは分かります。いないから。
自分たちもシンセやギター弾くくせに、さらにピアノ(ソルトさん!)やシンセやギターを加えてそれぞれソロパート持たせるものだから大変なライブに!長い!(笑)
・・・でもね、終わってほしくないんですよ、これが♪
楽しかったり心地よかったり、ずーーっと続いてほしいくらいなんですよ。ハマるとね。

で、ときにはこんな曲も「津軽平野」
(これリアルタイムにこの場所で聴いてたような!)

というわけでライブが非常に楽しみです♪
近々あるものはアコースティックライブだから、ちょっとおとなしめで、曲本来の良さが浮き彫りとなることでしょう。
のちにサポート大勢のフルバンド仕様?でも回ってくれるようです。どちらもそれぞれ・・・楽しみ!!!

(ああ書ききって満足しました。呼んでくれたあなた、疲れたでしょう?^^;)


・・・とあるファンの道程、からの、シングライク入門みたいになりました。

【♪】ゆずの涙割り

2011-06-07 03:42:51 | 【海岸日記】
※追加公演は内容異なるかな?一応「ネタバレあり」

記しておきたいものの、どうまとめればよいかとても迷う・・・。
結局いつもの調子で書いてしまいます。
です・ます調、だ・である調混在。現場描写やら、自分の頭の中やら、誰かに言っているセリフやら色々。

1年に1度は生で聴きたい。
聴くというより、声の圧力を真正面から受けたい。・・・猪木さんにビンタされたい人の心境に近い?
岩沢さんの歌声が好きなので行ってきました。

☆ゆず ARENA TOUR 2011『2-NI- × FUTARI』
2011/5/8@横浜アリーナ

会場がだだっ広いアリーナであろうと(しかも縦に使用…ステージ遠い)、後ろの席であろうと(…遠い)、ゆずの声量はアリーナの壁を突き破って外へ出そうな勢いだからどの席だってへっちゃら。
その発する声にのけぞりそうになりながら、全身鳥肌立つようになりながら、浴びることができました。よかったよかった(じ~ん)。

盛り上がるのは初日と最終日、というのが通説。
その辺よく分かってくれていて、中日(なかび)をすごく大事にしてくれている気がする。
私が行った中日(なかび)には『母の日だから』と「背中」をライブ初披露!
(神戸では『神戸に合うと思って「アゲイン2」』だったって…それも聴きたかった)


『そんなに泣かなくていいんだ』
一曲目、「雨と泪」(↑歌いだしの歌詞)
最初のひとまとまりの最後(五曲目)は「からっぽ」
・・・これはヤバい。
ゆずを知った当時よく聴いた、涙腺刺激系。泣いて発散系。
しかも今は震災後。フィットしすぎ。抑制不能。まあいいや、泣いとこ。2人の気持ちが温かい。ありがとう。

「雨と泪」が収録されているのは1998年のアルバム「ゆず一家」。
このアルバムから14曲中5曲も歌われた!なんかすごい。
フォーク色とポップス色が混在、さっぱりとしてまとまりのいい、しかも飾らない、いいアルバムだと思う。アートワークもツボ。「心の音」→「雨と泪」という流れが大好き。「境界線」のコーラスはなんとEVEさんである(日本人女性三姉妹の素晴らしき方々!)。


バックバンドを連れてのツアーだけど、最初の部分はふたりだけによる弾き語り。
この部分は震災の影響で考え出されたもの。
開催すら分からなかったはず。できるならやろうと判断するも、会場、電力、余震の心配、どこまでできるか分からない。
そこはほれ、『“路上”出身ですから、底力あるんですよ!!』の言葉の通り。
会場が変更になろうが 電力使えなくなろうが、できる限りやろう この選曲にしよう、と準備してくれたことが覗える。
・・・そのことがとても嬉しくて沁みる。

つい、比べてしまう・・・SING LIKE TALKINGは、なんとかしなきゃの矛先が『他のアーティストを呼んで』という方に向いてしまった。彼らのファンである私は、違う、そうじゃない と思ってしまった。彼らだけでよかった。彼らだけがよかった。
だからゆずの“ふたり”の弾き語りはとても嬉しかった。


『元気ですかー?』
曲の合間の客席への呼びかけ。今回はいつもより多く呼びかけていた。
しかも単なる盛り上げ手段ではなく、ほんとに『みんな(ひとりひとり)元気でいますか?大丈夫?』という感じ。

「栄光の架け橋」の1番はビジョンに歌詞が出て客席が歌うように促される。こういうときは歌った方がよいと知っている。

アンコールを求める際の客席からの歌、今日は「贈る歌」(他の日は「虹」だったらしい)。
↑ゆずのライブでは“アンコール、アンコール”と言うのでもなく手拍子を打つのでもなく、客席の誰かが歌いだし、それに合わせ会場全体が歌うのである。その歌声にのってふたりが登場するのがお決まり。

ついでに、始まる前に「ラジオ体操第一」が流れ、会場全員で行うのもお決まり。
スーツでこっち向いて立つ警備係のお兄さん達も全員(エライと思う)。ふたりも控室で行っているようだ。
両腕をニュッと上にあげる手足の運動で客席に笑いがおきる。巨大イソギンチャクの一部になった気分(キモい(笑))。

もうひとつお決まり。「夏色」で最高潮。
曲の出だしにキラキラの紙テープや紙吹雪がポーンッ!と飛ぶが、今年は省エネ。
『そーれっそーれっそーれっそーれっ』の声に合わせ、揃いのTシャツのスタッフさん達がホイホイと登場。
片手をグーにしてステージ周りに並ぶ。
『1、2、3、ダー!』で 手から紙吹雪キラキラ☆
ズバリ“手動”(笑)。

終わりに歌った「HAMO」。これ聴きたかった。予想通りの 声の音圧。


今回ほど泣けるゆずはなかった。