やまあそび

きのこと釣りと山菜の記録と思ったことをずるずる綴る

20241012~13きのこ

2024-10-15 18:17:32 | 日記
今週は火曜日と水曜日に雨が降った。
特に水曜日は本降りとなり、1日通して降り続けた。
この雨で熊谷の荒川の水量が2倍になっていた。
これはいよいよ里山キノコが出るでしょう!!
ああなんてすばらしい。
休日が待ち遠しかったのよ!

そんなわけで10月12日の土曜日の朝5時30分に部屋を出発。
途中でガソリン給油、コンビニで食料調達し、一番近いシロに
到着したのが7時ちょいすぎだった。

さっさと着替えて斜面に入ろうとしたが、なんかいつも入る入り口が
草でわけわからなくなっている。
適当に草の浅いとこから斜面に取りつき、すぐの場所がシバッカブリのシロの
場所だった。



謎のフウセンタケ1(多分マルミノフウセンタケ近縁種)
1年ぶりの再会に喜ぶ。
今年は株で出ていた。
まあ10年前は足の踏み場もないほど出ていたのだが、なにが変わったんだろう?
暫く出会いを堪能し、山の神様に感謝の祈りを捧げ収穫した。

このちょっと上にも出るので楽しみだ。
その前に斜面を数歩登りそこから左斜面を覗きこむ。
こちらはイッポンが出る場所なのだ。
眼をキノコ目モードにしてよく見る。



ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ありました。 ありましたよ! やっぱり出てた!!
もうニコニコですよ。
45度近い斜面なので、足元に注意しつつ記念撮影し収穫した。
まだ出始めだろうかと思ったら、バクサレがいくつか見られた。
どうも先週出始めたハシリが雨で腐ったようだ。
どちらにしろ、ここが出ているなら他のポイントも出ているだろう。
今日は幸先が楽しみだ。
斜面をトラバースしながら登る。
そしてシバッカブリの出るシロを覗いた。


うほ! 株立ちしてる!
ここ数年はポツポツと出ていたのでとてもうれしい。
感謝を込めて収穫した。
それからすぐ近くの、カワムラフウセンタケが出る場所を覗くが、まだ出ていなかった。
いつも出るのが遅いので次回に期待。
そして去年ヒラタケが出ていた藤の枯れ木


バクサレていました。残念。

その後、イッポンが出るポイントを覗くが、出ていなかった。
代わりに出ていたのが



不明菌
ここでは見たことないキノコが出ていた。
正体が分からないので写真だけ撮っておいた。

この場所は、余り広くないのですぐに帰り道になる。
下っている途中に


ウラベニホテイシメジ(イッポン)
ひとつだけ見つけたので神様に感謝して収穫した。

車に戻り場所移動。
30分程走って別のシロを覗く。
ここはサクラシメジとイッポンがポツポツ出る場所だ。
終盤にはヒメサクラシメジやアカモミタケが出る場所でもある。
要するにモミ林なのだ。

ところが、ここには不明菌(多分毒)がちらほら出ているだけでお目当ての
キノコは見つからなかった。
先行者がいたのかもしれない。

車に戻り標高を上げる。
先週幼菌だったハタケシメジの群生地を覗いてみた。


ハタケシメジ
めっちゃ出ていた。
雨をたっぷり吸いこんだらしく、大きな株でぼこぼこ出ていた。
嬉しい悲鳴を心の中で叫んだ。
山の神様に感謝しながら収穫したら、20Lのビニール袋パンパンに収穫出来た。
まだいくつか幼菌があったのでそれは残してきた。
ここのハタケシメジはとても元気みたいだ。

更に標高を上げる。
クリタケポイントの覗くのだ。
その前に昨年成菌で見つけたムレオオフウセンタケのシロ2か所を覗いてみたが
出ていなかった。
もしかしたら先行者が収穫したもしれない。
気を取り直してクリタケポイントに向かう。
ポイントまでにポツポツキノコを見かけたがどうも腐生菌が多いようだ。
ルスラもちらほら見られる。
で、クリタケは出ていませんでした。
今年は遅いようで、まだマメすら見られなかった。
仕方ないのでイッポンのシロに向かう。
テクテク歩いて20分ばかり。
途中で


