記念すべき、第1回目のコラムは、最近ちょっと気になる静脈瘤について特に、足にできる下肢静脈瘤に関してです。前半と後半の2回に分けてお送りします。
<静脈瘤はどのようにできるのか>
静脈は、筋肉の動き、圧迫によって血液を心臓に送り返しています。一定の間隔で弁が存在し、血液の逆流を防止しています。
しかし、血液量の著しい増加や血流障害が原因で、静脈が拡張し、逆流が生じることがあります。 静脈内膜の損傷や炎症により血栓が生じると、更なる血流障害が生じ、弁の機能障害も起こり、逆流は一層促進され、なかなか元の状態に戻らなくなります。
逆流が生じると、血流障害が更に進展され、静脈はますます拡張、腫れてコブを作り蛇行します。これが静脈瘤です。
<静脈瘤になるとどうなるのか>
下肢静脈瘤になると、足が重く感じ疲れやすく、立っていると下肢(足全体)がむくみ、夜にはふくらはぎの筋肉の痙攣などが起こります。下腿(膝より下)に皮膚炎や強い痛みのある皮膚の硬結を起こすことが多々あり、更にひどくなると皮膚の栄養障害から潰瘍ができます。悪性の病気でないので、放置されたり、間違った治療をされることが多いのです。
正しくこの病気を理解すれば、簡単な方法で症状を軽減できます。生まれた時のようなきれいな状態には戻せませんが、下肢の血液の流れを正常に戻し、日常生活にも困らない状態にはできます。
専用靴下を着用すれば下肢に血液は溜まらず、静脈瘤の症状はすぐ取れます。副作用もほとんどありませんし、靴下の種類を探し、自分に合うものを着用すれば静脈瘤は現状よりは悪化しません。起床時、立ち上がる前に必ず着用、一日中履いている必要があるため、慣れないと少々辛いかも。
取扱い書、専門スタッフ、医師の指示に従い正しい知識で着用することをお薦めします。
また、旅行時などの下肢の深部静脈にできる血栓(エコノミークラス症候群)の予防にもなり、命を救うこともあります。最近はデザイン性にも考慮した様々な種類の靴下があります。
下肢静脈瘤は悪性ではありません。しかし、生活する上で日常生活に色々な障害をもたらす病気です。健康と思っている人の約半数が何らかの静脈瘤を持っており、年をとるに従い症状を訴えるようになるのです。下肢静脈瘤、怖いですね。潰瘍なんかできたら大変なことです。
<静脈瘤を予防するには>
・長時間立ったまま、座ったままでいないこと。
・寝る時に両足を心臓より高くして寝る(心臓の弱い方はやめてください)。
・体調、体重の管理、太りすぎに注意。特に女性は、ガードルやパンティストッキングなど太ももの位置を締め付けるもの、ウエストをきつく締めるようなベルトは避けましょう。
・弾性ストッキングは起床、立ち上がる前に履くようにしましょう。
・脂肪分 塩分 砂糖を控えましょう。水分を多く取り、ビタミンCとEを取りましょう。
・立ち仕事の場合、足の血液の循環を良くするため、できるだけストレッチと運動をしましょう。
・禁煙しましょう。喫煙は血圧を上昇させ静脈瘤を悪化させます。
・足を組んだり、正座は避けましょう。静脈の流れを悪化させます。
・休憩を取る時は足を15-20cm上げて、心臓より高い位置にくるようにしましょう。
・ハイヒールを避け、かかとの低い靴を履きましょう。
上記以外にもこの様な方も注意!
1、妊婦さん。
2、O脚気味、もしくはO脚の方。
3、歩いているとスカートが変に回る方。
4、ズボンの股関節部に偏ったしわが寄る方。
5、片足立ち(休めの姿勢)の癖がある方。
6、膝を曲げてお尻をべったり地面につけ、その際足首が外にある座り方をする方。
3~6の方は骨盤に歪みのある方です。
O脚、骨盤の歪みによっても静脈が圧迫され静脈瘤になる危険性もあります。何故かということは、O脚、骨盤のコラムで書きますので、その時までのお楽しみ。
<最後に...>
色々と静脈瘤の形成や症状、予防について書きましたが、要は日頃のちょっとした注意や生活習慣の改善で予防できるものでもあります。
当院では、病気や症状に対してのアドバイスやO脚矯正、骨盤矯正も行っていますので、気になる方はご相談、ご来院ください。
女性の独立を応援します!! ママ・セラピー協会
育児中でも通えやすく、少人数のスクールです。あなたもママ・セラピストになりませんか!
