横浜「あざみ野」での日本現代史の連続講座も、2月29日(土)をもって全五講の最終講となりました。
最終講では、日本とアメリカ合衆国との関係をお話しながら、いまの「この国」を覆っている問題についてみなさんとの質疑を中心に対話させていただければと考えています。
いまの「この国」をめぐる問題といってもあまりにも曖昧ですが、戦後長く続いた「冷戦構造」のなかで、あるいはポスト「冷戦」の時代という時代のなかで、日本という島嶼国家はいかに過ごしてきたのか。
沖縄問題、米軍基地問題、農産物を中心課題とするTPPの問題、そして改憲や政権を握っている勢力とその抵抗勢力との関係性など、さまざな局面や状況のなかで、一見それは対立構造のように見えながら、そのじつは相互補完、戦後の功利主義的経済欲求を維持するための〝延命〟装置であったのではないか。
そしてその背後には、強引さと偏見に満ち、杜撰で機会主義的な圧力を行使してきた「USA」という国家権力がみえてくるように思います。
日本という島嶼国家が、いま直面していて抜けきれない状況を、いかに転換していくのか。もしかして、それはわたしたち自身の生活のありようを問い直す問題でもあるのかなと思わざるをえません。
「じつはこうだった!」式の暴露的謀略史観的な立ち位置ではなく、はたしていまわたしたちが享受している環境は、そのままでいいのだろうかという問題に立ち向かう「精神=心構えattitude」にまでに至る。そうしたお話しができればと考えています。
沖縄問題、米軍基地問題、農産物を中心課題とするTPPの問題、そして改憲や政権を握っている勢力とその抵抗勢力との関係性など、さまざな局面や状況のなかで、一見それは対立構造のように見えながら、そのじつは相互補完、戦後の功利主義的経済欲求を維持するための〝延命〟装置であったのではないか。
そしてその背後には、強引さと偏見に満ち、杜撰で機会主義的な圧力を行使してきた「USA」という国家権力がみえてくるように思います。
日本という島嶼国家が、いま直面していて抜けきれない状況を、いかに転換していくのか。もしかして、それはわたしたち自身の生活のありようを問い直す問題でもあるのかなと思わざるをえません。
「じつはこうだった!」式の暴露的謀略史観的な立ち位置ではなく、はたしていまわたしたちが享受している環境は、そのままでいいのだろうかという問題に立ち向かう「精神=心構えattitude」にまでに至る。そうしたお話しができればと考えています。