カラカサタケ幼菌
成菌もちらほら見られたけど出始めもあるんだね。
土の中ではそれぞれの菌根菌がどんな戦いを繰り広げているのだろう?
まあカラカサタケは腐生菌ですが・・・

んで、イッポンがよく出る場所に到着し、キノコ目で散策を始めるのだが


ウラベニホテイシメジ


クサウラベニタケ


右がクサウラベニタケ、左がウラベニホテイシメジ

そんでこんな風に生えていたりする。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ

これビギナーには厳しいんじゃね?
これは傘の色が違うのでわかりやすいが、ごくたまにそっくりな色合いのクサウラベニタケもある。
まさしくビギナー殺し的罠なのだ。
やばいな、騙される人がいませんように・・
参考に裏から見た写真も載せておく。


右がウラベニホテイシメジ、左がクサウラベニタケ
比べてみれば違いが分かるかもだけど、これは成長具合や個体差も関係してくるので
あまり参考にはならないな。

一番わかりやすいのは、やはり匂いだと思う。
ウラベニホテイシメジは、さわやかな粉臭。
クサウラベニタケは、嫌な粉臭。
跡は味を確認するって手もある。
ウラベニホテイシメジは、苦みあり。
クサウラベニタケは、無味。
但し、毒を口に入れるのは余りおすすめ出来ないのだ。
やるなら自己責任でやってちょ!

んで、そこら一帯を1時間かけてプラプラ散策した。
計20本程度の収穫があった。
全てウラベニホテイシメジで、老菌は見られなかった。

一部アカマツの畔にこいつが出ていた。


ヌメリイグチ

久しぶりに見た。

最初に思ったほど、菌は活発に成長していないようだった。
次回の雨に期待かな。
13時を回ったところで帰路に付いた。






そして翌10月13日
最近外ればかりのチャナメ狙いに行ってきた。
一つ目の尾根はスルーして、2つ目の尾根に向かう。
走りのチャナメが出る場所なので、その後の指標になるのだ。
チャナメが出ていればそのまま標高を上げていくし、なければ
チャナメの見込みは無いので別行動をすることになる。

えっちら向かい途中にあるハタケシメジのシロを覗く。

ハタケシメジ
成菌がポツポツ出ていた。
ん~来るのが早かった可能性が高い。
ハタケシメジは有難く収穫した。

んで、2つ目の尾根に取りつく。
チャナメのシロを覗いてみたがなにもなし。
こりゃ今年も外れだ。
少々散策したがクリタケすら見られなかった。
来るのが全然早いってことか。
そんな中



ウラベニホテイシメジの老菌
ここのイッポンは9月上旬に発生するから、老菌といえど1か月以上残っていたのだろう。
まだ柄は辛うじて生きていたので、柄だけ頂いた。

このまま標高尾を上げても無駄なので戻り、一つ目の尾根を見てみる。
やはりバクサれたイッポンしかなかった。
どうしようもないので、沢合いの倒木をちょこっと見てみる。


ナラタケ


ヌメリツバタケモドキ

ナラタケが申し訳なさげにポツポツ見られたので、有難く収穫する。

いよいよ何もなくなり、入ったことのない場所に行ってみる。
カラマツハ林だ。
20分かけて移動すると、駐車した場所に小指の先程度の大きさのハナイグチがあった。
ちょっと期待して林道を歩いて散策する。
結果、ハナイグチ数個とバクサれたハタケシメジが見つかった。
また、カラマツ林らしく



ホテイシメジ
これは旨いらしいが、食べると酒が飲めなくなるやつだ。
悪酔いするらしい。
しかも毒が抜けるのに1週間以上かかるらしい。
俺は酒飲みではないが、なんか気が進まないので食べたことはない。


