今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

断捨離セミナーin金沢2012(その2)

2012-09-26 23:03:04 | セミナー

今回のセミナーは、ワークが多かったという印象がある。



これは、自分の現在地を確認するワーク。

左下から右上を自由線で結ぶ。

たいていは波線か緩い曲線だが、
こんなユニークな線を書いた受講生さんも



こちらは、モノと自分、自分と自分の関係を、
これまでとこれからで比較するワーク。

ワークの後は、テーブル毎にシェアをするが、
これが毎回、ストップをかけるのが惜しいほど、盛り上がる。

どこの席に座るかは、会場に入るまで、考えてみもしなかったこと。

だけど、選んだ席には、ちゃんと意味があって、
不思議なリンクが生まれる。

母娘、ご夫婦でご参加の方たちを、
あえて別々のテーブルにご案内したのは、
このご縁を最大に生かしてほしい…というやましたさんの想いから。


モノが手放せない時、
取っておこうとする背景にあるのは、なんだろう。

不安、それとも希望?

今、手放したら、もう2度と手に入れられなくなるのでは…と
不安に囚われていると、不安な未来がやってくる。

何故なら、想いやイメージは現実化するから。

同じ手放さないでも、希望からの決断であれば、意味が違ってくる。

たとえば、もしかして痩せたら着るかも…と不安に根差していれば、
おそらく痩せてその服を着る日は来ない。

でも、この服が大好きだから、痩せて着る!…と希望からの選択であれば、
きっとその想いは実現する。

なんの確証がなくても、勇気を持ってまず手放すと、
「必要なモノは、いつでも手に入れることができる私」という、
自分への信頼が生まれる。

不安と入れ替わりに、信頼という名の自己肯定感が育まれるのだ。

順番を逆にして、
自分への信頼が確立してから、手放そう…と思っていたら、
いつまでたっても、自己肯定感は育たない。


世界は、すべからく部分即全体であるから、
財布を見れば、その人の押し入れの状態が分かり、
押し入れを見れば、人生すらも分かってしまう。

つまり、財布を整えれば、押し入れも整い、
押し入れを整えれば、人生も整うという仕組み。

だから断捨離はただの片づけ術には留まらない。

財布から、人生を整えてしまうのだから、
実行しない理由がどこにあるだろうか。


セミナーの最後は、ゲーテの言葉で締めくくる。

『コミットメント 献身

ものごとを始める行為すべてにあてはまる、
基本的な真理が一つある

知らないと無数のひらめきや
立派な計画をだめにする

それは 人が真剣に取り組もうとはっきり決めた瞬間、
神の意思も動き出すとういうことだ

とても起きるはずのない様々なことが起きて、助けてくれる

決意から 出来事の大きな流れが生じ
都合のよい方向にすすんでいく

我が身に生じるとは夢にも思わなかったような
あらゆる予期せぬ事件出会い物質的援助が訪れる

できそうなこと 夢見ることを とにかく始めるがいい

大胆さのなかに叡智と力と魔術がある

いま 始めるのだ』


何度も聞いた一節だけれど、
今回、ことさら胸に染み込んでくるのは何故だろう…。

「決意から大きな流れが生じる」時が、訪れているのか?

決意して、踏み出す…、

今、ここから。




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断捨離セミナーin金沢2012

2012-09-17 15:39:27 | セミナー

9月8日土曜日、予報は雨だったが、朝からカラりと晴れあがる。

う~~ん、幸先いい感じ。

ルンルン気分で、金沢歌劇座へと車を走らせる。

断捨離セミナーin金沢は、これで4回目となるが、
やましたさんは今年限りでベーシックセミナーを引退するので、
北陸でライブで受けられる講義は、これが最後。

否が応でも気持ちが引き締まる…はずだけど、
なんだか緩みっぱなしの主催者momo。

セミナーと伴に私自身も進化してきたが、
今回は、今までで一番、いい加減な感じがする。

いい加減というのは、どうでもいい…という意味ではなく、
良い加減ってことかな。

何より、全然緊張がない。

全てが滞りなく、完璧に運ばなかったらどうしよう…という心配や不安が皆無。

最近、私たちの間で流行っている、
行き当たりバッチリの精神そのものだ。

何が起こっても大丈夫、
どんな評価が下っても怖くない、
全て、起こることは、起こるべくして起こるし、
私はきっとその場でうまく対処することができる…と自分を信頼している。

