進化論を否定し、宇宙は旧約聖書(創世記)に書かれている通り6日間で創造され、生物も当初から現在の形で造られて今日まで進化していないという説を「創造説」という。
1925年アメリカ南部テネシー州議会は、聖書の天地創造に反する理論を公立学校で教えることを禁じた。その結果、デートン高校の生物教師スコープスは進化論を教えたかどで逮捕され、罰金100ドルの有罪判決を受けた。同様の法が南部の諸州で制定された。
しかし、テネシー州法は1967年に廃止され、1968年には連邦最高裁判決で、すべての反進化論州法が無効とされた。その後、1981年にアーカンソー州で、進化論と創造説を同じ時間教えるべきとする「授業時間均等法」が施行されたが、1987年に最高裁で連邦憲法違反判決が出された。 (以上、岩波キリスト教辞典より)
米国では全国民の90%がユダヤ教またはキリスト教に属し、45%が保守派(進化論否定)、45%が進歩派(進化論肯定)と勢力を二分しているとのこと。 歴史に「もしも」は禁句と言うが、もしも、進歩派のアルバート・ゴアが前回の大統領選を制しておれば、世界の環境情勢と平和情勢とは、現在とは随分違った様相を呈していたことであろう。
「よく言っておく、天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされる」(マタイ伝5:18)
「もしこれに書き加える者があれば、神はその人に、この書に書かれている災害を加えられる。また、もしこの預言の書の言葉をとり除く者があれば、神はその人の受くべき分を、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、とり除かれる」(ヨハネの黙示録22:18-19).