結局、大した収穫がないまま帰宅したのだった。

来週は雨が降らないらしい。
どうしよう・・・・・・


謎のフウセンタケ2と3及びオオイチョウタケの試食結果

2024-10-06 19:57:41 | 考察
今しがた表題の通り試食をしてみた。

まず、謎のフウセンタケ2の写真


このきのこの特徴は
①傘の半分から上に、写真の赤丸内にあるような
 ブツブツの模様があること。
②匂いについて、芝臭さが少なく、チチタケの乳液が乾いた時のような、煮干しのような匂いが
 若干含まれていること。
③切断面を見たとき、傘と柄の色が、若干黄色掛かっていること。
④幼菌時、傘の周辺部は紫がかっているが、成菌になるにつれ茶色になり
 最終的に傘全体が茶色になる。

続いて謎のフウセンタケ3の写真

ブツブツの模様がない。

匂いに芝臭さがなく、クリフウセンのような匂いが微量にする。
傘の切断面が紫を帯びる。

2と3の写真比較


左が謎のフウセンタケ2
右が謎のフウセンタケ3
傘の切断面に違いがあることが分かる。
また、柄の下方が2は紫に見え、3は白いままだ。

調理したもの

①謎のフウセンタケ3
②謎のフウセンタケ2
③オオイチョウタケ

フライパンにオリーブオイルを引き
まず①謎のフウセンタケ3を炒めた。
次にフライパンを洗わず、③オオイチョウタケを炒めた。
最後にフライパンを変えて、オリーブオイルを引き
②謎のフウセンタケ2を炒めた。
全て味付けは塩のみ。
若干焦げ目がつく程度炒めた。


味比べ
①謎のフウセンタケ3から試食した。
 芝臭さは全くない。
 塩のみだが旨味が十分ある。
 味としては謎のフウセンタケ1に近いように感じた。

②謎のフウセンタケ2
 芝臭さは全くない。
 匂いに煮干し臭さがあるように、本当に若干、独特な風味があるが
 チチタケが好きな人には喜ばれる風味と言える。
 旨味は十分ある。

両者共、食感に違いは見られなかった。
歯ごたえは、まあフウセンタケらしい、シャキシャキとまでは言わないが
きのこらしい歯ごたえ(マッシュルームのような感じ)

其々旨味は十分だった。
今後も狙っていきたい。

ちなみにこの手のフウセンタケは、冷凍すると少々えぐみが発生するので
出来るだけ生のままで調理することを進める。
味が全然違うのだ。
てか、自己責任で食べてください。

余談であるが、傘にブツブツの模様がある、黄色の強い黄土色のフウセンタケは
とんでもない程芝臭い。
匂いの確認は、とても大事なのだ。







え?
オオイチョウタケ?
油で炒めたのがいけなかったのかね?
もういいや。



20241005~06きのこ

2024-10-06 16:39:29 | 日記
さてさて、今週は週の初めと木曜日から金曜までで、約5mm程度
土曜日の夜に小雨が降った。
この雨はきっときのこの芽が出るトリガーになるに違いない!
そんなわけで当然行ってきた。
土曜日はキッチンの排水が詰まり気味のため、業者に見てもらった。
部屋からの配管に異常はなかった。
その先のメインの配管が詰まり気味のようだ。
約14L流すと水がたまり始めることが分かった。
約15分すると、溜まり水が解消されるようだ。
どうやら詰まりを治すにはしばらくかかりそうだ。

そんなこんなで部屋を出たのが15時過ぎ。
一番近いシロに着いたのが16時20分。
なんといつも車を止める場所に先行者?の車が止まっていた。
こいつはだめだ。
速攻で判断し、別のシロに向かった。
気温と雨の状態から、ハタケシメジが出ている頃だと判断し
昨年沢山採れたシロに向かった。
山道を車で登りながら、山の状態を観察する。
山肌は雨で湿っており、条件は良さそうだ。
だが、路肩から見える山肌にきのこが見当たらない。
ダメかなと思いつつシロを目指す。
ハタケシメジのシロのすぐ近くまで到達すると、なんか白いキノコが沢山見える。
去年群生していた毒カラカサタケかなと思いつつシロに到着。
着いたのが17時。
もう薄暗くなっている。
袋とカメラだけ持って即確認するが、その前に白いキノコをチェックした。