自分がすべてを掌握していなくても、
うまくいくものは、うまくいく…と、人に任せることも覚えた。

沢山の人をお迎えするし、責任者は私だけれど、
私自身も、今日のすべてを、
今・ここ・自分を楽しもう…、そう自然に思えた。

そういう気持ちは伝染するのだろうか。

セミナー会場は開始前から、いい雰囲気に包まれていた。


開始直前になって、やましたさんが机の配置換えを提案した。

最初、3人掛けの長テーブルを2つ併せて、
6人のグループを作っていたのだが、
これを2人掛けにして、4つのテーブルで8人の島にしたいとのこと。

あら、あら、備え付けのテーブルだけでは、足りない!

急遽、歌劇座の人にお願いして、
倉庫からテーブルを出してきてもらう。

それを受講生さんたちを総動員して、並べ替える。

机って、けっこう重い…。

はあ、はあ、ぜえ、ぜえ…。

心静かにセミナーを開始するつもりが、すでに汗だくだ。

その状態で、「はい!」…とマイクを渡された。

元々挨拶の文言は事前に考えていない。

その時、話したい…と思うことを話そう、
言いたいことは、その場で降りてくる…と信じていた。

…けど、ちょっと、息つかせて~~。


何を喋ったか全然覚えてない

どうも自己紹介すら、すっ飛ばしたようだ。

気が付いた時には、もうやましたさんがマイクを握っていて、
とてもスムーズに、セミナーへと導入していった。

みんなでワイワイ机を動かしたことが、
初対面同士の緊張を解いたようで、
スタートから、とても和やかなムードに包まれる。

山梨、静岡、名古屋、神戸、
京都、滋賀、岡山…などの遠方組も含め、総勢56名。

ご夫婦、母娘、男性の姿も目立つ。

リピーターさんも多い。

さあ、このまま6時まで、突っ走りますよ~~!



やましたさんは、ベーシックが大好きとのこと。

それは傍から見ていても、分かる。

とっても楽しそうだから。

仕事が楽しい…って、本当に幸せなことだなと思う。

そして楽しく仕事する人は、周りの人も楽しくする。





真剣だけど、楽しそうな受講生さんたち。

テーブル毎のシェアもとても活発だった。


通常のベーシックに比べると、
かなり進み具合がゆっくりだったけれど、
やましたさんは、テキストを終わらせることを目標にしていない。

その場にいる人たちの顔を見て、ニーズを感じとり、
それに応じて、構成や内容を変えていく。

「知らないおじさん」の登場が午後にずれ込むほど、
片づけられない・捨てられないの背景や、
モノとの関係性の問い直しに時間を割いた。

でもきっとそれが、
みんなに一番必要なことだったのだろうと思う。

つづく


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スイッチON

2012-08-18 11:34:06 | 実践

無謀としか言いようがないが、
この炎天下、草むしりをした。

連日の猛暑でぐったりした朝顔に水をやっていたら、
玄関前の雑草が気になった。

見て見ぬふりもできたはず。

だって、朝っぱらから、こんなに暑いんだもん!

