遠くを渡る 葉風の呼びかけ
想いを乗せた 空を見上げ
暮れなずむ街角の
気難しく変わる信号に
明日の 幸せの行方を
占う心の わびしさ
幾日かの後
同じ道を通る時
心変わりを知るかも知れず
首筋の 汗ばみを
不吉の証しと読み取っては
一人 悲しみをかこつ
深く思い込まない
純な心を 持ち合わせた
幼かったころの 一人遊びに似て
遠くへ 飛ばせた 想いの陽炎も
形を残さず
明日は 明日の新しい幸せに
会えると 信じたくて
たそがれの時間の流れを
ゆったりと 送り出す
今日の別れ
明日の 出会いのために
リンドウ
花言葉 悲しんでいるあなたを愛する