これはオオイチョウタケだ。


誰かがここで物色したらしい。
傘のすぐ下の柄から、ナイフで刈られ、傘だけになったオオイチョウタケが散乱していた。
よく見ると、傘の断面が綺麗で、虫食いのないものがいくつかあった。
また、幼菌がいくつか物色されずに残っていた。
喰ったことがないのでとりあえず状態の良いものだけ頂くことにした。
そしてハタケシメジのシロを確認すると




ハタケシメジ

ちょうど出始めだった。
もう少し傘が開いていればよかったが、粒が大きいので山の神様に感謝して収穫した。
まさに販売されているハタケシメジと同様の大きさだった。
土曜日はこれで終了。

実家に泊まり、翌日6時半に出発。
7時20分に山に取りついた。
空は8割雲っていたが、2割は青空が見えていた。
雨後なので斜面が滑りやすい。
気を付けて登行する。
なんだかんだでちょっと立ち止まり息を整えて進むと何か小さく白い塊が見える。



これは群生する奴だ。


イヌセンボンタケ


別の個体

この日イヌセンボンタケはそこかしこで見られた。

途中で小休止しつつ尾根に上がる。
8時半に尾根に到着。
そこでニタリが出迎えてくれた。


クサウラベニタケ(毒)

こいつが出ているってことは、他のキノコも活動してるってことだから幸先いいと思った。
そしたら


カラカサタケ

幼菌のカラカサタケだ。
傘がここまで小さいものは初めて見た。
これ、ほっておくと傘が20Cmくらいになりそうだ。
なんにしても幸先いいぞ。
早速センボンのシロを確認する。



シャカシメジ(センボン)

もう終わっていてもおかしくない条件なのに、大きな株が出ていた。
写真を撮影して帰りに収穫することにする。

その他になにやら怪しいキノコが見えた。
傘の色からクリフウセンか、ニセマンジュウガサかと思ったが、裏を見てみると


ハンノキイグチ

ここで見たのは初めてだった。
幸先いいぞ!

暫く尾根上を見た後、謎のフウセンタケ2のシロに向かう。
シロの少し手前で


なんか1本だけでてた。

ここでなにかがギャッ、ギャッ吠えながら自分から見て前方の尾根下を黒いものが
走り抜けて行った。
大きさは1m位? 最初見たときは鷹かと思ったが、あんな低空を飛ばないだろと思い直し
よく考えたら熊だった。
若い熊だと思う。
熊除けの鈴をつけているので、こちらに気づいた熊が逃げていったようだ。
カメラ動かしてなかった、残念。
ちなみに本当に鳴き声は「ギャッ、  ギャッ」だった。
なんか、なろう系小説に出てくるゴブリンみたいな鳴き声だと思った。
もしかすると、実は熊ではなくゴブ・・・・・
などと思いつつ先に進む。


テングタケダマシ?
イボテングタケ?
違いが分からん!

バカマツタケのシロに着くと






バカマツタケ

とりあえずこれ以外に3本出ていた。
今年は本家と合わせると2回炊き込んだので、そのまま残してきた。

山の神様の祠でお供えをして一服する。
空はだんだん雲が厚くなってきていた。

センボン畑に向かう。
途中



クロラッパタケ

喰ったことはない。
老菌なのでそのままにした。

さてセンボン畑に到着すると






シャカシメジ(センボン)

老菌から喰い頃までそろっていた。
本当に今年は息が長いようだ。
ひと月近く出続けている。
とりあえず第二畑を覗きに行く。



こちらは老菌2株だけだった。
そのた


謎のフウセンタケ?

