ニートを増やすための地域デザイン

　皆様こんにちは。総合診療医からの健康アドバイスの時間です。

　昨日の沖縄は那覇において最高気温が21.7℃。何と六月十七日以来の25℃以下だったそうです。台風22号の影響で一時的に西高東低の冬型の気圧配置と寒気の流れ込みで日が差さずにずっと曇っていたせいでしょうと。しかし、今日からはまた25℃以上の夏日に戻るそうです。着るものに悩みますね。では、本題へ。

 

　最近、住んでいる地域の構造と住民の身体活動（加速度計で測定）についての世界的な研究がランセット誌に発表されました。

　身体活動が活発になることはすなわち、ニートが高まるということを意味します。

　その結果、住民の身体活動が活発になるには、地域の構造が重要であることが判明しました。

　具体的には、歩道が地域内の移動の中心的な役割となっていること、公共交通機関が整備されていること、そして公園が充実していること、などの身体活動をサポートする構造です。

　これらの構造の全てを有している地域の住民はかなりの身体活動を行っていました。

　公共交通機関はなかでも重要です。

　自動車に依存せずに、公共交通機関を利用しようと思うと、自然に駅やバス停などへ歩行で移動する必要性が出てきますね。

　今回の研究では世界の地域でほぼ同じ結果が出たという意味で画期的です。

　北米、欧州、中米、アジア、ニュージーランドなどで行われ、いずれの都市でも、歩道、公共交通機関、公園、の３つのコアデザインが有意な因子であったのです。

 

 

本島北部、恩納村のビーチ

 

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