総合診療医からの健康アドバイス

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ニートを増やせ

2017-10-30 09:27:47 | 医療情報
 皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。
 今回の台風22号は、沖縄本島接近時の気圧が975ヘクトパスカルと、最近の台風では弱い方でした。がしかし、やはり台風。雨も風も強烈で、各地で被害が出ています。数字はあまり関係ないみたいですね。では、本題へ。
 
 
 
 
 NEAT(ニート)とはNon-Exercise-Activity-Thermogenesisの略語で、運動以外の身体活動によるエネルギー消費です。
 
 
 
ウォーキングやジョギングやスポーツではありません。
 
 
 
 ニートは、歩行、散歩、家事、庭仕事、余暇活動、仕事中の活動などの他、家の中や職場でじっとしていても、姿勢の保持、貧乏ゆすりなども重要です。
 
 
 
 カロリー消費全体の量ではニートが運動をはるかに超えています。
 
 
 すなわち、一般の人々では運動よりもニートで消費するエネルギー量の方が多いのです。
 
 
 
 
 昼間の活動時間の長さ全体からみると、運動時間は概して短いですから、「少しでも体を動かす」ニートが消費エネルギーとしては多くなる、ということですね。
 
 
 ニートは、肥満や糖尿病、動脈硬化症の予防の鍵ともなりますね。
 


 ニートを増やす行動を普段の生活に取り入れましょう。



 まず、歩ける距離であれば自家用車やタクシーを使わない、こまめに家の掃除をする、電車では立つ、駅でエスカレーターではなく階段を使うといったことです。



 何か考え事をする際にも、できるだけ近くの公園に立ち寄って、歩き回るようにするとよいでしょう。


 散歩はアイデア着想にもよい効果をもたらすことがわかっています。

 

 

本島北部のとあるホテルのプール

 

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