今回は肩シリーズの第1弾として「脱臼」を取り上げてみます。
基本的に関節は、骨と骨の継ぎ目をゴムのような柔軟性のある関節包が覆い、潤滑油に当たる滑液で満たされてます。
更に靭帯や筋肉が関節を支え、その動きを助けています。
関節も形によっていくつか種類があり、肩は運動性の高い球関節で構成されており、上下左右と実に便利に動く関節であるのが特徴です。
しかし、動きの制約が少ない分、支える組織(靭帯、筋肉)は不安定になります。
肩の関節は関節窩というくぼみの上に、上腕骨頭がはまるような形になっている。
このくぼみは、骨頭に対して二分の一から三分の一ほどの大きさしかなく、ちょうどゴルフボールが小さなティーの上に乗っかているような格好になります。
ビックリですねー。関節がしっかり嵌まってない!!
くぼみの周囲には関節唇という軟骨の出っ張りがあり、骨頭が滑り落ちにくくすると共に、吸盤のように骨頭に引っ付いています。
勿論、その周りは筋肉や靭帯によって守られているわけですが、肩関節では肩の上や後ろの筋肉等はとても発達しておりますが、下(腋)、前は上・後ろと比較すると軟弱な構成になってるため、肩がなんらかの衝撃を受けてくぼみから落ちたり、はがれたりすると「脱臼」が起こるようになります。
だから、肩は押される事(前方から)には強いが、引っ張られる事には弱いということになりますね。なるほどー
また、大人に比べて子供の方が脱臼しやすい。関節包は年とともに硬くなり、その分、安定性は増すが、「脱臼」に関しては、子供の柔軟性が裏目にでてしまい、再発の可能性も子供のが多いようである。
中には、「脱臼」したら自力で元に戻してしまう方の話をよく耳にしますが、この行為は絶対に避けた方が良いと思われます。
素人が元に戻そうとすると、肩関節周りの周辺組織を傷つけてかえって悪化させてしまうことが多いからです。
この様な場合は、やはり専門医に診てもらう事をお勧めしますよ。
次回のコラムは、四十・五十肩についてです。
基本的に関節は、骨と骨の継ぎ目をゴムのような柔軟性のある関節包が覆い、潤滑油に当たる滑液で満たされてます。
更に靭帯や筋肉が関節を支え、その動きを助けています。
関節も形によっていくつか種類があり、肩は運動性の高い球関節で構成されており、上下左右と実に便利に動く関節であるのが特徴です。
しかし、動きの制約が少ない分、支える組織(靭帯、筋肉)は不安定になります。
肩の関節は関節窩というくぼみの上に、上腕骨頭がはまるような形になっている。
このくぼみは、骨頭に対して二分の一から三分の一ほどの大きさしかなく、ちょうどゴルフボールが小さなティーの上に乗っかているような格好になります。
ビックリですねー。関節がしっかり嵌まってない!!
くぼみの周囲には関節唇という軟骨の出っ張りがあり、骨頭が滑り落ちにくくすると共に、吸盤のように骨頭に引っ付いています。
勿論、その周りは筋肉や靭帯によって守られているわけですが、肩関節では肩の上や後ろの筋肉等はとても発達しておりますが、下(腋)、前は上・後ろと比較すると軟弱な構成になってるため、肩がなんらかの衝撃を受けてくぼみから落ちたり、はがれたりすると「脱臼」が起こるようになります。
だから、肩は押される事(前方から)には強いが、引っ張られる事には弱いということになりますね。なるほどー
また、大人に比べて子供の方が脱臼しやすい。関節包は年とともに硬くなり、その分、安定性は増すが、「脱臼」に関しては、子供の柔軟性が裏目にでてしまい、再発の可能性も子供のが多いようである。
中には、「脱臼」したら自力で元に戻してしまう方の話をよく耳にしますが、この行為は絶対に避けた方が良いと思われます。
素人が元に戻そうとすると、肩関節周りの周辺組織を傷つけてかえって悪化させてしまうことが多いからです。
この様な場合は、やはり専門医に診てもらう事をお勧めしますよ。
次回のコラムは、四十・五十肩についてです。