最近ボクは、発酵とか酵母とか麹とかに興味をもっています。やっぱり年齢を重ねて、健康志向というか自然食品志向が強くなってきたんでしょうね、「身体にいいこと何かやってる?」って、郷ひろみが白い歯をキラリとさせて微笑むイメージなんですけどね。(←これ、わかる人は同世代でしょうね。「サンキストレモン」のCMです。)
ボクがかつて単身赴任をしていた阿賀町津川の糀屋の女将である山﨑京子さんが、「女将が伝える糀生活~糀入門~」という本を出版されたというニュースを聞いて、早速図書館から借りてきました。文字も大きく100ページちょっとの薄い本でしたので、あっと言う間に興味深く読み終えました。
「麹」と「糀」。同じ「こうじ」という読みですが、使い分けがあるんだそうですよ。「麹」は、原料となる穀物(米、麦、豆など)を蒸したものを潰して餅状にして「麹菌」を付着させ、培養したもの。「麹」は「こうじ」の総称です。「麹」という漢字は中国から伝わったものだそうです。
それに対して「糀」は文字通り米を原料としたもの。「糀」は「米にコウジカビが生える様子が、花が咲くように見える」ことから、日本でつくられた国字だそうです。しかも原料を潰したり餅状にしたりせずに、米粒そのままを使うのだそうです。つまり、「糀」は「麹」の部分集合ということなんですね。
ちなみに「麹」には、「ダイエットを助ける効果」「美肌効果」「便秘を予防・解消する効果」「血圧を下げる効果」などがあるそうですよ。こりゃいいことずくめですね。エビデンスはないらしいですけど、昔から日本人は「生活の知恵」として「麹とともに生活」していたってわけです。
山﨑さんのこの本「糀入門」を読みながら、単身赴任時代に津川に住む同僚の家に夕食を招待されて、はじめて「ニシンの麹漬け」を食べた時の感動を思い出しました。しかも、それぞれの家庭に「わが家流の『ニシンの麹漬け』」があることを知り、当時ビックリした記憶も蘇りました。「なんで麹漬け?」「なんで海から遠い津川でニシン?」って当時思っていましたが、この本を読んでその謎が無事に解けました。
新潟日報事業社が発酵、いや発行した「女将が伝える糀生活~糀入門~」。ボクに阿賀町での単身赴任時代を思い出させてくれるとともに、「もっと麹や発酵について知りたいなぁ…」と刺激を与えてくれる本でした。
今年はのんびりと阿賀町を訪れ、美味い「蕎麦」や「ニシンの麹漬け」を食べたいなぁ…。温泉にも入りたいなぁ…。と、しみじみ思いました。
さて、今日も「タケ・タケ・エヴリバディ!」をお読みいただき、ありがとうございました。今日で3月も終わりですので、今月更新した記事の一覧を整理しておきたいと思います。興味のある未読の記事がありましたら、ぜひクリックしてご覧ください。
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- 農村レストラン「すがばたけ」の手打ち蕎麦!(2022年03月26日 | 食いしん坊バンザイ)
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- 蕎麦屋「六四篭」と栃尾のあぶらげ(2022年03月10日 | 食いしん坊バンザイ)
- 竹プラスチックだと?!(2022年03月09日 | 竹と生きる)
- 日本酒のつまみに最適!豆醍醐!(2022年03月08日 | 食いしん坊バンザイ)
- 3回目のワクチン接種!(2022年03月07日 | 徒然なるままに)
- ドラマで活躍するお笑い芸人(2022年03月06日 | 徒然なるままに)
- 「乱」と「変」(2022年03月05日 | 徒然なるままに)
- 誰かプーチンを止めてくれ!(2022年03月04日 | 徒然なるままに)
- つまらない住宅地のすべての家(2022年03月03日 | 読みました!見ました!)
- 現代農業「竹やぶ減らし」(2022年03月02日 | 竹と生きる)
- コンフィデンスマンJP英雄編(2022年03月01日 | 読みました!見ました!)
…で、先日「阿賀町で正夢と白昼夢の旅へ 新潟県東蒲原郡阿賀町観光案内」と言うパンフレットを新潟大学病院のバス停(新潟大学病院には阿賀町から直行便が出ています)で見つけていただいのですが、全40ページ、フルカラー、その豪華さは「はんぱねぇ~」って感じでびっくり。「いくらかかっているんだろ?」とつい考えてしまいました。
山崎糀屋さんもちゃんと掲載されていました。(当然でしょうけど…。)パンフレットを眺めて「懐かしいなぁ~」「また行きたいな~」と思って読んでいました。
機会がありましたが是非ゲットして欲しいと思います。ありがとうございました。
ボクは阿賀町勤務時代に、麒麟山酒造が作った市場に出ない品評会用の日本酒をいただいたことがあるのですが、その美味さに心から感動した覚えがあります。
阿賀町のパンフレット、ぜひ見たいです。振興局に行けば手に入るかもですね?