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紫から漆黒に変わる
夜が過ぎて
薄色にぼやけた朝がきて
わたしの一日が始まる
カーテンを あけると
一番先に 目に飛び込んでくる
逞しい 水仙たち
最初に挨拶を交わすために選んだ場所
雪や霰が 落ちてくる日でも
咲くと決めた日には
厭わず 花びらを緩める
逞しいと 感じてしまう所以がここ
すこしだけ 逞しさを分けてもらって
身づくろいしたわたしは
玄関脇に 夜露の厳しさから
避難させた ビオラの鉢植えに
声を掛けて 優しい心になる
あなたに会える日まで
優しいままの 私で居たいと思う
体調や 仕事の繁忙や
言い出せばきりの無い 日常に
毒され 蝕まれ
失っていくに違いないものを
惜しむ気持ちが
わたしを せめる
こうして
毎日 詩の世界に逃げ込む わたし
たくさんの言葉たちが
わたしを 守ってくれる
夜が過ぎて
薄色にぼやけた朝がきて
わたしの一日が始まる
カーテンを あけると
一番先に 目に飛び込んでくる
逞しい 水仙たち
最初に挨拶を交わすために選んだ場所
雪や霰が 落ちてくる日でも
咲くと決めた日には
厭わず 花びらを緩める
逞しいと 感じてしまう所以がここ
すこしだけ 逞しさを分けてもらって
身づくろいしたわたしは
玄関脇に 夜露の厳しさから
避難させた ビオラの鉢植えに
声を掛けて 優しい心になる
あなたに会える日まで
優しいままの 私で居たいと思う
体調や 仕事の繁忙や
言い出せばきりの無い 日常に
毒され 蝕まれ
失っていくに違いないものを
惜しむ気持ちが
わたしを せめる
こうして
毎日 詩の世界に逃げ込む わたし
たくさんの言葉たちが
わたしを 守ってくれる
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ビオラ
花言葉 誠実