
曇り空の 向こうにも 空があり
この 重々しさを 耐え続けている心があり
雲のそのまた向こうの 雲の谷間より
優しさを 奏(かな)でる 心が
伝えてくる想いがある
いつからか 静かに耳をかたむける
おおらかな心を無くして
けたたましくも 大音響で
主張の 幟(のぼり)をたてる
現代流の はやりのリズムが
自己の確立のままならぬ 青少年の
心の深層を しらぬ間に侵し
それを ただ 哀しむだけのわたし
望郷の想い 漂う
時間の 継ぎ間に
迷い込んで 胸塞(ふさ)ぐ日もあれば
雲に乗って 不思議の世界を
旅するニンフに変身しては
ため息する 切ない日もある
このまま
このまま
残りの月日を 数えるのは
空しかろう
秋よ 天高きはずの 秋よ
そなたのすぐ後ろには
居丈高(いけだか)に 譲らぬ主張を振りかざす
冬将軍の 軍勢が見え隠れする
それでいてなお、
虫の音を愛でる心に
彼方から かすかに伝わる
心揺さぶる 音の癒しを
癒しあればこそ
あすもまた
生きられる。
この 重々しさを 耐え続けている心があり
雲のそのまた向こうの 雲の谷間より
優しさを 奏(かな)でる 心が
伝えてくる想いがある
いつからか 静かに耳をかたむける
おおらかな心を無くして
けたたましくも 大音響で
主張の 幟(のぼり)をたてる
現代流の はやりのリズムが
自己の確立のままならぬ 青少年の
心の深層を しらぬ間に侵し
それを ただ 哀しむだけのわたし
望郷の想い 漂う
時間の 継ぎ間に
迷い込んで 胸塞(ふさ)ぐ日もあれば
雲に乗って 不思議の世界を
旅するニンフに変身しては
ため息する 切ない日もある
このまま
このまま
残りの月日を 数えるのは
空しかろう
秋よ 天高きはずの 秋よ
そなたのすぐ後ろには
居丈高(いけだか)に 譲らぬ主張を振りかざす
冬将軍の 軍勢が見え隠れする
それでいてなお、
虫の音を愛でる心に
彼方から かすかに伝わる
心揺さぶる 音の癒しを
癒しあればこそ
あすもまた
生きられる。

ニラ
花言葉 星への願い、多幸