ジャパニーズスパイス、山椒の実を佃煮にしました。
季節感があふれます。作り方のレシピが入っていました。
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洗って、5分ほど茹でで、一晩水に漬けてあく抜きをする。季節感があふれます。作り方のレシピが入っていました。
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細かい枝をとるのにかなり手間がかかります。昔から時間と手間をかけて作っているんですね。
茹でてから冷凍にし、その後手でこすると枝の部分がぽろぽろと取れるらしいです。
醤油、味醂、酒でレシピどおりに作ったので大丈夫、一粒つまんで食べてみたら、ぴりりとした独特な味が口の中に広がりました。
ビンに詰めておきます。煮魚、昆布煮、ちりめんじゃこなどといっしょに煮ればぐっとランクアップするでしょう。
中城ふみ子さん
春のめだか雛の足あと山椒の実
それらのものの一つかわが子
それらのものの一つかわが子
中城ふみ子さんは大正末期から昭和20年代の歌人です。乳ガンのため31歳で夭折しました。
かわいくてぴっぴと素早く動くめだか、産毛に包まれてぴょこぴょこ歩く雛鳥、小さい粒なのに薫り高く個性を発揮している山椒の実
自分の子どものいじらしさと生命力を重ね合わせて歌っているんですね。
死期を知って、我が子を見つめる母親としての思いがこめられています。
「山椒は小粒でもぴりりと辛い」
体は小さくても強い個性と押し出しを持ち、正論やときに皮肉もずばりと言う人と思っていましたが、ほんとうの意味は
体は小さくても元気よく、才能に優れていれば、ばかにすることはできない。という意味でした。
小粒でも和食を際だたせる才能に脱帽です。