雪山歩き・・・シーズン初めのミスと問題点

今シーズン最初の雪山は強風のため途中で引き返しましたが、爽快でした。寒いのは嫌いなのに、雪山はとにかく楽しいです。ラッセルも面白いし。でも今回うっかりしたこともいくつかありまして、靴は重登山靴にしたものの
私は靴下を冬用に変えるのを忘れていました。
動いていれば気にならないのですが、トシちゃんがアイゼン装着に時間がかかっている間につま先がジンジンしてきました。
（トシちゃんは靴下が厚すぎました）
ただの休憩ならば寒いから歩こうとなるのですが、アイゼンを装着し終わるまで待たねばなりません。
足踏みして血行を促しますが、運悪く風が強いときています。
しっかり踏ん張っていないとフワ～ンと位置がずれていってしまいます。
つまり飛ばされるわけです。

というわけで、アイゼン装着に時間がかかることが次の問題点です。
もともとトシちゃんのは使い古しを譲り受けたもので旧式。
私のワンタッチで取り付けられるものと比べちょっと時間がかかります。
何回か使っているので取り付け方はもう慣れているのですが、今回靴下が厚すぎたのに、革靴の紐をしっかりぎゅっと締めなかったのでした。
そのためアイゼンの紐が短くなり、やりにくくなったようでした。
慣れているから敢えて練習もしてきませんでしたし、せいぜい紐は傷んでいないか確認してくるくらいです（それにしても紐もかなり古い・・・）。
氷点下１４度で手袋をしていても指がかじかみ、手袋だからなおさら時間がかかります。
もっと早くできるようにしておかなければ、待つ方も、本人も辛いです。
この先も雪山に行く気があるならアイゼンはワンタッチに買い換えた方がいいのですが・・・
（ついでに、いつもタバコを吸って私を待たせます。クサイからキライ・・）

そしてウェアの問題。
アンダーウェアはNORTH FACEの薄くて軽く、保温性の良いものを上下着ていました。これは正解。
冬用のウールのズボンは天気によっては熱く感じられるのでやめましたが、重ねばきしていたので秋冬用のズボンでも充分でした。
オーバーウェアはもちろん冬用。モンベルの外側フリース、内側ゴアというものです（残念ながらリバーシブルではありません）。
買い替えも大変なのでここ数年愛用していますが、表側がフリースなので雪が降り続くとウェアに降り積もってまるで雪だるまです。
払い落とせる内はいいのですが、今回は積もるばかり・・。
（そのまま温かい小屋やテントに入ると溶けて沁みて重くなるので注意。外ではらってから入ります）
合羽は持っていましたが、雪の斜面は滑ると加速がついて危ないですから敢えて着ませんでした。＜　持ってる意味無いじゃん・・って？
いまさらですが、やはりしっかりしたオーバーウェアを買った方がいいようです。
二人分となると出費がいたいですが・・

そしてテント。
今回日帰り装備だったので持っていったのはツェルトでした。
でも遠出の時は朝早く登れるように前夜発し、登山口に近いところでテント泊が私たちのいつもの行動パターンです。
車中泊が楽ですが、今は乗用車なのでそれができません。ということで今はテント泊です（フラットに横になれるほうが楽です）。
山に持ち上げないならば山用のは大事に使いたいというトシちゃんの意見で、以前使っていたダンロップのツーリングテントを持って行きます。
狭いし変形で使い勝手が悪いし、私はこれが好きではありません。
そして隙間風が入ってとにかく寒いのです。
いくら低い場所でも冬の外、シュラフは厳冬期用のものですが、やっぱり寒い。
登山口でもやっぱりしっかりした今使っている山用テントが良いと思ったのでした。
翌日は八ヶ岳でしたが、山用のテントとシュラフにしておけば、移動の選択肢も増えたはずでした。
持ち上げる予定でなくても、山用テント＆シュラフを持っていくべきでした　＞　トシちゃんのバカ