仙台市太白区の株式会社わざケア代表取締役 訪問看護ステーションわざケア作業療法士の渡部達也です。
事業再構築補助金について
コロナで打撃を受けた中小企業で、新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築をする場合に補助金の申請ができます。
まず第1の注意が第1回、第2回、第3回と公募要件が少しずつ変更となっている点です。
当社では2020年11月上旬にコロナ禍にのまれ、前年同月で30%程度売り上げが減少し、この11月の売上減を使うことができれば、補助金申請要件の売上高10%減少を満たすことができる計算でした。
第1回の公募要件では、「直近半年で~」と時期が指定されていたため、5月中に申請しないと11月の売上減のデータを使えない!ということで、慌てて計画書を作りあげていました。
その途中、第2回の公募要件が出され、「2020年10月以降の連続する6ヶ月のうち、任意の3か月」に要件が変更されたため、慌てて作成した事業計画書で第1回での申請はせず、第2回に照準を合わせました。
その他、事業計画書の枚数が第1回公募では15ページ以内だったのですが、第2回から補助金額が1500万以内だと10枚以内と変更になっていました。
第1回の申請に合わせて15ページで作っていましたから、10ページ以内にするのに非常に時間がかかりました。
その2
審査項目、加点項目に関してはしっかり事業計画書に盛り込みました。
事業計画のどこかに、それら項目が何か当てはまらないか、どうしたら当てはまるかを考えるだけでも計画書に深みが増すと思います。
その3
事業の継続性
当然だと思いますが、補助金渡したら倒産。これは防げなければいけませんから、会社として継続してやっていけるのかは見られるとのことでした。
その4
資金
当社の認定支援機関は銀行でした。
その銀行から、採択されれば運転資金の借入できるとの承諾を得られていたのも大きかったと思っています。
その5
SWOT分析とストーリー
SWOTの中身については最初は羅列にしていて、読んでもまとまりがありませんでした。
10ページに凝縮させていくうえで、事業計画書にストーリーを持たせつつ、SWOT分析の中身と考察にストーリーを反映させるように心がけました。
その6
だれが採点するか分からないので、専門用語は少なく、データの引用も分かりやすく心掛けました。
その7
数字は全部齟齬が無いように。
なんで数字がちょっと違うのと、読み手に「?」がついてしまうと不採択になる可能性があると思いますので、数字は全部同じか確認しましょう。
以外にこの作業に時間がかかります。
以上。おおきなところではこんなところでしょうか。
本体事業がコロナでダメージを受けたときに、時間を割いて新規事業の考え事業計画書を作成することは本当に大変なことです。
でも、もうコロナ前には戻らないと思いますので、新たな事業を作っていかなければいけない時期なのかなと思っています。