正体不明だが、旨いやつが出ていたのでこっそり収穫した。

密かに期待していたコウタケは出ていなかった。
これから出るのか? よくわからん。
暫く周辺を散策し、今年のセンボン畑が終了した。
山の神様ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。

祠まで戻ってきたら、ツガの立ち枯れに


マゴジャクシ

3本出ていた。

なんだかんだでセンボンを4株頂いて尾根を後にする。
せっせこ下山する途中に


オオイチョウタケ

ここも出ていた。
いつもなら9月中旬には終わっている頃合いなのだが、今年は10月まで遅れたようだ。

車に戻ったのが12時半。
そこから水汲みに行き、そこで出会ったキノコ狩りに来た人に声をかけた。
余り採れなかったらしい。
そこでこれ幸いとばかりに、センボンを全部渡してきた。
持ち帰っても下水が詰まるので洗浄出来ないのだ。
美味しく頂いてくれる人に渡すことが出来て良かった。
フウセンタケとオオイチョウタケだけ持ち帰ってきたので
これから試食する予定。

来週はクリタケとチャナメ狙いだ。
今年のキノコも終わりが近づいてきて少し寂しい。


20240928きのこ

2024-09-29 14:17:23 | 日記
さて今週もいつもの山に行ってきた。
4時半起床5時出発。
1時間半かけて現地到着。
途中コンビニで食料確保。
7時に車から出発。
先週はヒイヒイいいながら登った胸突き八丁も
幾分順調に登れるようになった。
尾根まで1時間半かかっていたのが、1時間で登れた。
途中、山の神の使いに出会った。


シシ神(嘘カモシカ)

杣道の真ん中でのんびりしていた。
声をかけたが慌てる様子もなく、何かを啄ばんだ後、けだるそうに奥に消えていった。
人慣れしてるな。
そういえば、今日はいつも聞こえる謎の獣の声が聞こえなかった。
とりあえず先を急ぐ。

尾根に上がるとすぐにポイントを確認する。






シャカシメジ(センボン)
新たなマメの発生と、先週残したマメが成菌になっていた。
よしよし、このまま残しておこう。

尾根の反対側を覗いてみる。


ハナビラニカワタケ



フウセンタケsp

ハナビラニカワタケは雨も少ないのにいい感じに湿っていた。
なんだかわからないフウセンタケは、とりあえずこれ1本だけだったので
放置した。

んで、前回収穫した謎のフウセンタケ2のシロを見ると


謎のフウセンタケ2
こちらは前回取り残しが複数見つかった。
山の神様に感謝して収穫する。
全て虫食いのない、とてもきれいな状態だった。

そこから前回ハエトリシメジが出ていた斜面を散策する。
雨が少なかったようで、新たな発生は乏しい。


ウスムラサキホウキタケ

俺は喰わない。
単に旨いと思わない、それだけの理由。

そのまま先に進む。
いつものバカマツタケポイント。




バカマツタケ

先週より多く、新たに発生していた。
マメを残して収穫する。
ここのバカマツタケは、急な斜面に発生するが、発生場所がいくつかに分かれていて
おおよそ3か所にシロが分けられる。
東斜面、杣道脇、西斜面て感じだ。
一番多く発生するのは東斜面で、そこから30M離れた杣道沿いにポツポツ出ていて
西斜面はほぼ2~4本程度の発生になる。
トータルで15本程収穫出来た。
今年はこれで終了かな。

そこから山神様の祠は近い。
50m程度か?
いつものようにお供え物をしてお祈りをすます。


山神様の祠

ここで休憩して先を急ぐ。


チチタケ
若いチチタケがまだ発生していた。

センボン畑に到着した。





発生していたのは4株だけだった。
余り状態が良くないのでそのまま放置した。
この4年必ず20株以上発生していたので地力が弱まっているのか?
シロの周りにケロウジのようなキノコが大発生していたので、代が奪われているのかもしれない。
数年様子見しよう。

