旅行は始まると早いものでアッという間に過ぎてしまう。
旅行はやはり計画している時間が楽しく、わくわくするものだ。
このトルコ旅行も後半となり、このカッパドキアを発つ朝には
トルコ石の店に回り買物時間ををとる。
宝石には目のない女性たちはヤッパリ買ってしまう。
そこから210kmの道程、世界遺産ハットゥシャシュに向かう。
ここは紀元前18世紀古代ヒッタイト王国の首都のあった所で、
城砦と神殿の遺構が残っている。
この時代の文化や人々の暮らしはどのようなものだったか?
ローマ時代よりはるか昔に栄えた文化は楔文字や石積みの技術
として残っている。
この日の宿泊はアンカラである。あんからは現在のトルコの首都であり、
首都となったのには、この国の生い立ちに係っている。
オスマン帝国が権勢を誇っていたが政治衰退の時期、アタテュルクが新しい
国づくりするために決起しオスマンの王を排斥、この国を近代国家に変えた。
このアタテュルク トルコ初代大統領が共和国成立と同時に首都に決めたものだ。
また、大統領はイスラム文化圏でありながら政教分離と軍隊の政治への中立を
国是としたことが特長なのであろう。
アンカラはこの大統領の大きな霊廟があるところでもある。
さて今日の泊まりはあんからの私立大学の構内にあるホテルである。
この日の夕日はきれいだった。