河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑――葵

2023年07月06日 | 菜園日誌

 日の道や葵かたぶく五月雨 芭蕉

「五月雨(さみだれ・さつきあめ)」は前にも書いたが旧暦の五月に降る雨。つまり、梅雨である。
そこで問題。
Q:こ俳句の「葵(あおい)」とは何という植物か?

 

上の写真は「立葵(タチアオイ)」で正解ではない。
太陽の進む道にしたがって花を傾ける植物、「日向葵」が正解。
日向葵は中国語で日本ではヒマワリ。だからといってヒマワリの話ではない。
畑の中の葵といえば「秋葵」である。そこで問題。
Q:「秋葵」とは何という野菜か?

写真はアオイ科ではあるが「仏桑花(ハイビスカス)」で正解ではない。
秋葵の「秋」は旧暦の秋(8・9・10月)。八月に盛期をむかえる野菜で「オクラ」が正解。
秋葵は和名で英語では「okra」。なんや、英語あったんかいな!
ほんでもって、畑に植えるアオイ科の野菜は少ない。そこで問題。
Q:もう一つ畑に植える、栄養価ナンバーワンのアオイ科の野菜とは何か?

写真はアオイ科ではあるが「山葵」で正解ではない。
王家の野菜といわれる「Mulukhiyy」である。
「Mulukhiyy」はエジプト語で日本ではモロヘイヤ。
やっぱり、日本の夏はねばねばが効く! そこで問題。
Q:もう一つねばねばの「山葵」とは何という植物か?

 

コメント
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