資料を読む 兵庫県加東市の観光ガイドより
先日加西市のあびき湿原での観察会をおこなった。集合は粟生駅(あおえき)。
そこで、加東市の観光パンフレットがおいてあった。
2種類の観光パンフレット。どちらも加東市観光協会が発行している
「加東市観光ガイドマップーようこそ伝の助のかとうへ!!-」(2022.8;14刷)=以後マップ
「るるぶ特別編集 兵庫県加東市 ―大阪神戸姫路からのおでかけにぴったりー」(2023:企画編集制作株式会社JTBパブリッシング)=るるぶ版
どのようにわが市の観光を伝えるか、同じ加東市観光協会が発行もとなので、企画編集の違いがでているのがおもしろいので、取り上げた。
マップは1枚のマップの裏に加東市の観光・レジャー・歴史・特産品・加東市のデータが詳しく記載されている。多くの自治体の観光地図と変わらない。
るるぶ版は右綴じの20pのA4変形の冊子になっている。「加東市の紹介・あそび場紹介・歴史ロマン・山田錦・アクティビティ・グルメ・スイーツ」と市販されているるるぶ冊子の形態をそのまま
企画編集の違い
マップは百科事典型、るるぶ版はネットワーク型
マップは「観光スポット」として加東市の観光地や観光施設を一覧で紹介している。
るるぶ版は観光スポットを「加東市はこんなところです」と2pにわたり加東市の今の売りのところが一目でわかるように割り振りされている。企画が「1dayモデルプラン」なのだが、まず加東市に興味をもたせる配置はネットワークを形成する導入になっている。
特産品
特産品は加東市が他市と違う、買ってほしい、来てほしいという願いがあるページ
マップは特産品の紹介のみ。どこで買えるというのがない、問い合わせ先が観光協会のみになっている。
一つの店や企業に偏らぬような行政の配慮がみえる構成になっている。
るるぶは、山田錦のブランドの紹介、地酒の紹介。
土産物もいまの店「和洋スイーツ」として取り上げ、おみやげはここで買うことができると紹介。
マップはこれまでのどこの市町村にもある従来型の観光マップで、その目的は達成でいているが、着たら何をしたいのかは自分で考えてとお役所視線だが、るるぶ版は加東市に行って何をしたいという明確な動きが感じられる。
発行がどちらも加東市観光協会、観光パンフとしてはるるぶ版、加東市の魅力が伝った1冊でした。
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