そうそう、なぜぼくが「ロッケリンチョ」で使ったオリジナル・ギター・テクニック「ダブルノート・ピッキング」を考えついたのか、それをまだ説明してませんでした。別にロックが弾きたかったわけじゃないですよ。偶然今回はロックな曲になっただけで。
このアイデアは相当古く、ぼくがギターをはじめた数年後くらいから暖めてはいたものです。でも、すこし試してみたらムリだと思って、ずっと投げ出していたアイデアだったんです。メロディをm,aで早く弾くのも大変なのに、それにあわせて低音をp,iで同調させながら弾くんだもの。左手もすごく大変。オクターブを押さえる練習を高速でやるようなものです。
というわけで、ぼくの技術じゃ、ダメだな。出来ないな。とこのアイデアはお蔵入りにしてました。(もうひとつの僕のオリジナルテクニック、4フィンガートレモロと同じにね)
なぜこのアイデアが思いついたのか?
単に常識的な発想からです。
「なぜピアニストは両手で同時に2つのスケールを当然のごとく弾くのに、ギタリストはいつも単音のスケールばかりなのか?」
そりゃ、ギタリストは左手使えないからさ。そんなことはわかってるんだけど、
なぜそれでギタリストは我慢できるの?ということです。
あたりまえに音楽的な欲求として、ピアノのように例えばオクターブでスケールを早く弾きたいとか、思わないんだろうか?
ジャンルをとわず超絶ギタリスト(たとえば、アルディ・メオラとかパコ・デ・ルシアとかイングベイ・マルムスティーンとかも含めて)はみなすさまじいスピードでスケールをばりばり弾きまくるが、それはすごいけどなぜ単音(シングルノート)でなの?という、ある意味あたりまえな疑問から生じた結果が、このダブルノート・ピッキングのアイデアです。
ギタリストは本来、低音を早く弾くことに慣れてません。なぜなら使える指は右手の親指しかないから。
だから低音で速いスケールを弾くようにするのはとても苦手。
そこで考え付いた方法がp,iで低音を弾くこと。そうすればなんぼでも速いスケールが低音で弾ける様になります。(左指が追いつけば、ね)。
そして、それにあわせて上のメロディをm,aでもし速く弾けたなら、ピアノのように二つのスケールを同時に速く弾けるようになります。
たったそれだけのことでギターにおける音楽的発想がどんなに豊かになることか!!!
実際ロッケリンチョでベース音を16分音符刻みにしただけでも、従来のソロギター曲にはない「ロック」っぽさが出てきた。
ダブルノート・ピッキングを使えば、すごく音楽的な表現が膨らませられるんですよ。演奏においても曲作りにおいても。多声部の曲もよりスピード感あるバリバリ動くようなのが作れるようになるでしょう。
低音がバリバリ動かせるようになるだけで、どんなにギター音楽は進歩するか、考えただけでもワクワクしますよ!そして2重音によるカラフルで厚みのあるスケールも可能になるんです!
現在のギター曲はもう出尽くしており、どんなジャンルでも目新しいのは出てこないでしょう。今後、ギター曲で改革がおこるとすればそれはこのようなテクニックを当たり前のように使った曲と、それをマスターしている弾き手によって、でしょうね。
練習さえすれば多分誰でも出来るようになる、テクニックですよ。(とは言っても慣れるまで時間がかかると思いますが。)
「ロッケリンチョ」はその先駆けとしての、デモンストレーション曲です。
(僕は左手の動きが鈍いので、速い2重音スケールはこの曲に入れてませんが)。
これからの時代のギター曲作りを考えてる人やギタリストの方に、気に入ってもらえれば、うれしいかな。
このアイデアは相当古く、ぼくがギターをはじめた数年後くらいから暖めてはいたものです。でも、すこし試してみたらムリだと思って、ずっと投げ出していたアイデアだったんです。メロディをm,aで早く弾くのも大変なのに、それにあわせて低音をp,iで同調させながら弾くんだもの。左手もすごく大変。オクターブを押さえる練習を高速でやるようなものです。
というわけで、ぼくの技術じゃ、ダメだな。出来ないな。とこのアイデアはお蔵入りにしてました。(もうひとつの僕のオリジナルテクニック、4フィンガートレモロと同じにね)
なぜこのアイデアが思いついたのか?
単に常識的な発想からです。
「なぜピアニストは両手で同時に2つのスケールを当然のごとく弾くのに、ギタリストはいつも単音のスケールばかりなのか?」
そりゃ、ギタリストは左手使えないからさ。そんなことはわかってるんだけど、
なぜそれでギタリストは我慢できるの?ということです。
あたりまえに音楽的な欲求として、ピアノのように例えばオクターブでスケールを早く弾きたいとか、思わないんだろうか?
ジャンルをとわず超絶ギタリスト(たとえば、アルディ・メオラとかパコ・デ・ルシアとかイングベイ・マルムスティーンとかも含めて)はみなすさまじいスピードでスケールをばりばり弾きまくるが、それはすごいけどなぜ単音(シングルノート)でなの?という、ある意味あたりまえな疑問から生じた結果が、このダブルノート・ピッキングのアイデアです。
ギタリストは本来、低音を早く弾くことに慣れてません。なぜなら使える指は右手の親指しかないから。
だから低音で速いスケールを弾くようにするのはとても苦手。
そこで考え付いた方法がp,iで低音を弾くこと。そうすればなんぼでも速いスケールが低音で弾ける様になります。(左指が追いつけば、ね)。
そして、それにあわせて上のメロディをm,aでもし速く弾けたなら、ピアノのように二つのスケールを同時に速く弾けるようになります。
たったそれだけのことでギターにおける音楽的発想がどんなに豊かになることか!!!
実際ロッケリンチョでベース音を16分音符刻みにしただけでも、従来のソロギター曲にはない「ロック」っぽさが出てきた。
ダブルノート・ピッキングを使えば、すごく音楽的な表現が膨らませられるんですよ。演奏においても曲作りにおいても。多声部の曲もよりスピード感あるバリバリ動くようなのが作れるようになるでしょう。
低音がバリバリ動かせるようになるだけで、どんなにギター音楽は進歩するか、考えただけでもワクワクしますよ!そして2重音によるカラフルで厚みのあるスケールも可能になるんです!
現在のギター曲はもう出尽くしており、どんなジャンルでも目新しいのは出てこないでしょう。今後、ギター曲で改革がおこるとすればそれはこのようなテクニックを当たり前のように使った曲と、それをマスターしている弾き手によって、でしょうね。
練習さえすれば多分誰でも出来るようになる、テクニックですよ。(とは言っても慣れるまで時間がかかると思いますが。)
「ロッケリンチョ」はその先駆けとしての、デモンストレーション曲です。
(僕は左手の動きが鈍いので、速い2重音スケールはこの曲に入れてませんが)。
これからの時代のギター曲作りを考えてる人やギタリストの方に、気に入ってもらえれば、うれしいかな。