…だけど、気が付いたら、
しゃがみこんで、せっせと草むしりをしていた。

雑草のようにたくましい…という表現があるが、
本当に、なんて しぶとい 元気なんだろう。

コンクリートの溝に僅かに溜まった土に、
精いっぱい根を広げて、踏ん張っている。

君たちも一生懸命、生きているんだね。

人間が一方的に、
雑草…という不名誉な呼び名を与え、
不要な草とカテゴライズしたが、
そんなことは、全くお構いなしに、
今・ここに生きている。

こんなとこにも自分軸…なんて、こじつけながらも、
殊勝な草たちを、容赦なく引っこ抜く残酷なワタクシ。

でもちゃんと報いは受けた。

朝から汗だくになり、ぐったりしたんだから、
恨みっこなしってことで、よろしく。



どうして怠け者の私が、頑張っちゃったかというと、
それは、今、断捨離スイッチが入っているからだ。

スイッチを入れてくれたのは娘。

先日、洗濯物を干している時、
娘の下着に古いモノが相当数ある…と感じた。

子どもといえど、人のモノには手をつけない私だが、
とっくに寿命を終えたような下着には、
こちらから引導を渡してやろうと、
娘に下着と靴下の断捨離を持ちかけた。

終わったら、お寿司を食べに行こう!…という、
絶対無視できないエサをぶらさげて


…で、下着の断捨離が始まったのだが、
お年頃の彼女の感性に反するモノが、
思いのほか、たくさん出てきた。

誰も見ない下着だから、
別にヨレヨレでもいい…と思っていたらしいが、
世界中の人が知らなくても、
貴女自身は知っている…、
こんな下着を着ていたら、
こんな下着が相応しい女になる…と話したら、
妙に納得したらしく、
潔くポンポン手放していった。

そうだよ、
貴女は大切な大切な娘。

くたびれた下着が相応しい人間じゃない…と私も思う。


…で、その勢いが止まらなくなり、
タンス2段だけのはずが、
結局、衣類全部、やがて部屋全体に及んでしまった。



廊下に積み上げられた不要品の山に、
こんなに心ときめくなんて!



いっぱいゴミを出せるのが、
こんなに嬉しいなんて!


久々のゴミ袋いっぱいの光景を目の当たりにして、
なんだかとっても嬉しくなり、
必然的に私の断捨離スイッチもONになったというわけ。

今日は午後からブックオフに行く予定。

要らないモノを手放す爽快感は、なにものにも代えがたい。

クセになりそう~~~



(ジブリのパズルはすぐ貰い手が見つかった

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このプライスレスなひと時

2012-07-23 23:52:20 | 金沢断捨離会

兼六園のすぐ近く、
21世紀美術館からは歩いて3分、
森の中の石段を上れば県立美術館、
金沢歌劇座や県立図書館など、文化施設に囲まれた和風家屋。

金沢石亭をダンシャベリ会によく使うのには、訳がある。

雰囲気がいい、
お店の人が感じがいい、
お庭がきれい、
広々とした個室を貸してくれる、
お料理がおいしい。

お料理が出た後は、
デザートになるまで放っておいてくれる。

多少の長居には、目をつぶってくれる。
(厨房には逆さ箒が立ってるかもしれないが…)

そしてなにより、必ず話が盛り上がる。

文月のダンシャベリ会第2弾の参加者は、
私を含めて8名。

うち4名はセミナー未参加の、
だけど断捨離に興味津々の方たち。

あとの3人は、すでにベテランの風格を漂わせる
バリバリのダンシャリアン。

プラチナ・セミナーの経験者もいる。

面白い顔合わせだなぁ…と思っていたら、
案の定、めちゃめちゃ弾けたダンシャベリ会となった。

前半は、捨てられない、
どうやって捨てたらいいのか、
何を捨てたらいいのか…といった、
主に対モノの話。

初心者に向かって、いきなりピーラーの捨て方を指南する私を、
「でもね、最初は、コンビニでもらったアイスのスプーンとか、
割り箸とかストローとか、どうでもいいものから捨てたらいいよ。」
…とベテランさん達が軌道修正してくれる。

う~~ん、みんな、なんか頼もしいな。

捨てる服をごみ袋にまとめてあるのに、
そのごみ袋が捨てられないとか、
もったいない、まだ着られるという悩みとか、
誰にでも経験のある話題で大いに盛り上がる。

捨てるには忍びないから、
被災地に送ったら?…という提案には、
被災直後ならいざ知らず、
もうその時は過ぎた。

日本全国から送られた物資は、すでに過剰で行き場がないという。

自分の要らないモノは、被災地の人も要らない。

捨てる痛みや罪悪感は、被災地に押し付けるのではなく、
きっちり自分で引き受けよう!

