やはり難しい曲を弾くと、如実に指の痛みが出やすい。
それが老化というものだ。
柔軟な思考と気持ちの切り換えでそれは乗り越えられる。
まずは日本人の弊害、楽譜に忠実にひく、という考え方を改めることだ。
セーハと拡張さえなければ、もしくは少なければ指の障害もぐっと減る。
ベース音を6弦で押さえようとすると、手をいためやすい。
オクターブ高い音に転回できないか、場合によっては省略出来ないか考える。
また、低音のつながりを必要以上に重要と思わず、スタッカートや休符に変えられないか試してみる。
カポタストを2フレットにはめて、ちょうげんをいち音下げるとショートスケールの状態でノーマルチューニングと同じ音になる。この技はおすすめだ。
柔軟に考える。
いかに楽に弾けるか、を考えることは歳をとってからのギター演奏の楽しみです。