炎に魅せられて

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美しくない日もあった美ヶ原(後編)

2010年02月12日 15時25分15秒 | 登山・ハイキング
前編から先に読んでね



見えた

すぐそばまで来ないと見えないほど視界が悪かった。

王ヶ頭ホテルの建物であり、

明りが灯され暖かそうだなぁ・・・。




すぐにでも暖をとりたい気持ちだが、

まず山頂にて記念撮影




セルフタイマーで私も映りたいのだが、

強風でうまくいかねぇよ・・・

ミニ三脚を持っていってるのに、手が冷たくて、それを出す気にも慣れない・・・





考えてみたらこの登り、誰一人合わなかった・・・。

ホテルに入り、ようやく人と会い、言葉を交わす。

昼食を持参したのだが、外ではとても食べる気になれず、

ホテルで暖かいものをいただくことにした。



ついでにコーヒーまで注文し、のんびり過ごす・・・


こんな悪天候でも、お客さん(観光客)がいると見え、

おばちゃまたちの姿が目に付いた。


ここまで車で来れば何のことはないのだ・・・。


苦労して歩いてきたのは何なんだ


などと嘆いていては登山にならないので、気持ちを切り替える。


コーヒーを飲みながら、ルートを考えた。

ここから「塩くれ場」まで30分。

強風がもろに当たりそうなところを30分も歩く気力はない・・・。

また、雪がどのような状態になっているかもわからず、

視界も悪ければ、まともに歩けないかもしれない。

こんなとこで迷子になっていてはたまったもんぢゃない・・・。

できるならホテルのバスに乗って下山したい気持ちだけど、

それだけは気持ちが許さず、だいたい、車が走るルートだと、

とんでもないところに連れて行かれちゃうので、

ここは登って来たルートをそのまま帰ることにしよう。


13時13分、ホテルを出発。



重装備のため、体は寒くはない。

しかし、手の指先が冷たい・・・。

昨年買ったスキー用のグローブで、ゴアテックスだったんだが、

どうやらグローブの中まで水分が充満しているようだ・・・。

濡れた手で何度もグローブをとったり付けたりしていたからなぁ・・・。


このままで塩くれ場に向かっていたら、指先が凍傷になっていたかも知れないな。


まぁルート変更をプラス思考に捉えて下山だ


ちょっと歩いてすぐ、観念してかんじきを装着して歩こう・・・。







少し歩いたら、かんじきをアイゼンに履きかえる。

下りは危険だ。

氷の上を一歩一歩踏ん張り、アイゼンの剣先を刺すようにして歩く。

無人小屋のあたりまで来て、アイゼンを脱ぐ。

このあたりまで下がったら、寒さも和らいだ。

気持ちにゆとりもでき、融けかけの樹氷を撮る余裕も・・・




13時ジャスト、

駐車場に到着・・・。




お疲れさんでした






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