ロスチャイルドの融資を受けて、セシル・ローズのデビアス社が全世界のダイヤモンドをほぼ独占的に支配した。
ローズは南アフリカの鉄道・電信・新聞業をも支配下に入れ、1890年にはケープ植民地の首相となり、南アフリカの政治・経済の実験を一手に握った人物である。
セシル・ローズは、英国圏の人々を結集して世界中の全居住地を彼らの支配下に置くという野望を持っており、その野望を達成するために秘密ネットワークを組織した。それが円卓会議グループである。
創始者グループの幹部は、ロスチャイルド卿、バルフォア卿、グレイ卿、イッシャー卿、ミルナー卿であった。ローズの死後は、アルフレッド・ミルナー卿が遺志を継いで秘密ネットワークを担う人材を育成した。
アルフレッド・ミルナーは、ミルナー・キンダーガーデン(ミルナー幼稚園)という組織を持っていて、このミルナー幼稚園は黒人を奴隷にして酷使し、挙句にアパルトヘイトをつくったグループである。
セシル・ローズの残した財産は奨学金の基金となり、このローズ奨学金を通して優秀な人材の"青田買い”が行われるようになる。
米国ではローズ奨学金を真似てフルブライト奨学金がつくられ、有名なところでは竹中平蔵がこのフルブライト奨学金で留学している。
この円卓会議グループが発展して、1919年には英国に王立国際問題研究所(通称チャタムハウス)が設立される。このチャタムハウスの創設者はミルナー幼稚園出身のライオネル・カーティスである。
1921年には米国で外交問題評議会(CFR)がエドワード・マンデル・ハウスによって設立される。
CFRは米国を英国の影響下に置き続ける事を目的に設置された。
初代会長はポール・ウォーバーグで、創設会議にはジェイコブ・シフ、J・P・モルガン、バーナード・バルーク、アヴェレル・ハリマン、ジョン・D・ロックフェラー、ウォルター・リップマン、ジョン・フォスター・ダレス、アレン・ダレス、クリスチャン・ハーターなど錚々たるメンバーが参加した。
1925年には太平洋問題調査会(IPR)が設立される。
IPRは国際連盟脱退後、日本唯一の国際窓口となったNGO(非政府組織)で、太平洋戦争時にはこの機関を通して対日工作が行われた。最近になってこの組織の上層部が全員ソ連のスパイであった事が判明している。IPRはチャタムハウスの下部組織であるが、資金提供はロックフェラー財団とカーネギー財団がしてきた。この財団の資金運用をしていたのがロスチャイルド系の投資銀行であった。
1954年には、第1回ビルダーバーグ会議が開催された。
初代会長は後にNATO事務総長になる英国のピーター・キャリントン卿。キャリントン卿は、チャタムハウスの所長であり、ロスチャイルド系企業リオ・チントとバークレー銀行の重役を務めた人物である。
1973年には、日米欧三極委員会が設立されている。
提唱者はデイヴィッド・ロックフェラーとズビグニュー・ブレジンスキーである。ロックフェラーがビルダーバーグ会議に、経済成長を遂げた日本も加えたらどうかと提案したところ、欧州勢から反対を受け、それならと独自に設立した組織である。
ブレジンスキーは、ヘンリー・キッシンジャーと並ぶCFRの重鎮で、今は、バラク・オバマのアドバイザーを務めている人物である。カーター政権時より米国政府の基本的な外交政策は、ブレジンスキーの描いた戦略をベースとして展開されている。
現在では日本の国際的な戦略的重要性が低下し、日米欧が抜けてただの「三極委員会」と改称されている。
対米従属一辺倒だのに日本政府関係者が出席できないビルダーバーグ会議に中国の政府高官が史上初めて出席した。これから世界がどうなっていくかを暗示しているようだ。
ビルダーバーグ会議は欧米の王族、貴族、企業家などの代表者による会議であり、非欧米諸国からの出席者は少なく、日本は過去に出席を拒否されている。
出席者のおよそ2/3が多国籍企業ないし多国籍金融機関の経営者、国際メディア、およそ1/3が各国の政治家と言われている。毎年、アメリカから30人、欧州各国から80人、国際機関などから10人とも言われている。
- 各年のビルダーバーグ会議の決定に従って、各国政府、財界への工作、メディアを通じた世論操作が発動される。
- その都度、議論されるトピックは国際政治経済状況により異なるが、最終目標は、あくまでも欧米による世界統一権力の樹立である。
2011年6月にスイスで行われたビルダーバーグ会議に出席したリスト
【ベルギー】
■Coene, Luc, Governor, National Bank of Belgium
リュック・クーン(ベルギー中央銀行総裁)
■Davignon, Etienne, Minister of State
エティエンヌ・ダヴィニオン(ビルダーバーグ会議議長)
■Leysen, Thomas, Chairman, Umicore
トーマス・レイセン(ユミコア会長)
【中国】
■Fu, Ying, Vice Minister of Foreign Affairs
傅瑩(中国副外相)
■Huang, Yiping, Professor of Economics, China Center for Economic Research, Peking University
