今日6日(土)は二十四節気の一つ「小暑(しょうしょ)」です。 このころから夏の
暑さが本格的になってきます。今日のお天気は曇りのち雨、最高気温29度、最低気温
24度の予想です。湿度があるので、じと~っと暑いですね。
さて、堂森善光寺からの続きです。(7/2)
米沢のあじさい寺をコンプリートというわけで、3つめの笹野観音に向かいました。
あじさいの季節にいつも訪れているのが、この笹野観音です。
笹野観音は、大同元(806)年弘法大師の高弟、徳一上人の開基と伝えられています。
伊達氏・上杉氏の信仰篤く、伊達政宗が野始めの途中に訪れたり、上杉氏は、藩主病気
の時や天候不順の折には祈願を命じ、定勝公、綱勝公、綱憲公三代の間に4度の御堂の
再建・修復がありました。鷹山公改築の御堂は、天保4(1833)年に火災に遭い、
現在の御堂は、天保14(1843)年に上杉斉憲公により再建されたものです。
規模宏壮、彫刻精巧、置賜地方では稀な壮大な建物です。本尊は、千手千眼観世音菩薩で、
置賜19番、米沢1番札所です。
「仁王門」
「弁天堂」
「千体地蔵堂」
漱口場
「不動堂」
「笹野観音堂」
「延命地蔵尊」
米沢城下の大商人渡辺伊右衛門が450両余の大金をかけて建てた延命地蔵尊で、基礎
及び台座は米沢の赤崩石、お身体は上山の川流石で造られ、総高さ約5メートルの県南一
の石像と云われます。
お鷹ぽっぽ(おたかぽっぽ)で有名な笹野一刀彫は、ここ笹野地区で代々受け継がれて
いる伝統工芸品です。その歴史は古く、千数百年の歴史を持つと言い伝えられています。
材料となるコシアブラの木をサルキリと呼ばれる独特の刃物一刀で彫り上げていくこと
から、『笹野一刀彫』と呼ばれています。
「厳清龍王」
厳島神社の孫にあたる分霊の神様。東京中野の中山辰子女史が厳清龍王と名付け、観音堂
南の放生池の中に勧請されました。
「弘法大師堂」
昭和59(1984)年に真言宗を開かれた弘法大師のご生誕1200年を記念して建立。
「三重の塔」
杉林の中にたたずむ5メートルの石造り、宝暦7(1757)年に建立されました。
一番下の階には五輪塔が2基、中の階には大日如来と四仏、最上階には摩尼宝珠が
それぞれ安置されています。