最近の日本人って、「変な倫理感」がすごい。
これは、ちょっと異常で、
実にくだらんことで、皆が大騒ぎしている。
ネットの影響もあるんだろう。
ネットのコメントなんかも、
他人の悪口だらけだ。
しかし、他方、
日本人は「したたかなロールモデル」も、求めている。
何度も書いて、申し訳ないが、
不倫に厳しいのに、
80回不倫をした梅沢富美男を、
世間は、許している。
また、司会者のみのもんたも同様だろう。
彼らは「したたか」なので、
「うん、ああいう生き方もいいんじゃん」ってことやろ。
こういう人たちは、いつの世の中にもいて、
ある種ヒーローになる。
「したたかヒーロー」だ。
終戦直後にもいた。
元軍人の辻政信だ。
この人は、終戦を迎えると、
戦犯を逃れるために、
逃げ回った。
そして本を出し、
それがヒットして、
「したたかヒーロー」となり、
国会議員にもなった。
(その後、東南アジアに旅行し、
行方不明になってしまった。
殺害された可能性も高い)
大地一人の青年時代にも、
贈収賄疑惑で、
小佐野賢治という人がいたが、
彼は国会に呼ばれて証言したがものの、
すべてのことについて、「記憶にありません」
と言ってのけた。
小佐野氏をヒーローとは呼びたくないが、
「したたかさ」は、十分に感じたものだった。
最近では、長渕剛なども、
薬をやっていたという噂が強い。
もしも、やっていたとすれば、
長渕も「したたかヒーロー」なのか。
ただし確かなことは、
世間の罪を逃れても、
そもそも、世間の評価なんて、屁のようなもの・・・ということだ。
怖いのは、神様の鉄槌なのだ!
罪を逃れるよりも、
罪に服して、
明るい来世を迎えたほうがいい場合も多い。