Yiping Huang(経済学者)
【デンマーク】
■Eldrup, Anders, CEO, DONG Energy
アンダース・エルドラップ(ドン・エナジーCEO)
■Federspiel, Ulrik, Vice President, Global Affairs, Haldor Topsøe A/S
Ulrik Federspiel(ハルダー・トプソーA/S)
■Schütze, Peter, Member of the Executive Management, Nordea Bank AB
ピーター・シュッツェ(ノルディア銀行)
【ドイツ】
■Ackermann, Josef, Chairman of the Management Board and the Group Executive Committee, Deutsche Bank
ヨゼフ・アッカーマン(ドイツ銀行)
■Enders, Thomas, CEO, Airbus SAS
トーマス・エンダース(エアバスCEO)
■Löscher, Peter, President and CEO, Siemens AG
ピーター・ロシャ(シーメンス会長)
■Nass, Matthias, Chief International Correspondent, Die Zeit
マティアス・ナース(ディー・ツァイト)
■Steinbrück, Peer, Member of the Bundestag; Former Minister of Finance
ペール・シュタインブリュック(ドイツ前財務相)
【フィンランド】
■Apunen, Matti, Director, Finnish Business and Policy Forum EVA
■Johansson, Ole, Chairman, Confederation of the Finnish Industries EK
■Ollila, Jorma, Chairman, Royal Dutch Shell
ヨルマ・オリラ(ロイヤル・ダッチ・シェル会長)
■Pentikäinen, Mikael, Publisher and Senior Editor-in-Chief, Helsingin Sanomat
【フランス】
■Baverez, Nicolas, Partner, Gibson, Dunn & Crutcher LLP
ニコラス・バヴェレズ(ギブソン・ダン&クラッチャー法律事務所)
■Bazire, Nicolas, Managing Director, Groupe Arnault /LVMH
ニコラス・バジーレ(LVMH)
■Castries, Henri de, Chairman and CEO, AXA
ヘンリ・ド・キャストリーズ(アクサ会長)
■Lévy, Maurice, Chairman and CEO, Publicis Groupe S.A.
モーリス・レヴィ(広告代理店パブリシス・グループ会長兼CEO)
■Montbrial, Thierry de, President, French Institute for International Relations
ティエリ・ド・モンブリアル(仏国際関係研究所所長)
■Roy, Olivier, Professor of Social and Political Theory, European University Institute
オリヴィエ・ロイ(教授)
【英国】
■Agius, Marcus, Chairman, Barclays PLC
マーカス・エイギュアス(バークレイズ会長)
■Flint, Douglas J., Group Chairman, HSBC Holdings
ダグラス・フリント(HSBC会長)
■Kerr, John, Member, House of Lords; Deputy Chairman, Royal Dutch Shell
ジョン・カー(ロイヤル・ダッチ・シェル副会長)
■Lambert, Richard, Independent Non-Executive Director, Ernst & Young
リチャード・ランバート(アーンスト・アンド・ヤング)
■Mandelson, Peter, Member, House of Lords; Chairman, Global Counsel
ピーター・マンデルソン
■Micklethwait, John, Editor-in-Chief, The Economist
ジョン・ミクルスウェイト(エコノミスト誌編集長)
■Osborne, George, Chancellor of the Exchequer
ジョージ・オズボーン(英財務大臣)
■Stewart, Rory, Member of Parliament
ローリー・スチュワート(下院議員)
■Taylor, J. Martin, Chairman, Syngenta International AG
マーティン・ テイラー(シンジェンタ会長)
【ギリシャ】
■David, George A., Chairman, Coca-Cola H.B.C. S.A.