第2畑に向かう。
途中ポツポツキノコを見かけるが、発生は余り芳しくないようだ。
水不足と気温によるものだと思われる。

第2畑の状況は、前回より改善されていた。






これ以外にも少量のマメが確認できた。
ここ最近急激に気温が下がっているので、マメは育たないと思われる。
山の神様に感謝して、ここでいくつか収穫した。

その後周辺を散策。
やはりコウタケは出ていないようだ。
特に何も見当たらないので下山する。

途中

アカヤマドリ

先週コガネヤマドリだと思っていたものはアカヤマドリだった。
しかも状態が良い。
ほぼ虫食いもない、奇跡の一品。
まあ放置ですけど。

その後西斜面をトラバース気味に物色する。


サクラシメジ


バカマツタケ



クロカワ?
クロカワなんて現物見たの数回だし、喰ったことないし、柄がスカスカだしで
放置した。
つか、秩父でこれ見たの2回だけだわ。

んで山を下り車に戻ったのが12時。
天然水を汲み、来た道を戻る。
いつも何か必ず出ているシロを覗くのだ。
40分かけて到着したが、何もなし。
本当に何もなし。
びっくりするほど何もなし。
こっちの代は本当にカラカラだった。
うなだれつつ、4年前に大発生したマイタケポイントを覗きに行く。
時期的にはそろそろ出ている頃なのだ。

現場について驚いた。


これカシノナガキクイムシによる食害だ。
なんか菌を媒介するらしく、楢枯れを起こすらしい。
いよいよ秩父にも入ってきたか。
ちなみにここの水楢は、7割がたやられているようだ。
特に幹が太いものがよくやられているようだった。
マイタケ菌はやられちゃってる可能性がある。
それどころか菌根菌もダメージでかくなるんじゃないか?
んで赤い毒キノコが大発生すると・・・
俺は秩父でカエンタケは見たことがない。

今回はここのシロで見ただけだが、標高300位の場所だ。
山頂付近はどんな状態なのだろうか?
センボン畑の方では異常なかったが、今後どうなるのか。

ちょっと鬱になってしまうのだった。





20240921きのこ

2024-09-22 10:12:13 | 日記
今週は暑かった。
気温は35度越え夏真っ盛りだ。
週の前半は夕立があったが、後半に降雨はなかった。
山は乾燥しているかもしれない。
気温が高すぎて虫食いや腐りが多いかもしれない。
それでも山の様子が気になるのが山遊びの本性だ。
土曜日に早速行ってきた。
目的はセンボン畑の確認だ。
4時半に起きて朝飯を取ると、5時に駐車場を発進した。
途中で燃料と昼飯、お供え物を購入し、6時40分に現地に着いた。
天候は雲が多いが所々青空が見え隠れしている。
いそいそと装備を装着して山に入る。

胸突き八丁を登り切るのに1時間近くかかった。
途中で見られるオオイチョウタケは出ていなかった。
休憩場までにいくつかのキノコが見られた。
北斜面なので余り多くの種類は見られないがとりあえず現状の指標にはなる。
見られたのはハリガネオチバタケ、オオゴムタケ、チチタケ数本、他ルスラSP等。
ちょっと蒸していて汗が気持ち悪い。
休憩場でシャツを脱いで休む。
相変わらず謎の動物の鳴き声が聞こえる。
獣っぽいが多分尾根が違うので気にしない。
30分ほど休んで再出発。
山道の状況は昨年と変わりはなかった。
尾根に登りきる手前のとある場所に必ず獣の糞がある。
今年もあった。 しかもてんこ盛りだ。
大きさと排泄物の内容から多分熊だと思う。
今年は餌が豊富なのかもしれない。
などと観察しつつ尾根まで這い上がる。
ルスラのバクサレが真っ黒になって転がっている光景が多く見られた。
チチタケは成菌が多く、幼菌や老菌は少なかった。
センボンの前畑を覗いてみるが、何もなし。
少し奥の馬酔木の下に2つ程発生していた。



シャカシメジ(センボン)

これ以外マメや老菌、バクサレは見られなかった。
昨年大発生したから地力が尽きたのだろう。
今年不作の可能性はある程度予想していたのでショックは小さい。
なんにしても他のきのこが多くはないがそれなりに見られたことが嬉しかった。
このセンボンはそのまま残すことにした。

次のポイントに向けて歩き出す。
途中謎のフウセンタケ2が発生するシロを覗く。



謎のフウセンタケ2

雨も少ないのによく発生した。
山の神様に感謝し収穫する。
このきのこは群れることがあるので周辺をよく探すと
結構な量が採れた。
300g位か? ほんの少しクサヤのような匂いがあるが旨い出汁が出る。
今晩はうどんにしよう!