<静脈瘤はどのようにできるのか>
静脈は、筋肉の動き、圧迫によって血液を心臓に送り返しています。一定の間隔で弁が存在し、血液の逆流を防止しています。
しかし、血液量の著しい増加や血流障害が原因で、静脈が拡張し、逆流が生じることがあります。 静脈内膜の損傷や炎症により血栓が生じると、更なる血流障害が生じ、弁の機能障害も起こり、逆流は一層促進され、なかなか元の状態に戻らなくなります。
逆流が生じると、血流障害が更に進展され、静脈はますます拡張、腫れてコブを作り蛇行します。これが静脈瘤です。
<静脈瘤になるとどうなるのか>
下肢静脈瘤になると、足が重く感じ疲れやすく、立っていると下肢(足全体)がむくみ、夜にはふくらはぎの筋肉の痙攣などが起こります。下腿(膝より下)に皮膚炎や強い痛みのある皮膚の硬結を起こすことが多々あり、更にひどくなると皮膚の栄養障害から潰瘍ができます。悪性の病気でないので、放置されたり、間違った治療をされることが多いのです。
正しくこの病気を理解すれば、簡単な方法で症状を軽減できます。生まれた時のようなきれいな状態には戻せませんが、下肢の血液の流れを正常に戻し、日常生活にも困らない状態にはできます。
専用靴下を着用すれば下肢に血液は溜まらず、静脈瘤の症状はすぐ取れます。副作用もほとんどありませんし、靴下の種類を探し、自分に合うものを着用すれば静脈瘤は現状よりは悪化しません。起床時、立ち上がる前に必ず着用、一日中履いている必要があるため、慣れないと少々辛いかも。
取扱い書、専門スタッフ、医師の指示に従い正しい知識で着用することをお薦めします。
また、旅行時などの下肢の深部静脈にできる血栓(エコノミークラス症候群)の予防にもなり、命を救うこともあります。最近はデザイン性にも考慮した様々な種類の靴下があります。
下肢静脈瘤は悪性ではありません。しかし、生活する上で日常生活に色々な障害をもたらす病気です。健康と思っている人の約半数が何らかの静脈瘤を持っており、年をとるに従い症状を訴えるようになるのです。下肢静脈瘤、怖いですね。潰瘍なんかできたら大変なことです。
<静脈瘤を予防するには>
・長時間立ったまま、座ったままでいないこと。
・寝る時に両足を心臓より高くして寝る(心臓の弱い方はやめてください)。
・体調、体重の管理、太りすぎに注意。特に女性は、ガードルやパンティストッキングなど太ももの位置を締め付けるもの、ウエストをきつく締めるようなベルトは避けましょう。
・弾性ストッキングは起床、立ち上がる前に履くようにしましょう。
・脂肪分 塩分 砂糖を控えましょう。水分を多く取り、ビタミンCとEを取りましょう。
・立ち仕事の場合、足の血液の循環を良くするため、できるだけストレッチと運動をしましょう。
・禁煙しましょう。喫煙は血圧を上昇させ静脈瘤を悪化させます。
・足を組んだり、正座は避けましょう。静脈の流れを悪化させます。
・休憩を取る時は足を15-20cm上げて、心臓より高い位置にくるようにしましょう。
・ハイヒールを避け、かかとの低い靴を履きましょう。
上記以外にもこの様な方も注意!
1、妊婦さん。
2、O脚気味、もしくはO脚の方。
3、歩いているとスカートが変に回る方。
4、ズボンの股関節部に偏ったしわが寄る方。
5、片足立ち(休めの姿勢)の癖がある方。
6、膝を曲げてお尻をべったり地面につけ、その際足首が外にある座り方をする方。
3~6の方は骨盤に歪みのある方です。
O脚、骨盤の歪みによっても静脈が圧迫され静脈瘤になる危険性もあります。何故かということは、O脚、骨盤のコラムで書きますので、その時までのお楽しみ。
<最後に...>
色々と静脈瘤の形成や症状、予防について書きましたが、要は日頃のちょっとした注意や生活習慣の改善で予防できるものでもあります。
当院では、病気や症状に対してのアドバイスやO脚矯正、骨盤矯正も行っていますので、気になる方はご相談、ご来院ください。
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