ジョージ・デヴィッド(コカコーラ会長)
■Hardouvelis, Gikas A., Chief Economist and Head of Research, Eurobank EFG
ギカス・ハードゥベリス(EFGユーロバンクのチーフエコノミスト)
■Papaconstantinou, George, Minister of Finance
ジョージ・パパコンスタンティヌ(ギリシャ財務大臣)
■Tsoukalis, Loukas, President, ELIAMEP Grisons
ルーカス・ツカリス(アテネ大学)
【インターナショナル】
■Almunia, Joaquín, Vice President, European Commission
ホアキン・アルムニア(欧州委員会副委員長兼競争担当委員)
■Daele, Frans van, Chief of Staff to the President of the European Council
フラン・ヴァンデール(欧州理事会)
■Kroes, Neelie, Vice President, European Commission; Commissioner for Digital Agenda
ネリー・クルース(欧州委員デジタルアジェンダ担当)
■Lamy, Pascal, Director General, World Trade Organization
パスカル・ラミー(WTO事務局長)
■Rompuy, Herman van, President, European Council
ヘルマン・ファンロンパイ(欧州大統領)
■Sheeran, Josette, Executive Director, United Nations World Food Programme
ジョゼット・シーラン(国連世界食糧計画事務局長)
■Solana Madariaga, Javier, President, ESADEgeo Center for Global Economy and Geopolitics
ハビエル・ソラナ
■Trichet, Jean-Claude, President, European Central Bank
ジャン・クロード・トリシェ(ECB総裁)
■Zoellick, Robert B., President, The World Bank Group
ロバート・ゼーリック(世界銀行総裁)
【アイルランド】
■Gallagher, Paul, Senior Counsel; Former Attorney General
ポール・ギャラガー(アイルランド前司法長官)
■McDowell, Michael, Senior Counsel, Law Library; Former Deputy Prime Minister
マイケル・マクドウェル(アイルランド前副首相)
■Sutherland, Peter D., Chairman, Goldman Sachs International
ピーター・サザーランド(ゴールドマン・サックス・インターナショナル会長)
【イタリア】
■Bernabè, Franco, CEO, Telecom Italia SpA
フランコ・ベルナーベ(テレコム・イタリアCEO、ロスチャイルド・ヨーロッパ副会長)
■Elkann, John, Chairman, Fiat S.p.A.
ジョン・エルカーン(フィアット会長)
■Monti, Mario, President, Univers Commerciale Luigi Bocconi
マリオ・モンティ(Bocconi大学学長)
■Scaroni, Paolo, CEO, Eni S.p.A.
パオロ・スカロニ(エニCEO)
■Tremonti, Giulio, Minister of Economy and Finance
ジュリオ・トレモンティ(イタリア経済財務大臣)
【カナダ】
■Carney, Mark J., Governor, Bank of Canada
マーク・カーニー(カナダ銀行総裁)
■Clark, Edmund, President and CEO, TD Bank Financial Group
エドマンド・クラーク(トロント・ドミニオン銀行ファイナンシャル・グループCEO)
■McKenna, Frank, Deputy Chair, TD Bank Financial Group
フランク・マッケナ(トロント・ドミニオン銀行ファイナンシャル・グループ)
■Orbinksi, James, Professor of Medicine and Political Science, University of Toronto
ジェームズ・オルビンクシ(トロント大学)
■Prichard, J. Robert S., Chair, Torys LLP
ロバート・プリチャード(法律事務所)
■Reisman, Heather, Chair and CEO, Indigo Books & Music Inc. Center, Brookings Institution
ヘザー・レイズマン(インディゴ・ブック&ミュージック会長兼CEO)
【オランダ】
■Bolland, Marc J., Chief Executive, Marks and Spencer Group plc
マーク・ボーランド(マークス・アンド・スペンサーCEO)
■Chavannes, Marc E., Political Columnist, NRC Handelsblad; Professor of Journalism
マーク・シャヴァンヌ(政治コラムニスト、ジャーナリズム教授)
■Halberstadt, Victor, Professor of Economics, Leiden University; Former Honorary Secretary General of Bilderberg Meetings
ヴィクター・ハルバーシュタット(レンデン大学教授)
■H.M. the Queen of the Netherlands
ベアトリクス女王
■Rosenthal, Uri, Minister of Foreign Affairs
ウリ・ローゼンタール(オランダ外務大臣)
■Winter, Jaap W., Partner, De Brauw Blackstone Westbroek
