遠来…といっても、車で1時間ほどの距離だが、
そう簡単に行き来できるわけではない。
主婦・妻・母は、毎日山のような雑事と格闘しているし、
そこに仕事が加われば、往復2時間はかなりハードルが高い。
それでも時間をやりくりして、わざわざ訪ねて来てくれた2人は、
ダンシャリハウスで一緒に受講した断捨離仲間だ。
受講したのは1年前、
その後、それぞれの家庭や職場で学んだことを実践してきた。
お互いもう見栄も照れもないから、素直に言える。
「私の成果を見てちょうだい!」と。
褒め言葉も批評も、どっちもウェルカムだ。
2人の目に、我が家のリビングはすっきり片づいていると映ったらしい。
おおむね合格点かな
柔らかい日差しが気持ちのいい午後だった。
窓からの風は、新緑の匂いを運んでくる。
ゆったりした時間。
くつろいだ時間。
リラックスした気持ちのいい時間。
それもこれも、邪魔なモノがない、片づいた空間があればこそ。
話もはずむ。
楽しい時間を満喫した後、1人が言った。
「豊かさって、家の中にあるんだね。」
そうだね。
きっとこの安心感と心地よさこそが、本当の豊かさ。
家の中が散らかっていればいるほど、人は外に目を向ける。
乱雑な状態を見たくないから、
そこに居てもちっとも気持ちが休まらないから、
スケジュール帳を予定で埋めて、外を飛び歩く。
行く所、やる事、会う人が多ければ多いほど、充実した毎日だ…と思い込もうとしている。
だけど外で楽しい時間を過ごしても、結局、家に帰ってくる。
乱雑に散らかった家に。
疲れて帰ってきた家が片づいていなかったら、疲れも倍増するだろう。
だけど心からくつろげる状態ではないから、身体も心も休まらない。
…だから、翌日もまた、癒しを求めて、外出する。
家に居たいと思えることは、幸せなことなんだ…と改めて思う。
そしてそんな住まいを実現する第一歩は、とても簡単。
全ては目の前の不要物を一個、処分することから始まる。
天候不順の影響か、遅れ気味だったバラがやっと咲き始めた。
その名もエーデルワイス。
バラに他の植物の名前をつけるのは、ちょっと紛らわしいと思う。
断捨離講座in金沢、第1回目は6月2日です。
残りあと4席です。
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