ボクら新潟県中越地区の住民にとって、20年前に発生した「新潟県中越地震」は生涯忘れられない負の思い出です。地震からちょうど20年経過した今年は、地震が発生した10月23日を中心に、各地や各施設で様々な式典やイベントが行われています。今日のブログの記事も、そんな話題です。
先日のこと、長岡市にある新潟県立歴史博物館で12月3日から始まった企画展、「新潟県中越地震20年〜それでもわが大地を愛し続ける」を見学に行ってきました。県立歴史博物館、通称「歴博」は、わが家から車で10分ほどのところにあります。近所にある「博物館」ということもあり、ボクは家族で子どもたちを連れて来たり、妻と大人だけで企画展を見に来たり、何度もここを訪れています。
今回の企画展「それでもわが大地を愛し続ける」は、中越地震の被害を受けた地区の中でも「山古志地区」に焦点を当てた写真展でした。地震の被害を写した当時の生々しい被災地の写真だけではなく、そこから人々がたくましく復興を成し遂げていく様子の写真がたくさんあり、心に響くものがありました。と同時に、「この記憶はいつまでも語り継いでいかなければならないな…」ということも、深く自覚し考えさせられました。
山古志の写真と一緒に、日本の素朴な風景画を描く原田泰治さんの作品(原画に近い「ピエゾグラフ」)も展示されていて、こちらも素晴らしかったです。なんでも、中越地震の直後に、「被災地を元気づけるために」と原田泰治さんが寄贈さしてくださった作品だそうです。
この歴博の企画展「それでもわが大地を愛し続ける」は、入場無料。来年の1月13日(月)まで実施されています。興味ある方は足をお運びください。