ヤープ・ヴィンター
【ノルウェー】
■Myklebust, Egil, Former Chairman of the Board of Directors SAS, sk Hydro ASA
エーギル・ミケルバスト(ノルスク・ハイドロASA元会長)
■H.R.H. Crown Prince Haakon of Norway
ホーコン王太子
■Ottersen, Ole Petter, Rector, University of Oslo
■Solberg, Erna, Leader of the Conservative Party
エルナ・スールベルグ(ノルウェー保守党の党首)
【オーストリア】
■Bronner, Oscar, CEO and Publisher, Standard Medien AG
オスカー・ブロンナー
■Faymann, Werner, Federal Chancellor
ヴェルナー・ファイマン(オーストリア首相)
■Rothensteiner, Walter, Chairman of the Board, Raiffeisen Zentralbank Österreich AG
ウォルター・ローゼンステイナー(ライファイゼン・セントラルバンク・オーストリー取締役会長)
■Scholten, Rudolf, Member of the Board of Executive Directors, Oesterreichische Kontrollbank AG
ルドルフ・ショルテン(オーストリア輸出銀行)
【ポルトガル】
■Balsemão, Francisco Pinto, Chairman and CEO, IMPRESA, S.G.P.S.; Former Prime Minister
フランシスコ・ピント・バルセマン(ポルトガル元首相)
■Ferreira Alves, Clara, CEO, Claref LDA; writer
クララ・フェレイラ・アルヴェス
■Nogueira Leite, António, Member of the Board, José de Mello Investimentos, SGPS, SA
アントニオ・ノゲイラ・レイテ
【ロシア】
■Mordashov, Alexey A., CEO, Severstal
アレクセイ・モルダショフ(セヴェルスタリ)
【スウェーデン】
■Bildt, Carl, Minister of Foreign Affairs
カール・ビルト(スウェーデン外務大臣)
■Björling, Ewa, Minister for Trade
エバ・ビヨリング(スウェーデン貿易大臣)
■Wallenberg, Jacob, Chairman, Investor AB
ジェイコブ・ウォーレンバーグ(インベスターAB会長)
【スイス】
■Brabeck-Letmathe, Peter, Chairman, Nestlé S.A.
ピーター・ブラベック・レッツマット(ネスレ会長)
■Groth, Hans, Senior Director, Healthcare Policy & Market Access, Oncology Business Unit, Pfizer Europe
ハンス・グロス(ファイザー・ヨーロッパ)
■Janom Steiner, Barbara, Head of the Department of Justice, Security and Health, Canton
■Kudelski, André, Chairman and CEO, Kudelski Group SA
アンドレ・クデルスキ(クデルスキ・グループ会長兼CEO)
■Leuthard, Doris, Federal Councillor
ドリス・ロイトハルト(環境・エネルギー大臣)
■Schmid, Martin, President, Government of the Canton Grisons
マーティン・シュミット
■Schweiger, Rolf, Ständerat
ロルフ・シュヴァイガー(上院議員)
■Soiron, Rolf, Chairman of the Board, Holcim Ltd., Lonza Ltd.
ロルフ・ソイロン(ロンザ会長)
■Vasella, Daniel L., Chairman, Novartis AG
ダニエル・ヴァゼラ(ノバルティス会長)
■Witmer, Jürg, Chairman, Givaudan SA and Clariant AG
ユルク・ウィトマー(ジボーダンとクラリアン会長)
【スペイン】
■Cebrián, Juan Luis, CEO, PRISA
フワン・ルイス・セブリアン(PRISA CEO)
■Cospedal, María Dolores de, Secretary General, Partido Popular
マリア・ドロレス・デ・コスペダル(国民党書記長)
■León Gross, Bernardino, Secretary General of the Spanish Presidency
ベルナルディノ・レオン・グロス
■Nin Génova, Juan María, President and CEO, La Caixa
ファン・マリア・ニン・ジェノバ(ラ・カイシャCEO)
■H.M. the Queen of Spain
ソフィア王妃
【トルコ】
■Ciliv, Süreyya, CEO, Turkcell Iletisim Hizmetleri A.S.
スレイヤー・チリブ(トゥルクセルCEO)
■Gülek Domac, Tayyibe, Former Minister of State
■Koç, Mustafa V., Chairman, Koç Holding A.S.
ムスタファ・コチ(コチ・ホールディング会長)
■Pekin, Sefika, Founding Partner, Pekin & Bayar Law Firm
【米国】
■Alexander, Keith B., Commander, USCYBERCOM; Director, National Security Agency
キース・アレクサンダー(NSA長官)
■Altman, Roger C., Chairman, Evercore Partners Inc.
