『グレートマザー物語』～岩本 勉編～

４/３０に放送された『グレートマザー物語』
今回は、プロ野球１６年間の現役生活に別れを告げた岩本　勉さんの母。

皮の縫製にかけては、一流の腕だった父。
しかし、その縫製業が成り立たなくなり、ご両親はかなり苦労をしたようだ。
そんな中、母は息子に『赤いグローブ』を買ってあげた。
それが、野球人：岩本　勉の原点だった。

リトルリーグでも豪腕でならし、阪南大付属高校でも「桑田以来」と言われるまでの実力だった。
運命は厳しかった。
下級生の暴力事件が原因で、最後の夏は終わった。
母の一言「絶対見てくれている人がおる。トレーニングだけはしとき！！」
日ハムからドラフト指名！！
プロ野球人：岩本　勉の誕生だ！！！

日ハム入団後も試練はあった。
『イップス』：体が硬直し投球することが出来なってしまう病。
実際これが原因で引退に追い込まれた選手がいるという。
この試練も、何度も何度もネットに向かって投げ続ける・・
そんな努力で打ち破った。

その後は、徐々に１軍での登板も増え『エースナンバー１８：岩本』を勝ち取った。

そして、スポーツ選手なら誰でもがぶちあたる『引退』という壁。
がんちゃんにとっては今年、その壁が立ちふさがったと思う。
でも、あえてその壁を、無理やりぶち壊すことを選択しなかった。
３/５引退記念試合。
自分に関わってくれたすべての人への感謝を述べた。
もちろん母へも・・。
最後にはめたグローブは赤。
がんちゃんからの母へのプレゼント。
父へは最後の試合球がプレゼントされた。

がんちゃんの道具を大切にする心。
チームメイトとのつながりを大事にする心。
こんな素敵な家族がいてからこそなんだ！！！
本当に元気を与えてくれる母であり、家族の暖かさがすごく感じられた３０分だった。