さっきネットニュースを
何気なくみていたら、
わたしがここ数年、
もっとも素晴らしい作家だと思った
ハン・ガン(韓江)が、
ノーベル文学賞を受賞したというニュースを目にしました。
ノーベル賞というと、あまりに権威的で、文学にはふさわしくないとは思っていますが、この数年の文学作品に対しての眼は、そんなに悪くはないな、いわばうわべだけ取り繕った文学作品は選ばれない安心感があったと思っています。
ハン・ガンはまだ50代前半の若い女性作家です。
これまで比較的、大家といった方々が受賞していたので、こんなに早く受賞して、今後の作家活動に変調をきたさないか心配ですが、彼女の小説の凄さやその感性には素晴らしいものがあり、一読者としてはじつにうれしいところです。
いま仕事をしている「季林書房」という小さな出版社のホームページに、2ヶ月ほど前、ハン・ガンの『少年が来る』の書評を書いています。
下記に「季林書房」のホームページのURLを貼っておきますのでお読みください。
この作品は1980年の「光州事件」、いわば朴正熙大統領殺害事件後、権力奪取をはかる全斗煥ら軍部が、民主化を要求した光州市民や学生へ振りかざした過酷な暴力と弾圧への鎮魂の一書です。
できれば、この『少年が来る』も含めて、『別れを告げない』などハン・ガンの作品を読んでいただければうれしく思います。
◇ ◇ ◇
それと2024年秋学季の講座『シン・あたらしい憲法のはなし』(全4講)もまだ、ぎりぎり申し込めます。
いま改憲論がさかんですが、
いまの日本国憲法のほんとうのところって、
知られているんだろうか?
そんな問題意識を、みなさんで考えてみようという試みです。
ぜひご参加ください。
こちらの方もflyerを貼っておきますので、ご覧ください。
初講日は10月14日(月代休)です。zoom受講も可能ですし、アーカイブでの受講も可能です。できれば池袋の会場においでいただければ幸いですけど・・・。
お申し込みは、mailでNPO新人会まで
npo.shinjinkai1989@gmail.com
よろしくお願いいたします !