タンザニアに大きな穴を意味するンゴロンゴロクレーターがあります。
東太平洋南米チリ領イースター島のクレーター近くにオロンゴ(メッセンジャーの場所という意味)があります。
淡路三山 生駒山系 六甲山系に囲まれた楕円形の窪地、縄文早期、縄文海進の前まで陸地だった大阪湾の南西にオノゴロ島があったとされています。
(国土地理院地図の自分で作る色別標高図を使いました。)
この3つの場所の地形と地名の類似は、
偶然でしょうか?
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日本ではクレーターと言うと
隕石の落下跡という意味になりますが、
英語では火山の噴火口も含む、
円形の窪地のことを指します。
タンザニアのンゴロンゴロクレーターも
イースター島のクレーターも
古い火山の跡だと考えられています。
イースター島オロンゴの意味は
メッセンジャーの場所です。
イースター島のメッセンジャーは鳥です。
日本の神様が使う船は鳥船と言います。
日本とイースター島で古代に行き来があった、
と考えるのはとてもロマンがあります。
タンザニアのンゴロンゴロ・クレーターと
日本のオノゴロ島に関係があるのではないか
というのは、
漫画家の諸星大二郎さんの作品で知りました。
アニメ監督の宮崎駿さんが
『風の谷のナウシカ』
の漫画版を書くときに、
自分は原作になって
諸星さんに絵をお願いしよう
と雑誌かなにかで話していた
のを思い出します。
イースター島のオロンゴ
とオノゴロ島の関係は、
YouTubeチャンネルの
TOLANDVLOGさんで
ほのめかされていました。
その時は、このようなクレーターが
間近にあるとは知らなかったので、
後で気付いた時に関連を強く感じました。
日本の大阪湾を反時計回りに
楕円を描いているのは、
淡路三山
和泉山脈(紀泉アルプス)
金剛山地
生駒山系
北摂山系
六甲山系
です。
他のクレーターに比べて
大きすぎると思われるかもしれませんが、
淡路三山から金剛山は
関東で言うと
スカイツリーから筑波山を
見るようなものなので、
冬の晴れた朝にはとても近くに
見えたのではないでしょうか。
タンザニアは遠いと思うかもしれませんが、
南東側の海を挟んだマダガスカル島には
タミル語を話す人々が住んでいます。
(いつ来たのかは分かりませんが。)
タミル語はインドの
ドラヴィダ語の一つですが、
オーストロネシア語に近い
オーストロアジア語の影響を
受けているそうです。
タミル語と日本語には、
影響関係があります。
(それを指摘した大野晋さんを私は大変尊敬しています。)
また、日本語の基層も
オーストロネシア語や
オーストロアジア語
と同根の可能性もあります。
イースター島ではオーストロネシア語族の
ポリネシア語系統の言語が使われていました。
タンザニアと日本とイースター島は、
海流を読むことができる海洋民族にとっては
絶望的に遠いという距離ではなく、
何年かかければ行くことができるだろう、
という感覚だったのではないでしょうか。
日本書紀にも10年かけて
みかん(橘)を取りに海に出る
という話があります。
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この写真がどこの場所か分かりますか?
同じ場所の写真ではありません。
右は、淡路島の南のオノゴロ島だ
と言われている沼島(ぬしま)の
上立神岩(かみたてがみいわ)です。
左は、イースター島の
オロンゴの沿岸にある
イスロテ・モトゥ・カオ・カオ
という岩礁です。
こんな偶然あるのでしょうか?
こんな偶然は考えられません。
「勝浦」という地名が
三叉の銛の形の海岸線を表し、
「水戸(みと_みなと)」が
海に囲まれた長方形の陸地を表すように
同じ地形に同じ名前を付けているだけです。
日本とイースター島の似た地名は、
同じ言語と文化を持った人の
痕跡だということです。
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オノゴロ(淤能碁呂)島の名前は、
神様が海か陸かまだ分からない所を
鉾で「許々袁々呂々(コヲロコヲロ)」
とかき混ぜたことが由来です。
コロコロ、ゴロゴロ、コロンコロン、
ゴロンゴロンは、
回転に関する擬態語です。
鉾でグルングルン掻き回している様子が
思い浮かびました。
回転や丸い形を意味するの擬態語をあげると、
コロコロ、ゴロゴロ、コロンコロン、ゴロンゴロン、クルクル、グルグル、クルンクルン、グルングルン、クリクリ、グリグリ、クリンクリン、カラコロ、カラカラ、
カ行とラ行と「ん」と
カ行の濁音のガ行の
組み合わせです。
母音の違いで印象が変わりますね。
鉾で「許々袁々呂々(コヲロコヲロ)」
とかき混ぜてオノゴロ(淤能碁呂)島
と書かれていますが、
「袁」は「ヲ」ではなく「ヲン」です。
「許々袁々呂々」は、
「コヲロコヲロ」ではなく、
「コヲンロコヲンロ」です。
「ヲ」を母音と認識すると、
日本語は、二重母音を嫌うので
「コンロコンロ」になります。
(例えば)
宝の山を見つけて宝物が
ゴロゴロザクザクあった時に、
擬態語を強調して次のようにも
言えます。
ゴンロゴロ、ザックザク
「ゴロンゴロン」よりも
さらに強い印象になります。
強さの順(弱い順)でいうと、
コロコロ、
コロンコロン、
ゴロゴロ、
ゴロンゴロン、
ゴンロゴロ
です。
昔は發音「ん(N)」の表記法は
一般的ではなかったので、
代わりにナ行の文字
「の(NO)」を使ったと考えると、
「淤能碁呂(オノゴロ)」は
「オンゴロ」だったのかもしれません。
繰り返すと「オンゴロオンゴロ…」ですが、
二重母音を嫌うので、
繰り返しているうちに
…ゴロンゴロン…
になります。
タンザニアの「ンゴロンゴロ」も繰り返していけば「…ゴロンゴロン…」になります。
イースター島の「オロンゴ」も
二重母音を避けるという
ルールがもしあれば、
オロンゴオロンゴ…ゴロンゴロン…
です。
遠く離れた3つの地名は
円や回転を表す擬態語が
由來だと考えることができます。
古事記でオノゴロ島は、鉾をかき回し、
引き上げた時に塩が落ちて
固まったと書いてあります。
グルグルと回しながら引き上げれば、
塩は円形に飛び散って、
円の円周上に堆(うずたか)く
積もっていくはずです。
つまり、
クレーターのように外輪山が
出来上がります。
(古事記には回しながら引き上げた
とまでは書いてありませんが。)
日本と
アフリカのタンザニアと
南米チリのイースター島の
地名の由來が分かりました。
隕石のクレーターや、
火山でできた外輪山のように、
円周状に山地や山脈が連なる地形を、
円形や回転を表す擬態語
…ゴロンゴロン…
で表したことが由來です。
オノゴロ
ンゴロンゴロ
オロンゴ
は、
繰り返しのどこで区切るかや、
表記の問題で
少し違うように見えるだけです。
大阪湾周辺だけが円ではなく、
楕円なのが少し残念です。
(写真はウィキペディアとグーグルマップから引用しました。)
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