朝は曇りたり
雲厚く過ぎたる夜を隠せり
かくして今日も始まりぬと
幼い希みは呟くのだが――
始まるに時なく所なし
私が生き
私が日日を殺してゆく
ただ心のみをあふれさせて
私はあふれる心を信ずる
その無意味な涙を私は信ずる
不安や証について何ひとつ知らぬままに
朝は雲
万象 未だ夜を残して黙する中に
心あふれたり貧しきものの心あふれたり
谷川 俊太郎
*********
一日の始まり、朝
朝一番に何を思うか、何をするか
その日の気分を決める朝
朝の空を眺め
太陽が顔を出したとき
いいお天気であることを期待して
いいことがありますように
と祈るのである
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
花のエピソード1
ピンクと淡いブルーが混じった地の上に浮き出た
肉厚のピンクのランの妖しい美しさ。
同じ花びんの裏には、そのランの萎えしおれた姿が……。
エミール・ガレは、最も美しい生の瞬間は、また、死とも隣り合わせであるということをいいたかったのかも知れません。
*(庭)* *(クローバー)* *(庭)* *(クローバー)* *(庭)*
雲厚く過ぎたる夜を隠せり
かくして今日も始まりぬと
幼い希みは呟くのだが――
始まるに時なく所なし
私が生き
私が日日を殺してゆく
ただ心のみをあふれさせて
私はあふれる心を信ずる
その無意味な涙を私は信ずる
不安や証について何ひとつ知らぬままに
朝は雲
万象 未だ夜を残して黙する中に
心あふれたり貧しきものの心あふれたり
谷川 俊太郎
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一日の始まり、朝
朝一番に何を思うか、何をするか
その日の気分を決める朝
朝の空を眺め
太陽が顔を出したとき
いいお天気であることを期待して
いいことがありますように
と祈るのである
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花のエピソード1
ピンクと淡いブルーが混じった地の上に浮き出た
肉厚のピンクのランの妖しい美しさ。
同じ花びんの裏には、そのランの萎えしおれた姿が……。
エミール・ガレは、最も美しい生の瞬間は、また、死とも隣り合わせであるということをいいたかったのかも知れません。
*(庭)* *(クローバー)* *(庭)* *(クローバー)* *(庭)*
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