
しっかり 握っていたはずの手が
するりと 外れて
たった 2~3メートル離れただけなのに
奈落に落ちていく瞬間のような
言い表せない空しさが らせん状に
心の中を 通り抜け
声にならない声を張り上げて
叫んでしまう
夢の中の 心象風景は
衝撃的すぎて つじつまが合わなくて
それでいて 昼間の心に
突き刺さったまま
何かに向かって 知らず知らずに
突進している 現(うつつ)のわたし
広げた 書物の古いページに
いつか 挟んで忘れていた
蓮華草の押し花を みつけて
急に蘇(よみがえ)った 青春の記憶をなぞることを
畏れて パタンと閉じた書物の
枯れた音
こうして 何かを求めて
何かを なくして
過ぎ去っていく
歴史にのらない暮らしを
いとおしく思う
するりと 外れて
たった 2~3メートル離れただけなのに
奈落に落ちていく瞬間のような
言い表せない空しさが らせん状に
心の中を 通り抜け
声にならない声を張り上げて
叫んでしまう
夢の中の 心象風景は
衝撃的すぎて つじつまが合わなくて
それでいて 昼間の心に
突き刺さったまま
何かに向かって 知らず知らずに
突進している 現(うつつ)のわたし
広げた 書物の古いページに
いつか 挟んで忘れていた
蓮華草の押し花を みつけて
急に蘇(よみがえ)った 青春の記憶をなぞることを
畏れて パタンと閉じた書物の
枯れた音
こうして 何かを求めて
何かを なくして
過ぎ去っていく
歴史にのらない暮らしを
いとおしく思う

オミナエシ
花言葉 美人、儚い恋、親切、優しさ