ロジャー・アルトマン(元米財務副長官、エバーコア・パートナーズ会長)
■Bezos, Jeff, Founder and CEO, Amazon.com
ジェフ・ベゾス(アマゾン創業者)
■Collins, Timothy C., CEO, Ripplewood Holdings, LLC
ティモシー・コリンズ(リップルウッドCEO)
■Feldstein, Martin S., George F. Baker Professor of Economics, Harvard University
マーティン・フェルドシュタイン(ハーヴァード大教授)
■Hoffman, Reid, Co-founder and Executive Chairman, LinkedIn
リード・ホフマン(リンクドインCEO)
■Hughes, Chris R., Co-founder, Facebook
クリス・ヒューズ(フェイスブック共同創業者)
■Jacobs, Kenneth M., Chairman & CEO, Lazard
ケネス・ジェイコブズ(ラザード会長兼CEO)
■Johnson, James A., Vice Chairman, Perseus, LLC
ジェームズ・ジョンソン(ペルセウス副会長)
■Jordan, Jr., Vernon E., Senior Managing Director, Lazard Frères & Co. LLC
ヴァーノン・ジョーダン(ラザード)
■Keane, John M., Senior Partner, SCP Partners; General, US Army, Retired
ジョン・キーン
■Kissinger, Henry A., Chairman, Kissinger Associates, Inc
ヘンリー・キッシンジャー
■Kleinfeld, Klaus, Chairman and CEO, Alcoa
クラウス・クラインフェルド(アルコア会長兼CEO)
■Kravis, Henry R., Co-Chairman and co-CEO, Kohlberg Kravis, Roberts & Co.
ヘンリー・クラヴィス(KKR)
■Kravis, Marie-Josée, Senior Fellow, Hudson Institute, Inc.
マリー・クラヴィス
■Li, Cheng, Senior Fellow and Director of Research, John L. Thornton China Center, Brookings Institution
■Mundie, Craig J., Chief Research and Strategy Officer, Microsoft Corporation
クレイグ・マンディ(マイクロソフト)
■Orszag, Peter R., Vice Chairman, Citigroup Global Markets, Inc.
ピーター・オルザク(シティグループ、前行政管理予算局長)
■Perle, Richard N., Resident Fellow, American Enterprise Institute for Public Policy Research
リチャード・パール
■Rockefeller, David, Former Chairman, Chase Manhattan Bank
デヴィッド・ロックフェラー
■Rose, Charlie, Executive Editor and Anchor, Charlie Rose
チャーリー・ローズ(ローズ・コミュニケーションズ)
■Rubin, Robert E., Co-Chairman, Council on Foreign Relations; Former Secretary of the Treasury
ロバート・ルービン(元米財務長官)
■Schmidt, Eric, Executive Chairman, Google Inc.
エリック・シュミット(グーグル)
■Steinberg, James B., Deputy Secretary of State
ジェームズ・スタインバーグ(米国務副長官)
■Thiel, Peter A., President, Clarium Capital Management, LLC
ピーター・ティール(クラリウム・キャピタル・マネジメント社長)
■Varney, Christine A., Assistant Attorney General for Antitrust
クリスティン・バーニー(司法省反トラスト局長)
■Vaupel, James W., Founding Director, Max Planck Institute for Demographic Research
ジェームズ・ファウペル(人口統計学者)
■Warsh, Kevin, Former Governor, Federal Reserve Board
ケヴィン・ウォーシュ(FRB前理事)
■Wolfensohn, James D., Chairman, Wolfensohn & Company, LLC
ジェームズ・ウォルフェンソン
第1回会合がオランダ・オーステルベークの「ビルダーバーグ・ホテル」で開催されたところから、そう命名された。
初代会長には後にNATO事務総長になる英国のキャリントン卿が就任した。討論の自由を堅持し、予期しない影響力を排除するために討議内容は公表しないことを鉄則としている。
しかし、米欧の有力者が大挙して出席するため70年代ごろから存在が次第に知られるようになった。日本のメディアはほとんど報じることもないため、日本人にはあまり馴染みがない。
国際政治マニアでないと知る人も少ないかもしれない。(最近では知る人が多くなった)この会議は1954年から毎年一回、欧米各国の王族や政府高官、財界の大物などを集めて、完全非公開で行われており、世界情勢に多大な影響を与えている。
なぜ「陰のサミット」などと呼ばれ、常に陰謀論とともに語られるのかと言えば、この会議が恐ろしいほど排他的かつ極秘裏に行われているからである。
会議開催中のホテルは全館貸し切りとなり、もともとの従業員と入れ替えで専門のスタッフが入るほどの厳重さである。