謎のフウセンタケのシロからバカマツタケのシロに向かう。

途中雑キノコが出る斜面を散策してみる。


コテングタケモドキ?


ボタンイボタケ? 癌を抑制する成分が見つかったそうな。


ハエトリシメジ


カバイロツルタケ


ウスムラサキホウキタケ


ナラタケモドキ

出ている数は多くないが、それなりの種類が見れて楽しい。
楽しいけれど体力が落ちているので移動がつらいのだ。
ヒイヒイ言いながらバカマツタケのシロを覗く。


バカマツタケ

こちらも出ていた。
数は多くないが老菌がなかったので出始めのようだ。
シロの斜面下になんかでかいキノコが群れている。
大変だけど見に行ってみよう。



フウセンタケSP

見たことのない大型のフウセンタケだ。
匂いは芝臭く喰えそうもない。
記録だけ残して放置。
早速バカマツタケを収穫する。
9本収穫出来た。

このまま山の神様の祠まで至る。


山神様の祠

祠を掃除してお供え物を奉納し、祈りを捧げる。
ここで大休止して体を休める。
天候は曇り、しかし雲の切れ間から青空が幾分見える。
相変わらず謎の獣の鳴き声が聞こえ、スズメバチが纏わりついてくるが気にしない。
弱く涼しい風が心地よい。
寝てしまいそうだった。

おにぎりとパンを喰って一服した。
10時半に活動再開。
センボン畑を見てみる。



ここもやはり出ていなかった。
見られたのは1株のみ。
その他マメが1株だけだった。
記録だけとって放置。

第2畑を覗いてみる。
こちらは多少数が出ていた。




シャカシメジ(センボン)

7株確認出来た。
神様に感謝して4株頂いた。

すぐ近くにコウタケが出るシロがあるので散策する。
コウタケは出ていなかった。
代わりにフウセンタケが見つかった。


謎のフウセンタケ2?

これは謎のフウセンタケ2と同種と思われる。
その他

フウセンタケSP

これなんだけど写真じゃ分からないが傘周辺が少し紫入っていた。
謎のフウセンタケ2かと思ったのだがなんか微妙に違和感がある。
なので別物として考えた。

少し齧ってみたが、苦み臭みがない。
匂いに芝臭さもない。
喰えそうなので山の神様に感謝して持ち帰る。

一通り見終わりちょうど11時半。
帰路に付く。
のんびり尾根の左右を覗きながら進む。


チチタケ
今日一番見たきのこだ。
但し前にも書いたが幼菌と老菌が少ない。
特に老菌は皆無だった。


シシタケ(広義)

齧ってみたが苦みはない。
匂いはコウタケに近い。
これは普通に喰える。
だが残してきた。


コガネヤマドリ(アカヤマドリ)


なんだチミは!!!


ハナガサイグチ


バカマツタケ


サクラシメジ
このポイントだけで見られた。


キアシヤマドリタケ
ここでは初見。
俺の場合秩父の里山では見たことがない。
齧ってみたが苦みがないんだな。
あと風味が無い。



ムラサキアブラシメジモドキ
これんまいやつ。
最近数が取れないので嬉しい。

下山途中、なんかでかいエンジンがうなりを上げる音が一瞬聞こえた。
多分山鳥の威嚇音なのだろう。
重低音でボボボボボッ って感じ。

そんなわけで車に戻ったのが13時半。
実家に帰ってきのこ掃除して分かったが、虫食いがほとんどなかった。
喰い頃センボンとバカマツタケ以外全部汁にしてうどんで頂いた。
久しぶりのフウセンタケメインの汁はとても旨かった。