八柏龍紀の「歴史と哲学」茶論~歴史は思考する!  

歴史や哲学、世の中のささやかな風景をすくい上げ、暖かい眼差しで眺める。そんなトポス(場)の「茶論」でありたい。

ブログをはじめました。

2016-02-15 12:03:23 | お知らせです!
 
 はじめまして。

 暖冬とはいえ
 北国(ほっこく)では
 まだまだ植物も動物も
 冬の寒さに耐えながら、
 深い眠りにあるでしょう。
 
 しかし、眠りのなかに眠りながら、
 生き物である自然は、
 密やかに春への目覚めを感知しはじめています。
 いつしか蕗のとうも芽を出し、水芭蕉も瑞瑞しく花を開くでしょう。

 さて早いもので、
 21世紀は、すでに十数年の年月を消費しました。
 いま世界は、貧困と差別そしてテロが横行する時代へと突き進んでいるかのようです。

 どこから手をつけたらいいのか。
 なにが問題なのか。
 貧しく、差別され、戦禍に追われ、放射能に汚染された人びと。
 これが21世紀の光景として、
 はたして歴史に刻まれていくのでしょうか。
 地球が生き残ったとして・・・。

 人びとの痛苦そして辛苦は、
 太古の人びとが打ち鳴らした太鼓の音のように、
 鈍痛をともなって、重低音として響いている。
 そう感じてならないのは、わたしだけでしょうか。

 しかし、わたしたちはこの時代を生きています。
 日々の暮らしのなかに楽しみを見つけ、
 人びとの暖かい言葉に喜びを感じ、
 感動も悲しみも、ともにわかちあいながら生きている。

 そんなことを想っているうちに、
 世界は、すこしずつすこしずつ春になっていきます。
 

 このブログは〝茶論〟です。
 一服のお茶、そして一杯のコーヒーを楽しむ時間。
 そんな時間に、すこしだけ深い想いに浸ってみる。
 そう思って、いろいろ書いていきます。

 あまり軽くならず、だからといって重くて暗いのはつらいものがあります。
 知ってはいたけど、ああそうなのか、そういうことだったのかと共感してもらえれば幸いです。

 はじめは、これまでわたしが開講した公開講座についてのお話しです
 おもに日本の中世と近世の芸術と文化の精神史についての内容となります。
 多くは、日本人の〝美意識〟にある「飛花落葉」の精神について。

 お時間ありましたら、お読みください。

 まずは、ブログをはじめたご挨拶まで。

 
 
  

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