誕生日に

何回目かの誕生日です。
もう今は嬉しいというよりしみじみ感の方が強いです。

父や母が今の自分と同じ歳だったときのことを思い出すのです。
母はその頃、リウマチが進行し、不自由な体で痛みを訴える暮らしをしていました。

父は母を２４時間献身的な介護で支えていました。
そんな中にあっても、貧しい暮らしをしている世界の子どもたちのためにボランティアを続け、海外にも出かけていました。

３０年の間にリウマチの治療はずいぶん進歩したそうですが、父や母は大変だっただろうと思います。
それに比べると今の私は元気だし、時間も自由に使えるので幸せです。

母や早く亡くなった妹の分まで私は長生きしないといけないんです。

息子夫婦からプレゼントが届きました。

蜂蜜、いろんな料理に使えそう！

「プレゼントは何がほしい？」と言う夫に「なーんにもいらない。家族の健康がいちばんのプレゼント」と優等生ぶりっこで答えました。

還暦を超えた夫婦にはケーキはいりません。
その代わりに鯛飯です。土鍋でふんわりと炊けましたよ。

ほかほか、おいしい鯛飯でした。