ダンシャリアンらしい、潔い結論に達する。


そして後半、ある方がかなりパーソナルな悩みを吐露した。

彼女の悩みは2段重ね、
聞いているだけで、辛くなるような話だった。

実際、涙ぐむ人も。

だけど驚いたことに、
ほぼ同じ問題をすでに経験した人が、
この小さな集団の中に3人もいたのだ。

そして、いかにしてその苦しい日々を生き抜いてきたか、
自分の体験をシェアしてくれた。

あまり人には言いたくない類の話なのに、
初対面同士だというのに、
どうしてこんな深い話ができるのか。

でもこれがダンシャベリ会のすごいところだ。

たとえ初参加であっても、
ここが安心・安全な場であることを、
肌で感じるのだろうか。

そして誰もが、素直に、真摯になる。

深い悩みは、
誰かに聞いてもらうだけでも
気持ちが軽くなるものだが、
さらに実体験を伴う共感を得られたら、
それはどんなに大きな慰めとなることだろう。

今回も、あっと言う間の3時間だった。

「さよなら。」「また今度。」

分かれ際の皆さんの笑顔は、とてもきれいだった。




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お盆にタイムリー

2012-07-18 15:40:11 | 金沢断捨離会

その日の雨は凄かった。

ここは熱帯雨林?…と思うような、
スコールと見まごう土砂降りの中、
Megu高尾台本店に駆け込んでくるダンシャリアンたち。

雨が降っても、槍が降っても、
ダンシャベリ会には、来てくれるんだね

なんか頼もし~~~。

のっけから手違いがあった。

ダンシャベリ会は濃い話をするから…と個室を予約してあったのだが、
お店につくと、通されたのは、騒がしいフロアの席。

えっ…?違いますよ!…と抗議するも、
今日は団体さんが入っているので、個室はないと言われた。

予約の時点では、確かに個室OKという話だった…と、
一応食い下がったが、ないものは仕方がない。

憮然としてフロアの席につこうとしたら、
私の目力に恐れをなしたのか、
マネージャー氏が、個室ではないけれど、
ランチ時には使わない大部屋のテーブルを
急遽、用意してくれた。

大部屋だけど、お客さんは私たちだけ。

超ラッキー

大部屋を占拠して、
おまけにお手頃ランチばかりの注文で、
3時まで粘った私たち、
私がレストランの人なら、
絶対、こんな客やだ~~と思う。

だけど、おかげさまで、
文月のダンシャベリ会は、いつもに増して、
濃~~く深~~く、
とても有意義な時間になった。

帰り際、引きつり気味のマネージャー氏に
丁寧にお礼を述べたのは言うまでもない。


今回のメンバーのうち3人は、
新緑のダンシャベリ会で浅田屋に集まった面々。

こんなに同じ顔ぶれのリピートも珍しいのだが、
これにもきっと天の計らいがあってのこと。

どんな話題が飛び出すのかな~~と楽しみにしていたら、
あちこちに飛び火して、本当にバラエティ豊かな会となった。

断捨離をしたら、
聞きたいと思っていた話を、
立て続けに聞く機会が訪れた…とか、
新車を買った…とか、
ご主人が自主的にギターを売ったとか、
すれ違い夫婦の解決策…とか。

金沢は7月がお盆で、
お墓参りのタイムリーな話題も出た。

お墓参りは1人で行くに限る!…とのこと。

一族郎党うちそろって、
わ~~~っと墓に繰り出して、
ワイワイガヤガヤしながら、一斉に手を合わせ、
はい、次の墓~~と流れ作業のようにお参りしても、
全然、気持ちが入らない。

少々時期がずれてもいいから、
1人で出かけると、
ゆっくり墓石を磨いたり、
お花やお水をあげたり、
死者のことを思う静かな時間がとれる。

本来の墓参りとは、
ちゃんと来ましたよ…と、
これ見よがしに証拠を残していくことではなく、
ご先祖さまのことを、静かに思うことではないか。

そんな話から、
以前、ひでこさんがセミナーで話していた、
自分が整うと、先祖も子孫も整う…という話題に。

そして今日このメンバーが集まった理由が、なんとなくわかった。

全員が、目に見えない世界はあると思っていたのだ。

霊感が強いとか、
なにかが見える…とか、
そういうことではない。

私たちは現在、
先祖代々受け継がれてきた命のバトンを中継中で、
そんな子孫を常に見守りバックアップしてくれる存在は、
目には見えなくても、
多分いるだろうということ。

人間の魂の存在、その魂を輝かせる生き方、
そんなことにまで、話が及ぶ。

それは、3時まで居座ったりもしますって。





話に夢中で、ランチの写真を撮り忘れた

これはデザートのマンゴー杏仁。


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断捨離セミナーIN金沢の仮予約エントリーは、本日24時までです。