親友が 渡米して
家庭を持った
2~3回 帰郷したけれど
郷に従え ということわざ通り
異国の暮らしが
彼女の心を つなぎとめる
強い魅力的な何かがあったのだろう
そのことを 確かめたいと思いながら
仕事にかこつけて
手紙すら書かない年月が過ぎた
わたしの心の友は
後にも先にも 彼女一人だけれど
わたしの中に 彼女のような
強い何かが存在したなら
異国に暮らすのは 私だったかもしれないと
もう 遅きに過ぎる 今 この頃
心の中で 無意味に 奮い立つ
湧き上がるものを 感じながら
さみしい吐息を はくだけ
完成したジグゾウパズル